一眼レフ?ミラーレス?キレイに撮るだけが写真じゃない、もっとワクワクするカメラを使ってみたい!
そんなあなたにはトイカメラがオススメ!独特な色合いやノイズ、周辺減光・・・色々な要素が絡み合い、どんな写真が撮れたのかワクワクします。
なかでもトイデジタルカメラは、フィルム枚数を気にすることなくシャッターを押せるのがいいですよね。色んなトイデジが発売されておりますが、今回は、トイデジの中でも「表現系」デジタルカメラとして愛されている「Digital Harinezumi 4.0」をご紹介します。
デジタルハリネズミとは
デジタルハリネズミは、110フィルムを使うトイカメラ「ハリネズミカメラ」のデジタル版です。
初代が2009年に販売、その後も各種類発売され、世界中で愛されていましたが、Digital Harinezumi 4.0が2016年に生産中止となり、その後、新機種は発売されていません。
表現系デジタルカメラとして、世界のアーティストから愛されたと言うだけあって、日常をアートにしてくれるだけのパワーを持っています。入手方法としては、プレミアが付いているため、現時点ではオークションやメルカリによる手段が最善でしょうか。
Digital Harinezumi 4.0のスペック
外観
110フィルムのような、両側に丸みがあり、大変キュートなフォルムをしています。ボディーカラーは艶ありの黒、ピアノブラックとでも言うのでしょうか、かなり指紋が目立ちますねぇ。
サイズは、横幅9センチ、高さ3.5センチで手におさまりやすいサイズです。重量は60グラム。ストラップホールがあるので、ストラップ取り付け可能です。私は、ネックストラップを取り付けて首からぶら下げています。ほんとに可愛いペットのような愛らしさ!
機能
カメラとしてのカタログスペックは以下の通り。
〈仕様〉
有効画素数 | 300万画素 |
撮像素子 | CMOSセンサー |
レンズ | f=4mm (35mm フィルム換算:38mm),F 3.0 |
静止画記録画素数 | 2048 ☓ 1536 , 1024 ☓ 768 |
動画記録画素数 | 640 ☓ 480 |
撮影距離 | ノーマル:約1m〜∞ マクロ:約3cm |
露出 | オート |
ホワイトバランス | オート |
静止画ファイル形式 | JPEG |
動画ファイル形式 | AVI(音声付き) |
対応記録メディア | マイクロSDカード(最大16GB) |
付属品 | USBケーブル |
300万画素なので、その辺の携帯電話のカメラにはもちろん性能は劣ります。が、トイデジを使う人はそんなことは気にしない気にしない!
マクロ撮影もOK!底面のスイッチをスライドさせるだけで、3センチまで近づけます。結構色々できるんですよ。
カラーは10種類!露出とスモークの設定も可能!
Digital Harinezumi 4.0では、10種類のカラーモードを選ぶことができます。
①Normal・・・ノーマルですが、味のあるトイカメラ風の色合い、デジハリの基本色
②Vivid_1・・・赤みがある暖色系が強くコントラストが高いカラー
③Vivid_2・・・極彩色と言うにふさわしいヴィヴィッドカラー
④Monochrome(Normal)・・・通常のモノクロではあるが、落ち着いて味のあるカラー
⑤Monochrome(Hard)・・・超ハイコントラストなラフモノクロ
⑥Monochrome(Soft)・・・コントラストが低めのモノクロ
⑦Old_1・・・セピア風のオールドカラー
⑧Old_2・・・脱色したようなモノクロに近いカラー
⑨Blue・・・青を基調としたカラー
⑩Red・・・赤を基調としたカラー
カラーモードの他に、露出設定もできます。3段階に露出を変えることができるので、ハイキーもローキーも思いのまま。画面全体にモヤを出すスモーク効果を設定することもできます。こちらも3段階。
多重露光機能搭載!
デジタル技術が進歩した今、結構当たり前になりつつある多重露光機能ですが、Digital Harinezumi 4.0でも使用することができます。このカメラの多重露光は回数制限がありません。あらかじめ撮った画像からやるもよし、新たに撮って重ねるもよし。しかも、カラーモードや露出、スモーク効果も制限がありませんので、無限大の可能性を秘めた機能となっています。あなたの気の済むまで熱い想いを重ねちゃってください。きっと素晴らしい作品が生まれるはずです。
アートな動画も取れちゃう
アーティスティックな動画も撮影できるのがDigital Harinezumi 4.0の特徴です。撮影のフレームレートは3つ。 30FPS、8FPS、1FPSと用意されております。8FPSで撮影すると、カクカクとしたレトロなムービーが撮影できます。カラーモードも制限がありませんので、自由に表現ができます。これなら確かに映画も撮れちゃいますね。
バッテリーが弱点・・・
だがしかし!Digital Harinezumi 4.0にも決定的な弱点が・・・!!
これまでのデジタルハリネズミはCR2という小さい電池を使用しておりましたが、このDigital Harinezumi 4.0はとうとう充電式に。USB接続でパソコンやモバイルバッテリーから充電できるようになりました! と便利にはなったのですが、実はこのバッテリーがチープで、へたりが早いようで。私はまだ使用できているのですが、最終的にはモバイルバッテリーに接続したまま使用しなければ、フル充電してもすぐに電池が切れてしまうようです。この点だけ、唯一の欠点ですね。ここにはトイ感を出さなくてもいいのに・・・。
作例
では、実際の作例を見ていきましょう。拙い私が撮影した作例ですが。
まとめ
今回はDigital Harinezumi 4.0を紹介しましたが、トイデジは色々な種類が発売されていますので、あなたにあったトイデジを見つけてみてはいかがでしょうか?「何気ない日常を作品に変えたい」・・・そんな風に思っている方はトイカメラをぜひ試してください!
キレイに映るだけが写真じゃない、記録じゃなくて、記憶に残る写真が撮りたいんだというそこのあなた。
何気ない瞬間、自分の心の琴線が触れた瞬間、トイデジでシャッターをぽちっと押してみてください。新たな世界が広がりますよ。
日常、いや、人生はアートなのです。きっとワクワクする写真体験が待っています。そんな写真人生を彩る相棒として、トイデジたちは今日も誰かの人生をアートしてるんだろなー。
トイデジに興味がわいた人は・・・二眼レフ風のトイデジ「BONZART AMPLE」も個性的でお勧め!
トップ画像出典:amazon