今回ご紹介するのは1万円代で手に入る、動画編集や写真編集に便利な左手デバイス「TourBox Lite」です。
TourBoxの新機種で、あると生産性が上がることは間違いありません。
本格的な左手デバイスは高価なものが多いですが、「TourBox Lite」は13,413円とお手頃な価格なところも魅力のひとつです。実際に使用してみたのでレビューをしていきます。
開封、外観チェック
「TourBox Lite」を開封してみます。
セット内容は、「TourBox Lite」本体、USB Type-Cケーブル、取扱説明書です。
別売りの専用キャリーケースを購入すれば、外出先にも持ち運べます。
TourBoxシリーズの中でもシンプルなデザインで簡単に使いこなせます。汚れを防ぐレーザーシボ加工が施されています。
裏面には4つの滑り止めがついているので、どんな材質の机にもしっかり固定できます。
USB Type-Cケーブルをこちらに挿入しパソコンと接続するとTourBoxのソフトが起動します。
「TourBox Lite」と「TourBox Elite」を比較してみると…
【左:「TourBox Lite」 右:「TourBox Elite」】
「TourBox Lite」の方がとてもシンプルな操作で初心者でも使いやすいことが分かります。
サイズや重量はあまり変わりませんが、大きな違いで言うと、「TourBox Lite」はUSB Type-Cケーブル接続のみになりますが、「TourBox Elite」はケーブルに加えBluetooth接続にも対応しているところです。ケーブルの持ち運び不要で机もスッキリするところが「TourBox Elite」の強みだと思います。
初期設定、プリセットの登録
「TourBox Lite」を使用するにはソフトのインストールが必要です。まずは下ボタンより最新のソフトをインストールしてください。
インストールを完了すると、このような画面が開きます。
USBケーブルを接続すると、自動的にソフトが立ち上がります。
使い方の説明を読んだ後、さっそく使ってみましょう。
初期設定ではPhotoshopやLightroom、Premierをはじめとする10種類のプリセットが入っています。
元々設定されているプリセットから機能を変更することも、自分で一からプリセットを作ることもできます。
プリセットを新規作成するときは、プリセットリストの文字の横にある「+」を選択します。
プリセットに名前をつけて、どのソフトで使用するプリセットかを選択しましょう。最大30個のプリセットを作れます!
ひとつひとつのボタンに好きな機能を割り当てられます。キーボードだと面倒なショートカットキーもワンクリックで呼び出したり、場所の分かりにくいパラメーターを瞬時に表示できて便利です。
カスタマイズの自由度が高く、「TourBox Lite」があれば片手&ノールックで快適に作業を進められます。写真・動画編集、デザイン、音楽など、幅広いジャンルのクリエイターの仕事効率UPにつながります。
さらに、TourBox公式サイトからいろいろなクリエイターが作成したプリセットを追加することが可能です!
ソフトの名前をクリックすると、それぞれのソフトに合わせたプリセットが表示されます。
初期設定では入っていないソフトのプリセットも沢山あるのでチェックしてみてください。
Tour Box Liteを実際に使ってみた感想
「TourBox Lite」を使って実際に動画編集や写真レタッチを行ってみたので感想をまとめます。
①ボタン数が少なくシンプルなので、慣れてない人でも扱いやすい
「TourBox Lite」はハイスペックの左手デバイスに比べると非常にシンプルで、その分扱いも楽です。
これまでに「TourBox」「TourBox Elite」の2種類の左手デバイス、他メーカーの左手デバイスも使用したことがありますが、その中でも特に「TourBox Lite」は簡単な操作で使いやすく、必要最低限の機能で十分な方におすすめです。
「左手デバイスは慣れるまで時間がかかりそう」「1日の作業をもっと楽にしたい」というときに役立ちます。
②コスパ抜群!
たった1.5万円以下の投資で、作業効率が爆上がり!
「TourBox Lite」はTourBoxシリーズの中で最も安いので手を出しやすく、初心者の人にもおすすめです。
製品名 | TourBox Lite | TourBox NEO | TourBox Elite |
価格 | 13,413円 | 24,980円 | 39,960円 |
価格の高い製品はその分ハイスペックですが、簡単なクリエイティブワークをする方や日常の業務を少し効率UPさせてたい方は「TourBox Lite」でも十分だと思います。
③特にスクロール、ダイヤルの操作が超便利
「TourBox Lite」を導入することで、イラストを描く際のブラシの大きさを調整したり、デザインする際に拡大、縮小をしたり、写真編集のパラメーターを操作したり、動画編集のタイムラインを移動したりなど、ただのボタン割り当てでは難しい操作を、スクロールやダイヤルでできるようになります。
それぞれのボタンの形が違うので、その都度手元を見なくても指で触れるだけでどのボタンか分かるところが便利です。
Tour Box Liteはこんな人におすすめ
「TourBox Lite」は「左手デバイスを使ってみたいけど難しそう…」と購入に悩んでいる方にとてもおすすめのシンプルで初心者向けデバイスです。低コストでありながら作れるプリセットの数や選べる機能は従来のTourBoxに劣らないので、使い心地も抜群です。
✔︎ カメラマン、イラストレーター、デザイナーなどクリエイティブワークをする方
✔︎ 長時間のパソコン作業を効率UPしたい方
✔︎ はじめての左手デバイスを探している方
『CP⁺2024』 TourBox 出展ブースに遊びに行ってみた
カメラと写真映像のワールドプレミアショー『CP⁺2024』にてTourBoxのブースに遊びに行ってきました!これまでに発売された定番デバイスから、最新デバイスまで一気にチェックできます。
TourBoxシリーズを実際に手に取って体験。
TourBox Elite ナチュラルシリーズはカラーバリエーションが豊富でとても可愛い!
TourBoxのスタッフの方が丁寧に説明してくれるので、購入する前に使い方を知ることができます。ネット販売が中心なので、すべてのシリーズを試せるのは貴重な機会です。比較して、自分の作業スタイルに合う左手デバイスを見つけられます。
最後に
以上、最新左手デバイス「TourBox Lite」のレビューをお届けしました。
回して、押して、よく使う機能を瞬時に呼び出せるとても便利なアイテムです。筆者は動画編集をすることが多いのですが、ソフトにパネルの数や機能が多い分、使いたい機能をすぐに見つけられなくて時間がかかることがよくあるので、日頃から頻繁に使う機能だけをカスタマイズで入れれて作業が楽になりました。
また、編集作業だけでなく、資料作りやWEB上での仕事などさまざまなシーンに合わせてプリセットを作れるところも魅力的です。「TourBox Lite」についてさらに詳しく知りたい方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。