2ヶ月後の再レビュー!Insta360 Ace Proは使いやすさ抜群のアクションカム

ライカと共同開発された、1/1.3インチセンサー搭載のアクションカメラ、Insta360 Ace Pro。今回はInsta360 Ace Proを2ヶ月間使用し続けた後のレビューをお届けしたいと思います。

2ヶ月間使用し続けて、感動した機能、改めて感じた便利な機能を作例動画と一緒にご紹介します。初回のレビュー記事では伝えきれなかったInsta360 Ace Proの魅力をお伝えできればと思います。ぜひ最後までご覧ください。

 

初回のレビュー記事についてはこちらからご覧ください。

 

 

 

2ヶ月間使用し、感動した機能、改めて便利だと思った機能

2ヶ月間Insta360 Ace Proを使い続けて、感動した機能や改めて便利だなと感じた機能を5つご紹介します。

 

夜間撮影が綺麗すぎて感動したPure Videoモード

映像が綺麗すぎて感動したのが、Pure Videoという動画撮影モードです。Insta360 Ace Proは暗所性能が非常に優れたアクションカメラですが、さらにPureVideoモードで撮影することによって、驚くほど品質の高い夜間映像を撮ってくれます

Ace Proの中には5mmのAIチップを搭載していて、PureVideoモードでノイズを低減し、輝度を高め、ダイナミックレンジを向上しているようです。

撮影方法もとても簡単で、難しい設定を行う必要はありません。撮影モードをPureVideoモードに切り替えるだけですぐに撮影できます。

PureVideo

 

実際に夜間映像を撮影してきたので、作例動画をご覧ください。

最初にPureVideoモードで撮影した映像が流れます。動画の17秒〜は通常の動画モードで撮影した映像になります。

比較すると一目瞭然かと思いますが、PureVideoモードで撮影した映像はノイズも少なく、非常に綺麗に撮れているのがわかります。

 

スクリーンショットでも比較したいと思います。

こちらがPureVideoで撮影したシーンのスクリーンショット。

PureVideo
PureVideoモードで撮影

 

そしてこちらが通常の動画モードで撮影したシーンのスクリーンショットです。

通常の動画モード
通常の動画モードで撮影

PureVideoモードで撮影した映像を見ると、アクションカメラで撮ったとは思えない非常に綺麗な映像で、驚きと感動がありました。

 

強力な手ぶれ補正機能

改めて便利だと感じた機能2つ目が「手ぶれ補正機能」です。

Insta360 Ace Proの手ぶれ補正は「オフ」、「低」、「標準」、「高」の中から選べるようになっています。

ちなみにですが、この手ぶれ補正機能とは別で、カメラの画角の設定から「水平維持」というカメラが左右に多少回転しても画像は水平を保ってくれる機能もありますが、ここでは一旦通常の手ぶれ補正機能についてご紹介します。

 

こちらも検証動画を撮影してきたのでご紹介します。

Insta360 Ace Proに自撮り棒を取り付けて、自撮り棒を持ちながら軽くランニングして比較してみました。

検証動画を見ていただくと、Insta360 AceProの手ぶれ補正機能がいかに強力なのかがわかっていただけるかと思います。手ぶれ補正「低」でも、オフの映像と比較するとかなり差が感じられるかと思います。しっかりと手ぶれ補正がかかっているのがわかります。

「高」に設定すると、手に持って走っているとは思えないほど非常に滑らかな映像となっています。

またこの手ぶれ補正機能のすごいところは、手ぶれ補正のレベルを上げても画角が狭くならないことです。ミラーレス一眼などに搭載されている手ぶれ補正は強力なものに設定すると、画角が狭くなってしまったりします。

Insta360 Ace Proでは手ぶれ補正のどの段階を選んでも画角は同じままです。手ぶれ補正のレベルを変更しても同じ画角のままで撮れるのは非常にありがたいです。

さらに、個人的に気に入っているポイントとしては、手ぶれ補正の段階が、オフも含めると4段階あることです。

映像表現をする場合、必ずしも綺麗に撮るのが正解ではないため、あえて手ブレを出したい時などもあります。そんな時に選べる段階が多いと重宝します。

 

