
今回紹介するのは、二階堂ふみ×月刊シリーズの第二弾写真集「月刊コムアイ・嘘」。
被写体を務めたのは、水曜日のカンパネラのボーカルで知られているコムアイ、写真撮影を務めたのは国民的人気女優の二階堂ふみです。「月刊コムアイ・嘘」の内容紹介から、ライターかんばらの感想レビューをお届けします。
写真集「月刊コムアイ・嘘」
2018年6月22日に発売された、写真家 二階堂ふみと、モデル コムアイの写真集「月刊コムアイ・嘘」。アーティストや女優としても有名な2人の作品は、写真業界だけでなく、世間でも話題を集めました。
エロすの先にある素朴なヌード写真
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「月刊コムアイ・嘘」では、コムアイが全てをさらけだし、ヌードを披露しました。
芸能人のヌード写真と聞くと、ファンに向けた「エロす」のある写真をイメージしますが、コムアイのヌードは決していやらしさがなく、あくまで作品だということを感じさせられます。
コムアイの身体は細すぎず、鍛えすぎているわけでもない「健康体」で、一人の女性が日常の中でふっと力を抜いた瞬間の姿が捉えられています。それは、同性であり親友同士である二階堂ふみだからこそ撮れた写真です。
しかし、決して仲が良いから撮れたという理由だけではなく、写真家も被写体のどちらも「表現者」でなければ完成することはなかった写真集だからこそ、多くの人からの注目を浴びています。
100のQ&Aでコムアイを知る
出典:fashionsnap
写真集「月刊コムアイ・嘘」には、コムアイへの100の質問と、それに対するコムアイの回答があり、謎に包まれたコムアイについて知ることができます。
水曜カンパネラのヴォーカルとして知られているコムアイは、個性的なパフォーマンスや独特な空気感で、不思議ちゃんという印象が強いですが、100のQ&Aの回答では、普通の女の子と変わらない一面もあり、共感できる部分がたくさんあります。
「好きなおにぎりの具は?」や「口笛ふける?」などの些細な質問でさえも、不思議な印象のコムアイの素顔を知れたようでレア情報をゲットした気分になります。
写真家 二階堂ふみ
出典:grapee
写真家 二階堂ふみ
1994年9月21日、沖縄県出身。12歳の時にスカウトされたのをきっかけに芸能界入りをしました。
2007年から本格的に芸能活動を始め、現在ではモデルや女優業で数々の実績を残し、国民的芸能人といわれています。2018年4月に「月刊モトーラ世理奈」の写真撮影をし、写真家デビューを果たしました。
二階堂ふみの撮る写真は、被写体の素顔を捉えたものが多く、写真業界でも高く評価されています。
モデル コムアイ
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モデル コムアイ(KOM_I)
1992年7月22日、神奈川県出身。音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のボーカル。
2012年にYouTubeで作品の発表をはじめ、J-POPに新たな流行りを生み出しました。「一休さん」や「桃太郎」をテーマに作られた歌が大ヒットし、若者の間で人気を集めています。
筆者の感想レビュー
出典:oricon news
「月刊コムアイ・嘘」は、一言でいうと、とてもシンプルな写真集でした。誰もが知る芸能人同士の撮影だからこそ、手に取りやすく、ヌード写真にも目を惹かれたと思います。
「月刊コムアイ・嘘」では、コムアイのヌード写真が多く掲載されており、服装やシチュエーションはヌード写真集でありがちな気もしましたが、他の写真集と違うところは「エロす」を感じさせない見やすさがあったところです。
女性である二階堂ふみが撮影したからこそグラビア感のない作風に仕上がっており、女性が見ても、男性が見ても「作品」だと捉るのではないかと思う写真集でした。また、撮影中のコムアイから見た二階堂ふみがどのようにうつっているのかと想像すると、より「月刊コムアイ・嘘」が味わい深くなります。
最後に
出典:cinemacafe
写真集「月刊コムアイ・嘘」についてと、感想レビューを紹介しました。SNSやWEB上で写真作品を気軽に見れる現代で、写真集を購入する人は少ないですが、実際に手で作品に触れることによって芸術的な感性も磨かれます。
ぜひ、「月刊コムアイ・嘘」を見てくださいね。
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