最近は、スマホに搭載されているカメラの画質がどんどん向上しているので、一眼レフやデジカメを持っていなくても、スマホ1台で誰でも手軽に写真を撮れるようになりました。
スマホで撮った写真は、SNSで共有したり壁紙に設定したりと色々な使い道がありますが、撮影するシーンによって写真の向きを変化させると、より「被写体を際立たせる写真を撮れる」って知ってましたか?
この記事では「縦向き構図の写真」と「横向き構図の写真」それぞれの特徴や使い分け方について、作例をあげながらシーン別にご紹介します!
横向き写真のポイントは?
皆さんのスマホのカメラロールに保存されている写真は「縦向きの写真」と「横向きの写真」のどちらが多いですか?
ちなみに僕のスマホのカメラロールは横向きの写真が大半を締めていましたが、読者の皆さんの中にも集合写真や風景など「なんとなく横向きの写真のほうが多い」という方が多いのではないでしょうか?
「写真の向き=広い範囲を撮影したい向き」なので、展望台からの景色や夜景など「被写体が横に広がっている」ものを写真に収めたいときは横向きで撮影しましょう。
横向き写真はどんなときに使える?
まずは、横向き写真はどんなシーンにおすすめかをご説明します。
ブログ・ネットで公開するとき
僕の体感では、ネットで公開されている記事にある写真は「横向き」の写真が多いように感じます。
Webサイトに公開されている記事は、スマホだけでなくタブレットやパソコンなど、色々な端末から記事を見られる可能性があるので、一度に全体を見れる横向き写真のほうがおすすめです。
Twitterに写真をアップするとき
撮影した写真をTwitterでアップする場合、縦向きで撮影してしまうとタイムラインに表示されるときに上下が見切れてしまいます。
縦向きで投稿してしまうと「端が切れていて何の写真かわからない」なんてこともありえるので、タイムラインに流れる写真をフォロワーに見てもらうためには横向きで撮影するのがおすすめです。
撮影した写真をテレビでみたいとき
「家族旅行や遊んでいるお子さんの写真を、家のテレビで家族で見たい!」という方は、圧倒的に横向きで撮影することをおすすめします。
なぜかというと、スマホで縦向きに動画を撮ってしまうとテレビに映したときに画面の左右に大きな黒い帯ができてしまい画面いっぱいに写真を表示することができないからです。
普段、撮った写真をスマホで見る場合は縦向きでも違和感はないかもしれませんが、「スマホをテレビと繋いで大きな画面で表示したい」というときはテレビの向きに合わせて横向きで撮っておきましょう。
撮影した写真や動画をつなげてホームビデオを作成する場合
イベントの後に「動画や写真を使ってホームビデオをつくりたい!」という場合も横向きで写真を撮っておきましょう。
一眼レフやビデオカメラなど、スマホ以外のカメラで撮影した動画・写真をつなげてホームビデオを編集するとき、スマホで撮影した縦向きの写真が混ざっていると、ちょっと違和感がありますよね。
複数のカメラで撮影した素材を組み合わせるときは、スマホで撮影する素材も他のものに合わせて横向きで撮影しとくことでスムーズにホームビデオをつくることができます。
縦向き写真のポイントは?
横向きの写真と違って、縦向きで写真を撮ることで被写体のインパクトを表現したり高さを強調する効果を期待できます。
また、横向きの写真が多いなかで縦向きだと「見た人の印象に残る」という効果を期待することもできます。
さっそく縦向き写真が使えるシチュエーションを見ていきましょう!
縦向き写真はどんなときに使える?
次に、縦向き写真はどんなシーンにおすすめかをご紹介します。
写真をInstagramのストーリーズに投稿するとき
シチュエーションが限定的になってすみません。
InstagramのストーリーズやTik Tokなどの動画SNSでは、使用する人のほとんどがスマホを縦向きで使っています。
ストーリーズで写真にスタンプや手書き文字、GIF画像などを組み合わせて投稿を作成する場合には、よく見られる画面の向きに合わせて縦向きで撮影をしておくと、楽に投稿することができます。
撮った写真を壁紙に設定したいとき
この写真のように、なんとなく壁紙になりそうな写真を撮るときはスマホの向きに合わせて縦向きに撮影しておきましょう。(縦・横両方撮影するのもGood!)
建物など高さを強調したいとき
縦向きの写真には高さを強調する効果があるので、高層ビルなど高い建物を撮影するには「縦向きの写真」がぴったりです。
建物から比較的近い場所から見上げるようにカメラを向けると、より迫力のある写真にすることができます。
写真にコントラストを出したいとき
この写真は、高校の修学旅行で北海道に行ったときにさっぽろテレビ塔から大通公園を撮影した写真ですが、街の向こうにある山を写真に収めることで「 近代的な町並み ✕ 自然 」のコントラストを強調しました。
縦向きの写真では、手前の被写体と遠くの景色を写真に収めることができるので、より対比の強い写真を撮影することができます。
まとめ
この記事ではスマホで「縦向きの写真」と「横向きの写真」を撮るときの、それぞれの特徴やメリット、シチュエーションごとの使い分けなどをご紹介しました。
写真は、撮影するいわば「入り口」と、他の人にシェアしたり発表する「出口」で構成されているといえます。
あらかじめ「写真をどんな風に使うのか」と出口をしっかり意識して、それに合わせた写真を撮ることで、被写体をより魅力的に捉えた写真を撮影してみてください!