AIアシスタント機能

続いて、便利だなーと感じた機能がAIアシスタント機能です。こちらの機能は有効にしておくだけで、AIが映像の最良の部分を自動的に取得し、1つのハイライト動画を簡単に作ることができる機能です。

AIアシスタント

要は長尺の動画をAIが自動で最良なシーンをセレクトして、一瞬でダイジェスト動画を作ってくれる、そんな機能です。

こちらは自動モードと手動モードの両方があるので、どうしても入れたいシーンがある場合は自身で、手動でセレクトすることもできます。

あとはアプリで動画を読み込んで、入れたいシーンをセレクト、長さ調整をしていくだけで、簡単にショート動画を作成できます。

 

こちらも作例動画の方簡単に作ってみました。


元動画は2分くらいの動画でしたが、AIによるセレクトと、自身で手動でセレクトして10秒程度の動画に編集できています。

これくらいの簡単なダイジェスト動画なら、いちいちPCに取り込んで動画編集ソフトで行なわずともアプリ上で簡単に作れます。

30分を超えるような長い映像を編集して30秒くらいの短い動画に編集するのって意外と手間で面倒ですが、このAIアシスタント機能を使えば一瞬で作ることができます。非常に便利な機能の一つです。

 

無駄なデータを残さない録画キャンセル機能

Insta360 Ace Proには録画キャンセル機能というものがあります。

こちらは録画中に、シャッターボタンを長押しすることで、録画が即座にキャンセルされ、再度録画を開始することができます

例えば、撮影中に写り込んではいけないものが写ってしまった時や、喋っている時に噛んでしまったなど、録画しなおしたいシチュエーションって結構あるかと思います。

通常のカメラではその度に録画を停止して、再度録画ボタンを押していると思いますが、メディアに全て保存されるので、どんどん無駄なデータが増えてしまうデメリットがあります。

メディアの無駄なデータが増えてしまうと、メディア容量によっては撮影時間が短くなったり、PCに取り込む際にデータ移動に時間がかかったり、動画編集時のセレクトに時間がかかってしまいます。

そんな時にこの録画キャンセル機能を使うことで、無駄なデータを保存せずに、録画をキャンセルして再度録画を再開できます。

 

やり方も非常に簡単です。

まず機能を使うには、

「カメラ設定」>>「一般」>>「長押しして録画をキャンセル」をオン

にする必要があります。

録画キャンセル

 

あとは録画をキャンセルしたい録画中にシャッターボタンを長押しするだけです。

長押しすると、「録画を中止しています」 という表記になるので、そのままシャッターボタンを押し続けます。

録画キャンセル機能

 

その後、キャンセルするかどうかを再度確認されるので、「録画をキャンセル」ボタンをタップします。

録画キャンセル機能

このリマインダーはオフにすることもできます。

 

これだけで簡単に録画をキャンセルすることができました。

録画キャンセル機能

他社のアクションカメラメーカーにはあまりない、手軽かつ便利な機能かと思います。

 

 

4K120fpsスローモーション撮影

続いて個人的に感動があったのが、最大4K120fpsで撮影できるスローモーション機能です。

スローモーション

スローモーションで撮影すると、シャッタースピードを上げなければならないため、だいたいノイジーで画質が満足いかない場合が多いのですが、Insta360 Ace Proで撮影したスローモーション動画があまりに綺麗で感動しました。

作例として公園で子供とサッカーボールで遊んでいるシーンを撮影してみました。

天候の良い日に撮影したこともあって、かなり綺麗に撮影できています。

解像感も高く、グリーンやブルーの色表現も非常に良いです。

 

Insta360 Ace Proのおすすめのアクセサリー

続いてInsta360 Ace Proをより快適に使うために、あると良いアクセサリーを2つご紹介します。

多機能自撮り棒

多機能自撮り棒

まず最初に紹介するのが、多機能自撮り棒です。この自撮り棒が非常に優秀で、今までたくさんの自撮り棒を使ってきましたが、ダントツで使いやすいものでした。

Insta360 Ace Proはもちろん、それ以外のアクションカメラでも使えるアクセサリーだと思います。

この自撮り棒のいいところは、三脚、自撮り棒、マジックアーム、カメラハンドルといった様々な使い方がこの1本でできることです。まさにオールインワンの自撮り棒だと思います。

