霜撮影で若草山へ!インスタ映え写真が撮れる『霜活』とは?

先日、関西写真部SHAREメンバーで、早朝に奈良県の若草山へ霜の写真を撮影する「霜活」をしに行ってきました!どうやら最近、冬の早朝に見られる霜を撮る「霜活」という活動がSNS内で流行っているらしのです。今回はその流行りに便乗して写真部メンバー小野と宮崎で「霜活」をしてきました。

 

 

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「霜活」とは??

霜の撮影

霜活で撮影した写真

 

「霜活」とは早朝に、霜を撮影する活動のことを言います。上の写真が実際に霜活で撮影した写真です。このような幻想的な写真、今でいうインスタ映えするような写真が撮れます。この「霜活」という言葉の発案者でもあり、ブームの火付け役となったのが、気象庁の気象研究所研究官 荒木健太郎さんです。

 

荒木健太郎

出典:https://twitter.com/arakencloud

 

雲の専門家・研究者としてメディア等でも活躍されていて、著書には「雲を愛する技術」などがあります。その荒木さんがSNSで「霜活」を呼びかけたところ、SNSでブームとなりました。

 

「霜活」がどういったものかわかった上で、続いては実際に霜の降りる条件から必要なもの、撮り方などを紹介したいと思います。

 

 

 

霜の降りる条件

 

まずは霜の降りる条件が4つほどあるので紹介していきたいと思います。

 

1、気温が4度以下

気温と、地面の温度は実は結構違っていて、4度くらいの開きがあります。正確には地面の温度が氷点下以下であることが理想なんですが、地面付近の温度が何度かなんてわかりにくいので、4度くらいの開きと考えて、気温が4度以下であることが一つ目の条件になります。

 

 

2、前日の夜の天気が快晴

霜が降る前日の夜の天気は晴れていなければなりません。その理由は放射冷却と呼ばれる高温の物体が周囲に電磁波を放射し温度が下がる現象が影響しています。

 

 

3、湿度が高い

空気中の水蒸気が霜へとなるので、湿度はなるべく高い方が良いと思われます。

 

 

4、風が弱いor無風

風が強すぎると、空気が混ざり合い、気温下がりにくく、逆に湿度は下がってしまうので風が弱いか無風の状態でないといけません。

 

 

 

霜撮影に便利な霜指数

霜指数

ここまで霜が降りる条件をまとめましたが、天気や湿度、風があるかをいちいちチェックするのは大変なため、便利なサイトを紹介します。日本気象協会運営する全国の霜指数を出してくれるサイトです。霜指数とは、未明から明け方にかけて「霜が降りる」可能性を表した指数です。数字が大きいほど霜の降りる可能性が高くなります。

 

 

 

霜撮影に必要なもの

マクロレンズとミニ三脚

霜を撮影するのであれば、マクロレンズを使うことをオススメします。マクロレンズとは簡単にいうと被写体を大きく写せるレンズのことです。霜はとっても小さいので、普通のレンズでも写りはしますが、霜感があまり伝わりません。マクロレンズを使うことで、より綺麗で幻想的な写真が撮れます。ちなみにマクロにも様々な種類がありますが、最大倍率1倍のマクロレンズを選んでおけば問題ないでしょう。

マクロレンズ

TAMRONのマクロレンズ。

 

といってもマクロレンズなんてカメラやっている人でもそうそう持っているものでもないので、そんな人にオススメなのが、100円ショップに売っているスマホカメラ用のマクロレンズです。

100円ショップのマクロレンズ

Can Doで購入したスマホ用のマクロ&広角レンズ

 

ダイソー、セリア、Can doにそれぞれマクロレンズを売っていますが、個人的にはCan doのマクロレンズが広角レンズもついていて、かなり寄って大きく撮影できるのでオススメです。

 

それともう一つ、マクロレンズで撮影はかなりシビアな撮影になるため、手ブレしやすくなります。なので綺麗に撮ろうと思ったら、一応カメラを固定する三脚を用意しておくといいでしょう。

 

まとめると、

  • マクロレンズ(スマホカメラ用でも可)
  • カメラ三脚

 

があるば十分に撮影できると思います。スマホ用マクロレンズは100円ショップにも売っていますが、Amazonにはもっと高品質なスマホ用マクロレンズが売られています。

 

 

 

霜の撮り方(マクロ撮影方法)

では具体的にどのように霜を撮れば良いのか、今回はスマホカメラ&スマホ用のマクロレンズを使った手持ちでの撮影方法を紹介したいと思います。

 ※10円玉を霜に見立てて撮り方を説明していきます。

マクロ撮影方法

マクロレンズとスマホを用意します。

 

マクロ撮影方法

レンズを装着。

 

マクロ撮影方法

カメラアプリを起動。

 

マクロ撮影方法

被写体に寄ってピントを合わせます。

 

マクロ撮影方法

さらにここからズームして寄ります。

 

マクロ撮影方法

最大に寄ったところでシャッターを切ります。

 

マクロ撮影方法

こんなに寄って撮ることができました。説明では三脚なしの、手持ちでの撮影で説明しましたがブレのない写真を撮ろうと思ったら三脚を使うことをオススメします。そしてこれを霜で実践します。

 

 

いざ「霜活」撮影スタート!

朝の4時半に大阪を出発し、一時間かけて奈良県の若草山に到着。ここで撮影していきます。

若草山からの景色

若草山からの眺め

 

時刻は朝の6時半ごろ、朝日が入り始めたので早速撮影し始めます。

霜の撮影の様子

地面に降りてきている霜を必死に撮影します。

 

 

今回僕はNikon D750とマクロレンズTAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDを使って撮影。そしてスマホカメラ&100均のマクロレンズの組み合わせでも撮ってみました。

 

 

 

 

「霜活」で撮れた写真

それでは霜活で撮影した写真を紹介していきたいと思います。

 

一眼レフカメラで撮影した写真

ではまずは一眼レフカメラにTAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDのマクロレンズをつけて撮影した霜の写真から紹介していきます。

霜の撮影

 

霜の撮影

 

霜の撮影

 

霜の撮影

この日は結局三脚は使わず、全て手持ちで撮影しました。手持ちだったためピントを合わせるのに苦労しましたが、それなりには撮れたかなと思います。

 

 

 

スマホ&100均マクロレンズで撮った写真

続いてスマホのカメラに100円ショップで購入したマクロレンズの組み合わせで撮影した写真を紹介します。

iPhoneで撮った霜の写真

 

iPhoneで撮った霜の写真

 

iPhoneで撮った霜の写真

 

iPhoneで撮った霜の写真

 

iPhoneで撮った霜の写真

スマホ用のマクロレンズの方が大きく写すことができて、よりインパクトのある幻想的な写真が撮れました。スマホでもそれなりには綺麗に撮れます。100円のレンズで霜撮影が楽しめるのであればいい買い物ですね。

 

 

最後に

以上、「霜活」についてまとめました。冬の早朝に「霜活」をすることで、写真を通して自然にふれあえるこの活動はとても魅力的だなと実際にしてみて感じました。したことがないという人はぜひ一度「霜活」してみてくださいね。インスタ映えする写真が撮れること間違いなしです(笑)

 

 

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