Mary Ellen Mar
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数々のドキュメンタリー写真で社会の表と裏側を発信し続けた、今は亡き女性写真家Mary Ellen Mark(メアリー・エレン・マーク)。

ホームレスや売春婦、麻薬中毒などの社会問題にカメラを向け、展示や作品集を通じて多くの人々に影響を与えました。これまで数々の賞を受賞し、積極的に作品発信を行ってきたMaryの写真は現代を生きる私たちが見ても心動かされるテーマ性と魅力を持っています。

今回は、そんな彼女の写真家人生と、話題となった写真集をご紹介します。

 

Mary Ellen Mark(メアリー・エレン・マーク)とは

Mary Ellen Mar

出展:https://vimeo.com/55593494

1940年アメリカのペンシルベニア州で生まれたMary Ellen Mark(メアリー・エレン・マーク)。

9歳の頃にブローニーで写真を撮り初め、2015年まで長い写真家人生をおくりました。彼女は50年以上にわたり世界中をまわり、各国の社会問題を写真集や展示で発表しています。

世界写真協会の優秀貢献写真賞や生涯写真賞など数々の賞も受賞しており、シアトルの子供たちに関する写真エッセイはアカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリー映画「Streetwise(子供たちをよろしく)」の元になっています。

 

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世界中で500回以上も展示・展覧会に出展

Mary Ellen Mar

出展:www.faheykleingallery.com

Mary Ellen Markのこれまでの展示・展覧会の実績を見ると500以上ものギャラリーや美術館で作品発表を行っています。

亡くなった現在でも、Maryが30年間撮りためた写真の展覧会『Tiny: Revisited』がニューヨークで開催されたり、世界各国のギャラリーでMaryの作品が展示されています。

 

Maryを魅了したポラロイドカメラ

 

Mary Ellen Mar

出展:Mary Ellen Mar HP

1995年、Maryは20X24ポラロイドカメラに魅了され、さまざまなプロジェクトにポラロイドカメラを使用するようになりました。

撮影してすぐにプリント写真が出てくるため編集作業などがないことから、1枚1枚すべての写真がシャッターを切ったときに完璧でなくてはならならいという課題に向き合っていました。

Mary Ellen Mar

出展:Mary Ellen Mar HP

Mary Ellen Mar

出展:Mary Ellen Mar HP

Maryがポラロイドカメラで撮影した写真は、ポートフォリオサイトやこれまで発売した写真集で見ることができます。

ポラロイド写真を見ると、その一瞬を大切に切り取っていることが分かり、カメラの向こう側に立つ被写体とMaryがどんな瞬間を過ごしたのか想像を膨らませられるところも、Maryが撮る写真の魅力なんだと思います。

 

最後の作品として注目を集めた「Tiny:Streetwise Revisited」

アカデミー賞にノミネートされた1984年のドキュメンタリー映画「Streetwise」で取り上げられた子供の中にいた一人の少女Tiny。

農場での生活、毛皮にダイアモンド、可愛い子供を持つことを夢見ている13歳の売春婦Tinyをドキュメンタリー写真家であるMaryは30年間も追い続けました。

 

写真集や展示での作品発表だけでなく、映画監督である夫のMartin Bellとともに「TINY:The Life of Erin Blackwell」を制作し映像でもTinyの人生を残しています。

 

映画はMaryが亡くなった現在も世界各地で上映されており、レイキャビク国際映画祭やシアトル国際映画祭でも注目される作品となっています。

 

Mary Ellen Markのドキュメンタリー作品集

Mary Ellen Markが手がける写真集はいつも世間に影響を与える衝撃的な内容や、何気ない生活、青春時代を特別だと訴える内容になっています。

13歳の売春婦を撮り続けた「Tiny, Streetwise Revisited」

Mary Ellen Marのドキュメンタリー作品集

出展:amazon

Mary Ellen Markが出会ったある一人の少女の写真集。

少女の名前はTinyで、Maryが出会った当時は13歳の売春婦でした。Maryは30年に渡りTinyを撮り続け、社会の裏側で働く少女が大人になっていく姿をおさめています。

Mary Ellen Marのドキュメンタリー作品集

出展:amazon

写真集ではTinyが子供を授かり妊娠中の様子や、30年後のTinyと10人の子供とのストーリーが詰まっています。

写真集前半では幼かった少女が、最後には大家族の43歳の母になり、ひとつのドキュメンタリー映画を見終えたような気持ちにさせられます。

 

ポラロイド写真で残すアメリカの高校生の伝統「Prom」

Mary Ellen Marのドキュメンタリー作品集

出展:amazon

アメリカのティーンエイジャーの伝統プロム。人生の中でもかけがえのない時間をドキュメンタリー写真家Mary Ellen Markがポラロイドカメラで残しています。

Mary Ellen Marのドキュメンタリー作品集

出展:www.nj.com

Promは2006年から2009年にかけて米国中で撮影され、写真とともに学生たちのインタビューが掲載されています。

日本では馴染みのない文化ですが、海外ドラマや映画ではプロムシーンは定番でとてもキラキラしているもの。Promはそんな輝かしい青春時代をおくった学生たちの姿が残された一冊です。

 

 

スターの舞台裏「SEEN BEHIND THE SCENE」

Mary Ellen Marのドキュメンタリー作品集

出展:amazon

1960年代の映画撮影現場の舞台裏をまとめた写真集。

ハリウッドスターが表では見せることのない舞台裏での表示場や、映画撮影の休憩中にしか見れない出演者のプライベートシーンなど、Mary Ellen Markにしか撮れない貴重な写真がのっています。

Mary Ellen Marのドキュメンタリー作品集

出展:blog.ricecracker.net

アメリカの俳優ダスティン・ホフマン主演作「Tootsie」の楽屋、ジャック・ニコルソンやストッカード・チャニングなどの有名なハリウッドスターが出演する「The Fortune」の映画では見られない和気あいあいとしたオフショアなどが見れます。

 

まとめ

Mary Ellen Mark

出展:commons.wikimedia.org

誰かの幸せも、苦しみも、長年にわたりカメラというツールで人々の人生を写真で切り取り、発信し続けてきたMary。

この世から去った今も世界中で彼女の作品が展示されたり、写真集や映画が公開されているのには、何十年間も社会の表だけではなく深刻な裏側の顔をリアルにおさめているからだと思います。

映画「Tiny:Streetwise Revisited」や写真展が日本でも開催されることを心待ちにしています。

 

トップ画像出展:andthings.exblog.jp

 

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