今回紹介するのは、海外で有名なフォトグラファーたちのポートフォリオサイトです。前回、関西写真部SHAREリーダーの小野友暉さんが紹介した国内の写真家ポートフォリオに続き、今回は国外のフォトグラファーたちのサイトを一覧にしました。
1 Tim Walker(ティム・ウォーカー)
イギリス出身のフォトグラファー「Tim Walker(ティム・ウォーカー)」。25歳から本格的に写真家としての活動を始めました。
世界的人気ブランドDiorなどの広告キャンペーンなども数多く手がけており、彼の撮る写真は時代を問わず愛されるファンタージーで見る人を幸せな気分にさせる作品です。 Lady GagaやHarry Stylesなど有名アーティストを個性的に写した作品も度々話題になっています。 |
2 Andreas Gursky (アンドレアス・グルスキー)
ドイツ出身のフォトグラファー「Andreas Gursky (アンドレアス・グルスキー)」。芸術家の心を持つ彼の作品は、世に存在する写真の中で最も高い金額がつけられるほど評価されています。
ロンドン、ニューヨーク、パリ、チューリッヒ、ベルリン、北京など、さまざまな国で展示会を開催しています。世界を旅しながら撮影した作品集には日本も含まれており、Amazonでも販売されているので、いつでも彼の作品を楽しむことができます。 |
3 Ryan McGinley(ライアン・マッギンリー)
アメリカ出身のフォトグラファー「Ryan McGinley(ライアン・マッギンリー)」。
日本での個展も反響を呼びました。そんな彼は、自費出版をした初写真集『The Kids Are All Right』をきっかけに業界でその名を広め、のちに世界中で彼の作品に影響されるファンができるほど有名になりました。 |
4 Vivian Maier(ヴィヴィアン・マイヤー)
アメリカ出身のフォトグラファー「Vivian Maier(ヴィヴィアン・マイヤー)」。
ドキュメンタリー映画が出るほど世間からの注目を集め、50年間写真を撮り続け、10 万枚以上のネガを残しています。 カラー写真に切り替えてからは、コダック エクタクローム 35mm フィルムや、ライカ IIIc とさまざまなドイツ製一眼レフ カメラを使用していました。 2009年に他界していますが、彼女の素晴らしい作品を未来に残すためにポートフォリオサイトに多くの写真がカタログ化されています。 |
5 Paul Nicklen(ポール・ニックレン)
カナダ出身の写真家、映画製作者、海洋生物学者で20年以上にわたり地球を写し続けてきた「Paul Nicklen(ポール・ニックレン)」。
ナショナル ジオグラフィック誌とソニー アーティザン オブ イメージのフォトグラファーとして活躍し、BBC ワイルドライフ フォトグラファー オブ ザ イヤーや名誉あるワールド プレス フォト フォトジャーナリズム賞など、彼の分野の写真家に与えられる最高の賞の 30 以上を獲得するなど、世界で最も評価の高い自然写真家の 1 人として注目を集めています。 また、写真家としての活動に収まらず、講演者、作家、科学者、映画製作者、自然保護活動家として、さまざまな才能を発揮しています。 |
6 Erik Johansson(エリック・ヨハンソン)
1985 年生まれ。スウェーデン出身でチェコ共和国のプラハを拠点とするフォトグラファー「Erik Johansson(エリック・ヨハンソン)」。
幻想的で非現実的な、作品の中で生きるものたちに吸い込まれそうになる魅力に夢中になる人々が大勢います。誰にも真似することのできない合成・編集技術に各国のフォトグラファーが注目しています。 トヨタ、ピンク・フロイド、ボルボ、ハイネケン、アドビ、グーグル、マイクロソフトなどをクライアントに持ち、Hasselblad & Eizo のアンバサダーでもあります。 |
7 Lara Jade(ララ・ジェイド)
イギリスのスタッフォードシャー生まれの写真家・Lara Jade(ララ・ジェイド)。
17歳で大学に進学した後も写真活動に取り組み続け、大学卒業後にロンドンへ移りファッション写真家として実績を積み上げていきます。 現在はニューヨークに住んでおり、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンの間で仕事をしながら世界で活躍しています。 |
8 Mario Testino (マリオ・テスティノ)
ペルー出身、40年以上のキャリアを持つフォトグラファー 「Mario Testino (マリオ・テスティノ)」。
