今回は、撮影でワンランク上の照明演出を楽しみたい方におすすめの「チューブ型撮影用ライト」をご紹介します。
チューブ型の撮影ライトは、被写体を明るく照らすのはもちろん、手軽に持ち運べるスタイリッシュなデザインと、色温度やカラーを調節できるクリエイティブな機能を搭載しているところが特徴です。
ポートレートムービーやMV撮影、物撮りなど、幅広いシーンで活躍してくれます。
「チューブ型撮影用ライト」とは
出展:uyled.com
チューブ型撮影用ライトは、手持ちで光の位置をコントロールしながら本格的なライティング撮影ができるスティック型の照明機材です。
一般的なカメラ用LEDライトは、カメラ本体に装着し固定するタイプだったり、ライトスタンドがないと設置できないものが多いですが、チューブ型撮影用ライトは計量&スリムなデザインで、「手持ち」「スタンド」を選べます。
映画にもよく使用される照明機材で、わざと映像に映り込ませてオシャレな演出をすることもあります。
チューブ型撮影用ライトの3つのメリット
チューブ型撮影用ライトはクリエイターの撮影を快適に、フットワークを軽くしてくれるメリットが沢山あります。
持ち運び便利なチューブデザイン
出展:aevoshop.com
チューブデザインのライトは、収納ケースも縦長のスリムなデザインなので、どこでも気軽に持ち運びやすいところが魅力的です。
屋外の撮影では天候に左右されすいので、チューブライトを1~2本持っていれば、すぐに照明をセットすることができます。
スタジオ撮影で使用されることが多い機材ではありますが、旅行やロケ撮影などカメラ・撮影機材の荷物が多い日にもおすすめです。
クリエイティブ撮影のための機能が充実
出展:amazon
チューブ型撮影用ライトは光を放つだけでなく、ライトの明るさや色のコントロール機能もありさまざまな照明効果を発揮してくれます。
ほとんどの製品が付属のリモコンまたはライトのボタンで調節できるので、撮影機材を使い慣れていない方でも簡単に使いこなせるところが魅力のひとつです。
野外やスタジオ、自宅でも!幅広い用途で使える
チューブ型撮影用ライトはさまざまな撮影シーンで活躍してくれます。
夜のポートレート撮影や、自宅での商品撮影、スタジオでは他の機材に設置して使用することも可能です。その他にも、撮影だけでなくアウトドアシーンで暗い場所を明るく照らしたいときや、暗い部屋で読書をするときなど、幅広い用途に対応しています。
チューブ型撮影用ライトの選び方
チューブ型撮影用ライトを購入するときはどんな機能を見たらいいの?買い物に失敗しない選び方をご紹介します。
明るさ&色温度の調節範囲
出展:amazon
チューブ型撮影用ライトは製品によって明るさ&色温度調節が異なります。
2023年1月に発売されたばかりのチューブ型撮影用ライト「NANLITE PavoTube II 15C」は筆者も実際に使用しましたが、色温度が2700K~7500Kとなっており、1本のライトでも広い範囲を明るくできるのでとてもおすすめです。
調節範囲が広ければ広いほどさまざまな撮影シーンに対応できるので、最新の製品やスペック欄をしっかり確認した上で購入しましょう。
充電式or電池式 使用用途に合わせて選ぶ
チューブ型撮影用ライトには充電式と電池式の2種類があります。
充電式であれば、稼働時間が3時間前後の物が多く、電池式であれば長時間起動します。室内撮影が多いフォトグラファーは充電式でも不自由ありませんが、野外撮影が多いフォトグラファーには電池式がおすすめです。
最近では、モバイルバッテリーに接続可能な製品も登場しています。
三脚などの撮影機材と一緒に使える
チューブ型撮影用ライトにはライトスタンドや三脚に設置できるようデザインされているものもあります。
持ち運び便利で、誰でも簡単に使えるところがチューブ型撮影用ライトの魅力ですが、撮りたい写真によってはアシスタントが必要だったり、片手で持ちながら撮影するのが困難な状況もあるので、他の撮影機材と一緒に使えるものだと安心です。
1/4穴ネジに対応しているライトであれば、三脚やライトスタンドに取り付けることが可能!向きを変えたり、角度をつけたり、いろいろな設置を楽しめます。
片手でも負担にならない軽量さ
トップ画像出展:aevoshop.com
チューブ型撮影用ライトの重さは、ライトのサイズによって変わってきますが、軽いものであれば1kg以内で設計されています。
映像を撮りながらライトの位置も動かしたり、片手でライトを持ちながら撮影を行う場合、ライトが重いと腕への負担が大きく長時間の撮影が困難になってしまいます。できるだけ軽量で、ボタンの操作がしやすいチューブ型撮影用ライトを選びましょう。
チューブ型撮影用ライトの人気おすすめ 8選
最新のチューブ型撮影用ライトをご紹介します!今年もクリエイターの想像力を掻き立てる、多彩な機能を搭載したチューブ型ライトが続々と登場しています。
1 NANLITE PavoTube II 15C【PR】
↑関西写真部SHAREでポートレートムービーを撮影
プロからアマチュアまで幅広いジャンルの映像制作に利用される撮影用LED照明ブランド「NANLITE」から新登場した『PavoTube II 15C』。1本と2本セットから選ぶことができます。
色温度が2700-7500Kまで演出可能なほか、CRI平均97、TLCI平均98と優れた演色性を実現しています。フルカラーで調節が可能なので、赤、青、緑、黄色など、作品の世界観を盛り上げる照明を作ることができます。
さらに、エフェクト機能を搭載しており、一定の明るさで照らし続けるだけでなく、15種類のエフェクトから照明に動きや点滅を繰り返す動きをつけることができます!
