写真や動画を撮影する際に霧のような演出を加えることができる小型フォグマシン「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」。
バッテリー式・Type-C充電式なのでどこにでも持ち運びができ、リモコンでの遠隔操作も可能です。
プロ演出を実現するさまざまな機能を搭載しながらҰ14,999と低価格なところも魅力的。今回は「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」を実際に使用してみたのでレビューをお届けします。
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」を開封
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」が届いたので開封していきます。
専用の収納ケースに入った状態で届きます。手持ちハンドルがついているので移動に便利!
ケースを開けると、「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」本体やアタッチメントなど付属品が入っています。
・「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」本体 ・リモコン ・フレックスホース ・カーブチューブ×2 ・ストレートチューブ ・スポンジフィルター ・噴霧チャンバー ・Type-C充電ケーブル ・18650バッテリー
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」の使用方法
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」を使用するにはバッテリーの挿入と液体のセッティングが必要です。
バッテリー挿入部は「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」本体の底面にあります。
小さな丸が沢山ついている細長の部分を指で押しながら外側にスライドすると、バッテリー挿入部が出てきます。
付属品の中にあるリチウムイオン充電池・18650バッテリーを挿入します。
18650バッテリーを挿入しました。Type-Cで本体充電も可能です。
次に霧を演出するための液体を入れます。
植物性グリセリン+プロピレングリコールの成分を使用したフォグフルードの容量は60mL、「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」に設置する噴霧チャンバーの容量は8mLとなっています。
まずは噴霧チャンバーの蓋を開けます。
フォグフルードの先から、噴霧チャンバーに液体を注ぎます。とても細かい作業なので溢れないように要注意!
液体を入れたら蓋を閉めます。
続いて、噴霧チャンバーを本体にセットします。
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」上部の蓋を開けると、噴霧チャンバーの挿入部があります。
噴霧チャンバーを回し、しっかりと固定します。
噴霧チャンバーをセットできたら、蓋を閉めます。これで準備完了!
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」の前面には遠隔操作ができるリモコンがあります。
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」のボタンと押し電源を入れ…
リモコンから霧の増減やフォグ効果の切り替えを行います。あとはかっこよく演出したい被写体に向けて霧を放出するだけです!
※家や室内で使用する場合、火災報知器が反応する可能性があるので気をつけてください。
演出の幅を広げる4つのアタッチが付属
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」にはさまざまな演出をするための4つのアタッチメントが付属しています。
蓋の部分に取り付けるだけで、交換がとても簡単なのでセットに時間がかかりません。
◾️ストレートパイプ
フォグの速度を上げるストレートパイプ。勢いよく霧が出てきます。
◾️エルボ
フォグの方向を調節できるエルボ。前後左右にくるくる回せるので、撮影をしながら色々な被写体に当てたいときに便利です。
◾️バンブーパイプ
エルボよりさらに自由自在にフォグの方向を調節できるバンブーパイプ。斜め方向への調節ができ、上から下に向かって被写体に霧をかけたいときにぴったりです。
◾️コットンノズルスリーブ
バンブーパイプに取り付けて使用するコットンノズルスリーブ。ドライアイスのようなふわふわした霧が出てきます。下方向に出すと机にふわっと霧が広がりとても美しい演出ができます。料理撮影で活躍してくれそうです。
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」の作例写真
カラーライティングをし、フィギュアの撮影を行いました。
Photo by Yuki Kono
Photo by Yuki Kono
フォグマシンを導入することで、いつもの撮影がよりクリエイティブで面白い演出を楽しめます。「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」はコンパクトサイズで霧の調節もできるので、作例写真のようなフィギュアや商品撮影、料理撮影など卓上で撮影したいときにも気軽にできて便利です。
霧を放出する際の音もとても静かなので周りの目を気にせず使いやすいところも魅力のひとつ。手持ちでも負担がないコンパクト&軽量なので、色々な方向から霧を当てたり、動画撮影で歩きながら霧を当てたりすることもできます。
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」の特徴
すでに「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」について沢山の魅力を知っていただけたと思いますが、他にも3つの知っていただきたい特徴があります。
36種類のフォグ効果を搭載
リモコンに表示される画面を見ながらさまざまなフォグ効果を試すことができます。
「ノーマルモード」の場合はフォグの強度と速度を自分好みに調節でき、「プロモード」ではループや持続、タイムラプスなどを設定することができます。
ノーマルモードの場合、スプレーボタンを押している時にしか霧が噴出されませんが、プロモードの持続にすれば霧を出し続けてくれるので撮影で両手が塞がりスプレーボタンを押せない時に嬉しい機能です。
最大10mの距離で操作が可能
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」本体とリモコンは最大10mの距離で遠隔操作を行えます。
ポートレート撮影で被写体と距離をとって撮影したいときなど、カメラマンがフォグマシンから離れてしまう状況でも10mまでであれば霧の強弱を変えたり、霧を出し続けることができます。
1/4 ” マウントでスタンドに取り付けできる!
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」の底面には1/4 “ネジの取り付けスロットがあり、スタンドに取り付けが可能です。
アシスタントいらずで自由な霧の演出ができ、机のない屋外での撮影シーンでも設置場所に困りません。
スタンドがあれば自分では届かない高い位置からも、低い位置からも霧を放出できるので演出の幅が広がります。
製品仕様
「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」の製品仕様はこちらです。
サイズ | 58.11mm×57.73mm×163.50mm |
重量 | 366.5g |
最大出力 | 40W |
煙のレベル | 36 |
単一操作の時間 | 1min~30min |
充電パラメーター | Type-C(5V⎓2A) |
充電時間 | 約2.5時間 |
「噴霧チャンバー」は要領が8mlとなっており、最大出力の場合は10分程度使用し続けられます。購入時に付属しているフォグフルードは60mlなので、7~8回ほど使用できます。
噴霧チャンバーはUlanzi公式オンラインショップで単体購入できますが、フォグフルードはないので、頻繁に使用する方はあらかじめ大容量のものを用意しておくと安心です。
まとめ
以上、「Ulanzi FM01 FILMOG Ace」のレビューをお届けしました。すでに世界中のカメラファンが注目している商品で再入荷待ち状態になることもあります。
フォグマシンを使用する上で必要なものは全て収納バックに入り、いつでも、どこでもスピーディーにフォグマシンのセットができます。特にアタッチメントが素晴らしく、森の中でミステリアスなシーンを演出したり、料理からほかほかの湯気が出ているかのような演出など、幅広いシーンで活躍してくれます。
ぜひ興味のある方は公式オンラインショップをチェックしてみてください。