3つ折り構造になっていて、短いまま持って使ったり、長く伸ばして使ったり、お好みの角度で使ったり、自撮り棒としてもかなり使い方の幅が広いです。

多機能自撮り棒

フル回転式ボールジョイントマウントになっているので、内側に向けて自撮りしたり、目の前の風景を撮るのにカメラの向きを180度回転させることも簡単に、スピーディーにできます。

持ち方を変えて、角度を変えてあげるとカメラハンドルのような使い方もできます。ローアングルで撮影したい時に便利です。

 

また持ち手の部分は三脚になっています。

 

この三脚の脚の一つには、下記写真のようなものがついていて、これを出して引っ掛けることで、金網などに吊り下げて設置することもできます。

本当に便利な自撮り棒なので、Ace Proを購入される時に一緒に購入されることをおすすめします。Insta360の公式オンラインストアで購入できます。

 

 

マグネット式ネックホルダーマウント

マグネット式ネックホルダーマウント

個人的によく使うアイテムが、マグネット式ネックホルダーマウントです。このアイテムを使うことで、ハンズフリーで、目線映像・主観映像のような面白い絵が撮れます。さらにセットアップも非常に簡単で、首にかけるだけ。シンプルながらもあると便利なアイテムだと思いました。

購入前は、首にかけるだけでは結構カメラが動いてしまうのではないかという心配がありましたが、実際に使ってみると、首にかける部分は、針金のような感じで少し力を入れないと曲がらないような素材だったので、思っていたよりカメラは安定感がありました。しっかりと首の輪郭に沿うように曲げることもできます。

また表面は柔軟性のあるシリコンで、首にかけていても痛くなることもありません。Ace Proと一緒に持っていて損はないアイテムだと思いました。

こちらもInsta360の公式オンラインショップで購入できます。

 

 

 

GoPro HERO12とInsta360 Ace Proを比較して

Goproと比較

筆者はGoPro HERO12も所有していて、Insta360 Ace Proと比較してみた時に、個人的な意見としては、「使いやすさ」と「画質」、「色表現」はInsta360 Ace Proの方が良いと思いました。

使いやすさを具体的にいうと、カメラのUIがとても良いので、迷うこともありませんし、設定を変えるのも直感的でスピーディーです。使っていてストレスがありません。またInsta360は専用アプリも非常に優秀です。使いやすさはもちろん、AIによる自動編集、SNS映えしそうな様々な撮影方法の紹介、などもあるので、使っていて楽しくなります。GoproもUIは悪くないのですが、Insta360 Ace Proの方がやや勝ってるかなと個人的には感じました。

また晴れている日中で撮影すると圧倒的にInsta360 Ace Proの方が画質と色表現が良いです。アクションカメラとは思えない色精度と高画質という点だけでもこのカメラを選ぶ価値はあるかと思います。

ただGoPro HERO12ではできるLog撮影がInsta360 Ace Proではできません。また価格面でもGoPro HERO12の方が若干お安く購入できます。低価格で、自身の色表現で映像を撮影したいという方は、GoPro HERO12の方が良いかもしれません。

とにかく使いやすくて、手軽に高画質な映像を撮りたいという方はInsta360 Ace Proがおすすめです。筆者に関してはInsta360 Ace Proは現状一番持ち歩くことの多いアクションカメラとなりました。

 

最後に

AcePro

以上、Insta360 Ace Pro2ヶ月後の再レビューをお届けしました。

振り返ってみるとInsta360 Ace Proを使っていると感動することが非常に多かったなと感じます。価格でいうとアクションカメラとしては高いほうに入ると思いますが、価格以上の価値があると個人的には思いました。

多機能でスペックの高いカメラって大体日常の普段使いでは機能が多すぎたり、使い方が難しくて持て余したりすることも多いですが、Insta360 Ace Proは全然そんなこともなく、使いやすさ抜群で手軽に高画質を手に入れられるアクションカメラだと感じました。

撮影していて楽しいし感動があるので、別の機能もどんどん試したくなりますそう思わせてくれるカメラって素晴らしいと思います。

興味のある方はぜひチェックしてみてください。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事