イギリスを拠点に、ファッションフォトグラファーとして活躍をしています。VOGUEをはじめとする最先端を行く雑誌などでかかせない存在となっています。 さらに、グッチ、バーバリー、ヴェルサーチ、マイケル コースからシャネル、エスティ ローダー、ドルチェ & ガッバーナに至る世界的ブランドのイメージを作成し、クリエイティブ ディレクター、ゲスト エディター、美術館の創設者、アート コレクター/コラボレーター、起業家としての一連の仕事を実現しています。 |
9 Kyle Thompson(カイル・トンプソン)
1992年1月11日にシカゴで生まれた写真家Kyle Thompson(カイル・トンプソン)。
19歳で写真を撮り始め、現在ではナショナルジオグラフィック、Harper’s Bazaar(スペイン)、Metal Magazineなど、数多くの有名雑誌やテレビ番組で取り上げられています。 アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「reddit」への作品投稿をきっかけに世界から注目を集めるようになり、独特な世界観のセルフポートレート写真集なども高い評価を得ています。 |
10 Michael David Adams (マイケル・デヴィッド・アダムス)
ニューヨークで活躍する、ファッション・ビューティーフォトグラファー「Michael David Adams (マイケル・デヴィッド・アダムス)」。
美しすぎる彼の作品は、見る人の心を揺さぶり想像力を膨らませます。ポートフォリオサイトでは、モノクロ写真にマウスを重ねると色がつき、2度楽しいサイトになっています。 ファッション雑誌ELLE、BAZAAR、VOGUEなどの撮影を手掛けています。 |
11 Cassandra Klos(カサンドラ・クロス)
1991年生まれ。アメリカを拠点に活動するフォトグラファー「Cassandra Klos(カサンドラ・クロス)」。
グリフィン写真美術館やボストン公立図書館での個展を含む米国内での展示から、ビエンヌ写真フェスティバルやラゴス写真フェスティバルなどのフェスティバルでの国際的な展示も行うなど、幅広く活動しています。 大自然の中で撮影されたポートレートや、フィルムカメラで撮影された作品が有名です。TimeMagazinなどでフォトグラファーを勤めています。 |
12 Petra Collins (ペトラ・コリンズ)
カナダ出身のフォトグァファー「Petra Collins (ペトラ・コリンズ)」。
15 歳から撮影を始めた彼女の作品は、すぐに世界中の若い女性を魅了し、数多くのアーティスト、モデルの撮影を手掛けてきました。 GUCCIやBVLGARI、adidasなど、レトロ映画のワンシーンを切り取ったようなノスタルジックな表現を残しつつ、現代のブランドイメージを向上させる広告写真が魅力的です。 |
13 Maleonn(マレオン)
1972年、中国・上海出身の写真家「Maleonn(マレオン)」。
両親どちらもアーティストだっためアートワークに取り組むことが自然だったマンレンは12歳のときに上海華山芸術学校に通ったあと、中学から大学にかけて絵画やグラフィックデザインについて勉強をします。 2004年に写真家としての活動をスタートさせ、2年の苦労を経て多くのギャラリーから展示の依頼が来るようになります。彼の個性的な作品と、面白いプロジェクトはファンを常にワクワクさせてくれます。 |
14 Steven Meisel (スティーブン・マイゼル)
アメリカ出身のフォトグラファー「Steven Meisel (スティーブン・マイゼル)」。
元々はイラストレーターをしていましたが、現在は写真家として活動をしています。ナオミ・キャンベルをトップモデルまで育てたことでも有名です。 プラダ、ミュウミュウ、ロエベ、モスキーノ、コーチ、ディオール、イヴ・サンローランなど、多数のブランド広告を手掛けています。 |
15 David Sims (デイヴィッド・シミズ)
英国ファッションフォトグラファー「David Sims (デイヴィッド・シミズ)」。
雑誌「i-D」で表紙のフォトグラファー を務めるなど出版業界で幅広く活躍しています。彼は自身が手がける作品によって想いを発信し続けています。 |
16 Terry Richardson (テリー・リチャードソン)
1965年生まれ。アメリカ出身のフォトグラファー「Terry Richardson (テリー・リチャードソン)」。
マークジェイコブスやシュプリームなどのハイブランドの広告写真などを手がけたことで知られています。ボブ・リチャードソンの血を継いでいるだけあり、豊かな想像力やセンスが高く評価されています。 |
17 sølve sundsbø(ソルヴァ・スンツボ)
