まだ三脚を持っていない方、持ってるけどいい三脚が欲しいという方に向けておすすめのカメラ用の三脚を紹介します。安くてもしっかりカメラを支えられなければ三脚の意味はありませんし、とりあえず高いのを買ったけど、大きすぎて持ち運びに不便…など、三脚は意外と失敗しやすいアイテム。撮りたいシーン・用途別に最適なおすすめ三脚をまとめました。
三脚の必要性
まず、三脚の必要性について。ブレのない写真や、ノイズの少ない、より綺麗な写真を撮ろうと思ったら三脚は必ず必要なアイテムとなります。どのようなジャンルの写真を撮るかにもよりますが、写真をやっていく上では三脚を必要とするシチュエーションは多いです。また三脚があると撮影できる写真の幅は大きく広がります。一つ持っておいて損はないでしょう。
三脚が必要なシチュエーション
では実際に三脚を使うシチュエーションとはどのようなものなのかをいくつかまとめていきたいと思います。
長時間露光撮影
星空撮影や花火撮影など、シャッタースピードを遅くして撮影する長時間露光の撮影では三脚を必要とします。
マクロ撮影
マクロ撮影は目には見えない世界で、かなり被写体を大きく写すので、普通の撮影よりも手ブレや被写体ブレ、ピンボケが発生しやすくなります。手持ち撮影できるマクロレンズもありますが、基本的にはマクロ撮影に三脚は必須のアイテムです。
超望遠撮影
シャッタースピードが遅くなると手ブレがしやすくなってしまうのですが、レンズの焦点距離が長くなればなるほどシャッタースピードは遅くなってしまいます。超望遠レンズを使う際は手ブレが発生しやすくなってしまうため、三脚があると綺麗に撮影できます。
構図固定の撮影
構図を完全に固定して同じ絵を複数枚撮影する場合も、三脚が必要となります。ブラケット撮影などの、同じ画を明暗で撮影する場合や、ブツ撮りライティングなどがそうです。
動画撮影
動画撮影時にも三脚があると便利です。綺麗に動画を撮影しようと思うと手持ち撮影では限界があります。滑らかな動きができるビデオカメラ用の三脚があると、ストレスの少ない映像が撮れるようになります。
集合写真撮影
グループの集合写真を撮影する場合も、三脚が必要となります。全員で写りこみたい場合、シャッターを切ることができないんで、そんな時に三脚があると、カメラを設置し、セルフタイマーで人手を使わずにみんなで集合写真を撮ることができます。
三脚の構造
続いて三脚の構造について説明していきます。三脚は雲台部分と三脚部分に分けることができます。雲台とはカメラを乗せる台のことを言います。雲台にも自由雲台や、3way雲台など、様々な種類があります。撮影用途やカメラにあった雲台を選ぶといいでしょう。
一般的に販売されている三脚は雲台もついた状態で売られていますが、別で雲台だけ購入してつけ変えたりもできます。その場合、雲台にあった三脚を用意しないと、安定しなかったり、三脚としての役割を果たさない場合があります。その辺りを注意して購入しましょう。
おすすめの三脚をシーン・用途別に紹介
写真をやっていると「三脚を必要とするシチュエーションが非常に多い」ということがよくわかったと思います。ですが、一つの三脚で、様々なジャンルの撮影をカバーするのは難しいです。三脚にはそれぞれ特徴があり、自分が撮りたいジャンルにあった三脚選びをしなければ、非常にもったいないです。なるべく失敗しないためにもシーン・用途別におすすめの三脚を紹介していきたいと思います。
長く使える万能な三脚
どうせお金をかけるのであれば長く使える三脚を!という方におすすめの三脚を紹介します。
Manfrotto(マンフロット) Befree アルミ MKBFRA4D-BH
おすすめ度
素材 | アルミ |
段数 | 4段 |
本体重量 | 1.4kg |
積載重量 | 4kg |
Manfrotto(マンフロット) Befree カーボンファイバー MKBFRC4-BH
おすすめ度
素材 | カーボン |
段数 | 4段 |
本体重量 | 1.1kg |
積載重量 | 4kg |
SLIK(スリック)ライトカーボン E84
おすすめ度
素材 | カーボン |
段数 | 4段 |
本体重量 | 2kg |
積載重量 | 5kg |
マクロ撮影におすすめ三脚
続いてマクロ撮影する際におすすめの三脚を紹介していきます。マクロ撮影では接写になるため、ローポジションでの撮影が可能な三脚があると大変便利です。また、普通の三脚などが設置しづらい場所でも好きな角度で設置できる三脚があるとなお思い通りの写真が撮りやすくなります。
Velbon(ベルボン) ウルトラ553 ミニ
おすすめ度
素材 | アルミ |
段数 | 5段 |
本体重量 | 597g |
積載重量 | 1.5kg |
JOBY(ジョビー) 一眼レフカメラ用フレキシブル三脚
おすすめ度
素材 | プラスチック |
段数 | – |
本体重量 | 386g |
積載重量 | 3kg |
長時間露光におすすめ三脚
続いて、星空撮影(長時間露光)におすすめの三脚を紹介します。星空撮影での三脚は野外での設置になるため、風の影響があってもしっかりブレずに耐えてくれる三脚が求められます。スタートレイルのような写真を撮ろうとと思ったら重くて大きめの三脚が向いていると思われます。
GITZO(ジッツォ) マウンテニア 2型 GT2532
おすすめ度
素材 | カーボン |
段数 | 3段 |
本体重量 | 1.6kg |
積載重量 | 18kg |
安くて質の高い三脚
とりあえず三脚が欲しい…、あまりお金をかけられないけどなるべく質の高い三脚が欲しい…。とお考えの方におすすめの安くて質の高い三脚をまとめてみました!
SLIK(スリック) GX 6400
おすすめ度
素材 | – |
段数 | 4段 |
本体重量 | 1.2kg |
積載重量 | 1.5kg |
Velbon(ベルボン)ファミリー三脚 M45
おすすめ度
素材 | アルミ |
段数 | 4段 |
本体重量 | 945g |
積載重量 | 1.5kg |
ビデオ撮影におすすめの三脚
続いてビデオカメラ用、ビデオ撮影におすすめの三脚を紹介していきます。ビデオカメラ用の三脚と写真用の三脚はどう違うのか?意外と知らない人が多いのですが、説明するとビデオカメラ用の雲台はフリュード雲台と呼ばれる、滑らかな動きができる雲台を採用しているので、撮る映像も滑らかなものになります。それに対して写真用の三脚は動かす前提にはそもそも作られていないので、滑らかな動きはできません。そこの違いを知った上でおすすめのビデオカメラ用三脚を紹介します。
SONY(ソニー) VCT-VPR1
おすすめ度
素材 | アルミ |
段数 | 4段 |
本体重量 | 1.3kg |
積載重量 | – |
Velbon(ベルボン) EX-447 VIDEO
おすすめ度
素材 | アルミ |
段数 | 4段 |
本体重量 | 1.15kg |
積載重量 | 1kg |
Manfrotto(マンフロット)MSタイプ MVK500AM
おすすめ度
素材 | アルミ |
段数 | 3段 |
本体重量 | 3.1kg |
積載重量 | 5kg |
最後に
以上、シーン・用途別におすすめのカメラ三脚を紹介しました。カメラ三脚はカメラをやる上では必需品となりうるアイテムと言えます。しっかりと三脚の種類や特徴を理解した上で、最適な三脚を選ぶことができればいいですね。
2019年三脚まとめ
また過去に一脚についての記事も書いていますので、良ければご覧ください。