デジタルカメラでポートレートムービーや風景撮影をしてみたいけれど、高性能カメラでも「手ブレ」が気になる…!
という方に向けて、咄嗟の動画撮影でも簡単に滑らかで美しい動画を撮ることができる、手ブレ防止の撮影機材を5つご紹介します。
カメラマンが歩きながらダイナミックな映像が撮れる「ジンバル」や、三脚にキャスターがついた「ドリーポッド」など、屋外での動画撮影&一人での撮影に役立つアイテムを集めました。
1 アングルの自由度が高い「ジンバル」
出典:DJI RS 2
ローアングル、ハイアングル、どちらも撮影しやすく自由度の高い「ジンバル」。
手持ちの撮影で、ダイナミックな動きの映像を撮りたい時におすすめです。また、歩きながら被写体を追いかけたり、ダンスムービーなどでも大活躍してくれます。
製品によって搭載されている機能はさまざまで、カメラを回転させたり、上下の動きをつけたり、カメラを直接手持ちするときの撮影では難しい動きを簡単に実現できるところが魅力的な撮影機材です。手軽に持ち運べるジンバルも多く、動画を撮りたくなった時にすぐにカメラにセットできるところが嬉しいです。
・スポーツやダンスなど、動きのある被写体を追いかける
・クオリティの高いVlogなどを撮りたい
・表現力が豊かなムービーを撮りたい
DJI コジマ|DJI RS 2 Pro Combo カメラスタビライザー RS2CP2
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2 安定性抜群で高性能な「ショルダーリグ」
ショルダーリグは、カメラを肩に固定して撮影ができるアイテムです。手持ちでは負担の大きい重さのDLSR カメラやビデオカメラの設置に向いており、長時間の撮影にも対応。
さらに、カメラモニターやマイク、LEDライトも取り付けることができるデザインが多いので、撮影シーンに合わせてカスタマイズしやすいところが特徴です。使用しないときは部品を解体できるようになっているので、持ち運びや収納にも便利◎
ショルダーパッドでカメラを肩にしっかり固定することで、カメラマンが激しい動きをしても滑りにくく、安定感のある映像を撮り続けることができます。MVやファッションムービー、屋外での動画撮影で大活躍してくれます。
・重さのあるカメラで動画撮影を行う
・マイクやライトの必要な撮影を一人でこなさないといけない
・長時間、歩きながら撮影をする
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3 固定撮影&タイムラプスには「三脚」
三脚は基本的なアイテムですが、動画撮影用に選ぶときは耐久性や安定性を慎重にチェックする必要があります。コスパを重視して選ぶと、風に弱く転倒しやすかったり、カメラの上にマイクやライトを乗せると重さに耐えられなかったりする危険があります。
また、動画撮影に最適化された三脚には「自由雲台」が装着されているものが多く、被写体の位置に合わせてカメラの角度を調節することが可能です。
高さ調節の幅が広い三脚は人混みの中やネイチャームービーに使いやすく、手持ち撮影では限界のある高さまでカメラを上げることができます。
・インタビュー撮影やタイムラプスなど、長時間の固定撮影に
・自撮りでYouTubeや商品紹介ムービーを撮るとき
・人の動きによる振動や、風の影響を受けずに撮影を行いたいとき
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4 固定も水平移動も可能な「ドリーポッド」
三脚にキャスターが付き、固定したままの撮影も、カメラを三脚に装着したまま水平移動ができる撮影も叶える「ドリーポッド」。ストッパーがついているので、止まったり、動いたりする被写体を追いかけるのに便利です。
ドリーポッドは、バラエティ番組でカメラマンが話している人物を追いかけるのに使用している場面がよく映っています。また、ライブでアーティストが歩きながら歌っている姿をドリーを活用して追いかけることも。
イベント会場や店舗の案内ムービー、屋外でスポット紹介をするムービーなど、キャスターが付くことで色々な撮影に役立ちます。
同じ高さをキープしたままカメラを移動させることができるので、手ブレのない安定感のある動画が撮れます。
・同じ高さを保ったまま被写体を追いかける動画を撮りたいとき
・固定&動く、を一度の撮影で繰り返すとき
・持ち上げる必要がない!撮影中のカメラ移動が楽ちん
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5 水平の動きを滑らかに撮影できる「スライダー」
数年前のカメラスライダーは水平移動のシンプルな動きのものが多かった印象ですが、最近はアプリ連携で、水平移動をしながらカメラを色々な角度に変えられる製品が増えています。
カメラスライダーは風景、結婚式、ポートレートなど、あらゆる動画をドラマチックに演出できるところが魅力です。
左右の撮影範囲は固定されており、長さは製品によってさまざまです。また、横向きの水平だけでなく、スライダーを縦向きにできるものもあります。
・水平の動きをロマンチックに演出したいとき
・手持ちの撮影では難しい、確実な安定感が必要なとき
・クリエイティブな動きをより簡単にしたいとき
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まとめ
動画撮影をはじめたい!と思った時に持っておくと便利な、手ブレ防止機材をご紹介しました。
スライダーやジンバルで手ブレ防止&滑らかな撮影ができるようになることで、直接カメラを手持ちするよりもクオリティの高い動画を撮れるようになります。
ぜひ、今回ご紹介した撮影機材を取り入れて、初心者から動画クリエイターにステップアップしてくださいね。