ノルウェー出身、ロンドンを拠点とするファッション フォトグラファー兼映画製作者「sølve sundsbø(ソルヴァ・スンツボ)」。 Chanel、Armani、Cartier、Mugler、Gucci、Prada、Louis Vuitton、Hermes、Guerlain などの主要なファッションおよび美容ブランドの写真や動画を撮影しており、NY Times の作品「14 Actors Acting」は、ニュースとドキュメンタリー番組への新しいアプローチでエミー賞を受賞しています。 異世界的なコンセプト、スタイルの多様性、新しいテクノロジーに対する寛容さでアート業界から一般まで、幅広い世代から尊敬されています。 |
18 Corinne Day (コリン・デイ)
イギリス出身のフォトグラファー「Corinne Day (コリン・デイ)」。 2010年に亡くなってしまいましたが、その後もサイトは残り続け、人々の心に染みついています。ケイト・モスの若い頃の写真などが有名で、女性のポートレートを撮影するフォトグラファーの中でも特に評価されています。 |
19 Rankin (ランキン)
イギリス出身のフォトグラファー「Rankin (ランキン)」。
あの世界的アーティストLadyGagaに指名されるほどスーパースターたちからの注目の的です。アート写真なども追求しているランキンの発想力は驚き満載です。 |
20 Stephen Shore (スティーブン・ショア)
アメリカ出身のフォトグラファー「Stephen Shore (スティーブン・ショア)」。
14歳にして作品が評価されみるみるうちに成長を遂げた彼は、世界のカルチャーを発信し続けています。彼のテーマ性のある写真集や古典などに、若者から大人までの大勢が関心を示しています。 |
21 Olivia Bee (オリビア・ビー)
アメリカ出身のフォトグラファー「Olivia Bee (オリビア・ビー)」。
ガーリーフォトが女性の心を掴む若手写真家です。自分自身の考えやアイデアを尊重し、彼女にしか撮ることのできない作品が話題になっています。 |
22 Sandy Kim (サンディ・キム)
アメリカ出身のフォトグラファー「Sandy Kim (サンディ・キム)」。
韓国系アメリカ人で、カリスマ的存在な彼女の大胆な写真集は各国のフォトグラファーたちに影響を与えています。 |
23 Loretta Lux (ロレッタ・ラックス)
ドイツ出身のフォトグラファー「Loretta Lux (ロレッタ・ラックス)」。
まるで絵本を見ているかのような気分にさせる少女や少年の写真を撮るロレッタ。可愛らしさと奇妙な雰囲気が、不思議な感覚にさせられます。 |
24 Julie Blackmon (ジュリー・ブラックモン)
アメリカ出身のフォトグラファー「Julie Blackmon (ジュリー・ブラックモン)」。
5年間にわたり自身の家庭の日常を切り取った写真集が話題になりました。光を灯されたようにあったかい気持ちになる彼の作品にファンは当たり前な幸せに目を向けることを学んでいます。 |
25 Sally Mann (サリー・マン)
アメリカ出身のフォトグラファー「Sally Mann (サリー・マン)」。
子供にしかない表情を捉え、自然の中で生きる人々のありのままを写真でおさめています。現在は、米国の地方の方で家族と暮らしながら、大判カメラを使用し自然の写真を撮影しています。 |
26 Cindy Sherman (シンディ・シャーマン)
アメリカ出身のフォトグラファー「Cindy Sherman (シンディ・シャーマン)」。
自分自身をモデルとしたセルフポートレート作品が有名です。彼女のポートフォリオは、写真展を見ているよな、作品に触れているという感覚を与えてくれるサイトになっています。 |
27 Andres Serrano (アンドレス・セラーノ)
アメリカ出身のフォトグラファー「Andres Serrano (アンドレス・セラーノ)」。
歴史と美術を組み合わせた作品が注目され、supremeなどのブランドとのコラボレーションも実現させるなどトレンドを作り出し続けています。 |
28 Mark Segal (マーク・セガル)
アメリカ出身のフォトグラファー「Mark Segal (マーク・セガル)」。
服が生きた写真で評価され、現在ではファッションフォトグラファーとして活躍しています。 |
29 Theo Gosselin (テオ・ゴセリン)
1990年生まれ、フランスの写真家テオ・ゴセリン「Theo Gosselin (テオ・ゴセリン)」。
フィルムカメラで撮影された作品集「Sans Limites」が話題を集め、出版業界からの注目を浴びています。 |
