
フィルムカメラの新規機材として、Nikon F3を購入したので、早速購入レビューを書いていきたいと思います。このカメラの購入の予定は全くなかったのですが、最近フィルムカメラを使用する機会が増えてきて、ふとカメラ屋さんに足を運んだ時に、2万円で売られているNikon F3を見つけました!前々からチェックしていたカメラで、状態もなかなか良く、2万円ポッキリという破格の値段で売られていたのでついつい衝動買いしてしまいました!笑
Nikon F3とは?
Nikon F3とは、ニコンのフラッグシップ機Fシリーズの3台目の機種として、初めて電子制御式シャッター・絞り優先AEを搭載したカメラです。発売された1980年から生産終了までの20年の長期にわたって販売されました。多くの人に愛され、累計販売台数約80万台を誇る大ベストセラーとなったカメラでもあります。生産終了してからもその人気は衰えることはなく、Nikon F3を現役で使っている写真家も多いですね。今話題の若手写真家、奥山由之さんもこのNikon F3を使っていることで有名ですね。写真家奥山由之さんについては過去記事からご覧ください。
Nikon F3を早速使ってみた!
Nikon F3の外観
購入後早速Nikon F3を使ってみました。これが正面から見たNikon F3です。見た目からかなりかっこいいですね。今から37年前に発売されたカメラとは思えないほど、洗練されたデザインです。
これが上から見た図。この頃のカメラの特徴として、電源をつけずとも外観から絞り、シャッタースピード、感度などの設定を確認することができます。これはデジタルカメラにはない(ものによってはある)いい部分ですね!
手動巻き上げのやりがちな失敗
これはカメラの裏蓋を開けた時の写真。ここにフィルムを入れていきます。フィルムカメラには自動巻あげタイプと手動巻き上げタイプがあるのですが、Nikon F3は手動巻き上げタイプになります。撮るたびに手動でフィルムを巻き上げないといけません。ただその巻き上げる作業がとても心地いいです。これは使ってみて実感するかと思います(笑)
ちなみに僕が普段愛用しているフィルムカメラNikon F6は自動巻あげタイプです。普段自動巻あげに慣れている人がNikon F3のような手動巻き上げタイプを使った時によくやってしまうのが、撮り終えた後にフィルムを巻き終える前に、カメラ裏蓋を開けてしまうことです。基本撮っている最中に裏蓋を開けてフィルムに光を入れてしまうと、露出オーバーで撮ったものがすべて駄目になってしまいます。僕もこれは一度やってしまいました…。しっかり巻いたのを確認してからフィルムは取り出しましょう!!
フィルムの装填
それともう一つ、Nikon F3で戸惑ったのはフィルムの装填です。初めてフィルムカメラを使うという人であれば難しく感じるかもしれません。慣れていてもたまに失敗してしまうこともあるので、気をつける必要があります。Nikon F3でのフィルムの装填方法を解説している動画がありましたので、載せておきます。
Nikon F3のファインダー
Nikon F3はFシリーズで初めてファインダー内部が液晶化されました。写真にもある通り、ファインダー上部右側の小さな四角の部分に絞りが表示され、その横の左側にはシャッタースピードが表示されます。ここで設定を確認しながら撮ることができますね。また、実際に覗くとわかるのですが、ファインダーの中心に円がありそこを基準として、周りの部分(この写真で言うところの円の周りの半透明の部分。)がボケたりします。その中心の円に合わせて周りのピントを合えば、ピントの合っている状態です。僕も初めて見た時はびっくりしましたが、慣れたらむしろこっちの方がピント合わせやすいような気もします。これは説明するより実際に覗いた方が早いので、興味ある方は中古カメラショップで触らしてもらってきてください!
Nikon F3で撮った写真
それでは実際にNikon F3で撮影した写真を紹介していきたいと思います。
他にもここからNikon F3で撮影した写真を見ることができます。
NIKON(ニコン)のフィルムカメラF3 で撮影した写真(画像)一覧- 写真共有サイト:PHOTOHITO
最後に
衝動買いでNikon F3を購入してしまいましたが、とてもいい買い物ができました。実際に使ってみると長く愛されていた理由がよくわかりました。こらからどんどん使っていこうと思います。