✔︎ 専用のスマホアプリを使って遠隔操作が可能!撮影をしながら色温度やエフェクトを設定できる
✔︎ USBタイプCでの充電が可能。外出先での充電切れも心配なし ✔︎ スリムで持ち運びやすいデザイン。内蔵バッテリーだから屋外でも使いやすい |
色温度 | 2700K-7500K(G/M±150) |
W(ワット数) | 30W |
制御方式 | 本体操作、2.4G、Bluetooth、DMX/RDM |
サイズ | φ48×770mm |
重量 | 0.85kg |
2 NANLITE PavoTube T8-7X
出典:amazon
全長1m重量0.28kgの超軽量なRGBチューブ型ライト『NANLITE PavoTube T8-7X』。
最大36000色を調色可能なHSIモード、レインボー、マルチカラー、ドライビングなどの10種類のピクセルコントロール機能など、アーティスティックな写真・動画を演出できる機能が搭載されています。
CRI平均96、TLCI平均97と高い演色性を実現しており、 色温度2700K-7500Kの広い色温度にも対応しているので、理想の演出を行うことができます。
✔︎ 100%出力で最大1時間、20%の出力で最大3.5時間稼働可能
✔︎ 専用アプリでCCT, HSI, EFFECT, PIXEL FEECTの4つのモードを選択できる ✔︎ 230度の発光面で、被写体を柔らかく照らしてくれる |
色温度 | 2700K-7500K |
W(ワット数) | 8W |
制御方式 | 本体操作、2.4G、Bluetooth、DMX/RDM |
サイズ | φ39×1002mm |
重量 | 0.28kg |
3 SOONPHO P13
出典:Amazon
プロ撮影機材をリーズナブルで提供するSOONPHOの大人気お5,000円以下チューブライト「SOONPHO P13」。
4000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、連続2時間の使用を実現しています。
マグネット部分があるので、鉄製の物等につけることができます。マグネット部は360度に回転可能で、ライトの角度を自由に変えられます。
✔︎ 12つのエフェクトモード搭載
✔︎ 36000通りの色を表現できる ✔︎2800-8500Kの色温度を無階段調節 |
色温度 | 2500K〜8500K |
W(ワット数) | 10W |
内蔵バッテリー | 3.7V/4000mAh |
サイズ | 290*45*45mm |
重量 | 265g |
4 YINGNUOST スティックライト
出典:Amazon
ランプ製造で10年以上の経験を持つメーカー・YINGNUOSTのデオライトスティック。
最大輝度は1000LMで12段階輝度調整でき、色温度は5段階で調節が可能です。また、いろいろな色の表現を楽しめるRGBを搭載しており、動きをつけてクリエイティブな演出も行えます。
4つのボタンで全ての機能を操作でき、インジケーターライトでバッテリー残量を確かめることもできます。
✔︎ Type-C充電式だから、モバイルバッテリーやパソコンでの充電が可能
✔︎ 1/4インチネジ穴付きで三脚や雲台に設置できる ✔︎ 多彩なモードで表現の幅が広がる |
色温度 | 3200K~5600K |
W(ワット数) | 9W |
バッテリー | 2600mAh 3.7V |
サイズ | 426*37*35mm |
重量 | 250g |
5 NEEWER CL124
出典:Amazon
カメラマンに人気のブランドNeewerから発売された、ライトハンドヘルド LEDビデオライトスティック。
最大電力が16Wと強い光で照らすことができます。バックライト付きLCDスクリーンが搭載されており、暗闇の中でも明るさや色温度の数値を見れるところが特徴です。
さらに、最大20m離れた場所から照明を調整することができるワイヤレスリモコンが付属しており、撮影中に離れた場所からライトを調節したい時にも便利です!USB-Cでモバイルバッテリーからの充電も可能ですが、大容量の2500mAhリチウムイオン電池も搭載しており、外出先でのコードレス操作を実現しています。