30 Lynn Johnson(リン・ジョンソン)
1970年代から写真家の仕事を始め、雑誌のフォトグラファーとして活動している「Lynn Johnson(リン・ジョンソン)」。
鳥インフルエンザウイルスの感染者の姿を切り取った写真に世界中の人々が圧倒されました。 |
31 Steve McCurry(スティーブ・マッカリー)
「アフガンの少女」でその名を広めたスティーブ・マッカリー。
カラーで撮影された報道写真が評価されています。フォトエッセイで数多くの賞を受賞しました。 |
32 Mario Testino (マリオ・テスティーノ)
ペルー出身のフォトグラファー「Mario Testino (マリオ・テスティーノ)」。
イギリスを中心に活動し、マドンナやジャネットジャクソンなどの大物アーティストを撮影しました。ファッション写真かとして知られており、Vogueのフォトグラファーとしても活躍しています。 |
33 Maggie Steber(マギー・スティーバー)
1949年、アメリカ出身のフォトグラファー「Maggie Steber(マギー・スティーバー)。
カリブ国のハイチを約30年に渡り取材をしてきた世界的有名なフォトジャーナリスト。社会が抱えるあらゆる問題や自然災害などを写しています。写真で伝えることに情熱を注ぎ続け、彼女の撮影するドキュメンタリーに多くの関心の声が寄せられています。 |
34 Jodi Cobb (ジョディ・コッブ)
アメリカで活躍するフォトグラファー 「Jodi Cobb (ジョディ・コッブ)」。
ナショナルジオグラフィック誌で過去に4人ほどしかいない契約写真家の一人です。彼女のポートフォリオサイトでは、各テーマや専門職業のページに分かれています。「geisha(げいしゃ)」では日本で撮影された伝統的な芸者さんの舞台裏などが撮影されており、日本人も知らない日本の姿を目にすることができます。 |
35 Frans Lanting (フランス・ランティング)
オランダ出身のフォトグラファー「Frans Lanting (フランス・ランティング)」。
写真を通じて生態系を守ることの大切さを広めています。自然写真家としての実績を数多く残しており、これまでにレナート・ニルソン賞や英国BBCの年度賞などを受賞しています。 |
36 Anne Geddes (アン・ゲデス)
オーストラリア出身のフォトグラファー「Anne Geddes (アン・ゲデス)」。
子供をモデルとしたユーモアな作品が話題を集めています。赤ちゃんにしかない魅力を最大限に生かした作品の数々は、見るひとの心に癒しを与えています。 |
37 Anatoly Beloschin (アナトリー・ベロシュチン)
ロシアで活躍する水中フォトグラファー「Anatoly Beloschin (アナトリー・ベロシュチン)」。
テレビ番組で紹介されるなど、幻想的で不思議な世界観を持つ彼女ならではの撮影スタイルに注目です。もともとプロのダイビングインストラクターでしたが、現在では写真家として海外を飛び回っています。 |
38 Sharif Hamza (シェリフ・ハムザ)
ロンドン出身のフォトグラファー「Sharif Hamza (シェリフ・ハムザ)」。
ニューヨークなどで活躍しており、ファッション雑誌Vogueなどのフォトグラファーを勤めている。キリッとしたモード写真が印象的です。 |
39 Mary Ellen Mark(メアリー・エレン・マーク)
1940年アメリカのペンシルベニア州で生まれたMary Ellen Mark(メアリー・エレン・マーク)。
9歳の頃にブローニーで写真を撮り初め、2015年まで長い写真家人生をおくりました。彼女は50年以上にわたり世界中をまわり、各国の社会問題を写真集や展示で発表しています。 世界写真協会の優秀貢献写真賞や生涯写真賞など数々の賞も受賞しており、シアトルの子供たちに関する写真エッセイはアカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリー映画「Streetwise(子供たちをよろしく)」の元になっています。 |
40 Alec Soth ( アウレック・ソス)
アメリカ出身のフォトグラファー「Alec Soth ( アウレック・ソス)」。
ロードトリップ作品で多くの写真家に影響を与えています。写真新世紀の審査員を務めるなど、日本や世界中から支持を集めています。 |
最後に
以上、海外の有名な写真家、カメラマンのポートフォリオを紹介してきました!作品一枚一枚が生きたポートフォリオから、その写真家のこれまでも見えてくるような感覚になります。みなさんもぜひ、ポートフォリオのサイトじっくり見てくださいね。