✔︎ 1/4ネジ穴でスタジオでの撮影も快適!ハンズフリーで設置できる
✔︎ 連続使用時間が4時間(最小輝度レベル)と、長時間の撮影にも対応 ✔︎ キャリングバッグが付属しており持ち運び便利 |
色温度 |
3200K-5600K(±200K) |
W(ワット数) | 16W |
演色評価数(CRI) | >97 |
サイズ | 21.9 “x 1.3” x 1.3 “/ 55.7 x 3.4 x3.4cm |
重量 | 465g |
6 Ulanzi マグネット式スティックライト
出典:Amazon
0-100%輝度自由調節、20種類のFX効果、2500-9000Kの色温度自由調節、と3つのモード選択を搭載したマグネット式RGBハンドヘルドライト。
おしゃれでクリエイティブな動画を撮りたい方におすすめの商品で、FXモードの種類が充実しているところが魅力です。
通常の照明や、編集では高度な技術が必要な演出を叶えてくれます。USB-C充電なので、旅行や出張など、持ち運びも楽ちんです!
✔︎ マグネット式だから、磁石のある机やスタンドに装着できる
✔︎ 最小光量で約3時間の使用が可能 ✔︎ モニター画面を搭載!調節しやすい |
色温度 | 2500-9000K |
W(ワット数) | 6W |
光照角度 | 120° |
演色性 | CRI 95+ |
重量 | 109g |
7NANLITE PavoTube II 6C
出典:Amazon
コンパクトで多機能なスティック型RGBWWライト「NANLITE PavoTube II 6C」。
HSIモードを搭載しており、36000種類の調色&特殊効果を楽しめます。また、15種類のエフェクトもあるので、カラーと組み合わせることでユニークな演出ができます。
CRI95、TLCI97という優れた演色性を備えているので、定常光ライトとして、ポートレートや物撮りなどにも活躍してくれます。
✔︎ メタルラックやデスクに貼り付け可能なマグネット式
✔︎ カメラバッグに収納しやすいコンパクトサイズ ✔︎ 内蔵バッテリーでの駆動に加え、モバイルバッテリーで充電しながらの使用が可能 |
色温度 | 2700K-7500K(赤緑調節可能) |
特殊効果 | 特殊効果 15種類(カラーサイクル、フラッシュ、パトカー、テレビ、ろうそくetc) |
制御方式 | 本体操作 |
サイズ | 全長 25cm |
重量 | 260g |
8Godox TL60
出典:Amazon
映画製作、ビデオ、写真撮影など、プロの現場でも活躍してくれる「Godox TL60チューブライト」。
スマホアプリからの制御が可能で、遠隔で明るさや色温度を簡単に操作できます。本体には液晶パネルが付いたコントロールパネルもあり、制御方法を選択できるところが特徴です。
さらに、この製品の魅力は「ミュージックモード」というスマホやミュージックプレイヤーの音源とリンクして色や明るさを表現してくれるところ!他のライトにはない面白い機能なので、撮影をより盛り上げてくれそうです。
✔︎ 39種類もの各種エフェクトモードを搭載
✔︎ アプリ、コントロールパネル、リモコンでの操作が可能 ✔︎ 最大出力約120分の連続使 用が可能 |
色温度 | 2700~6500K |
W(ワット数) | 18W |
制御方式 | アプリ、本体、リモコンRC-R9 |
サイズ | 48φmm × 750mm |
重量 | 0.73kg |
まとめ
以上、スティック型の万能なライティング機材チューブ型撮影用ライトについてご紹介しました。
価格は幅広いですが1万円以下で十分な機能を備えたチューブ型撮影用ライトもあり、カメラ初心者での気軽にライティング撮影に挑戦できるアイテムです。
また、すでにチューブ型撮影用ライトを持っているフォトグラファーも「固定すると好きな角度から光を当てられない」「いちいちスタンドを動かすのが面倒」という悩みがあると思います。機材のグレードアップを望む方にもチューブ型撮影用ライトトがおすすめです。