ポートレートを撮る人におすすめの写真集を4冊紹介します。

2016年9月26日に刊行された書籍で、佐々木希のデビュー10周年を記念して、「彼との2泊3日の旅」をコンセプトに据えた写真集です。撮影は小豆島、尾道、道後など瀬戸内エリアで行なわれ、浜辺や商店街での佐々木の姿をはじめ、温泉での入浴シーンや浴衣、下着姿なども捉えられています。

普通3人の写真家が一人の人を撮影して、1冊の本にまとめるなんてなかなかありません。1冊3人の写真家さんそれぞれの撮り方を見れるのででかなり楽しめる写真集です。

この写真集のすごいところは3人の写真家それぞれのこだわりがあり、紙にもこだわっているため、写真によって紙の材質も違うというところです。一番写真がひきたつような素材を選んでいるのでしょう。僕もこの本は何度も見ています。おすすめの写真集です。

玉城ティナさんが自らの殻を破り、変容を遂げていく貴重な一瞬をとらえた写真は見ものです。5日間にわたって沖縄本島で撮影したようで、タイトルの“ティNa EROス”に象徴されるかのように、これまでの彼女からは想像できない、新たな一面が満載な作品となっています。僕もこの作品を見たときに、今までの玉城ティナさんのイメージがガラッと変わりました。こんな一面もあるのかと、そう思わされる写真集です。

なんと写真家ではなくお笑い芸人である今田耕司さんが撮影した写真集。しかも13人のモデルや女優さんやグラビアモデルさんを撮影するというボリューム満点の写真集になっています。この写真集はとても面白く観れましたので、お勧めです。

独自の世界観を展開し、近年の写真界を牽引する存在として注目を集めている彼の詩的かつ映像的である作品は、観る者の記憶を揺さぶり、奥深い想像の世界へと誘います。奥山由之さんが5年間に渡ってしたためてきた新作写真集です。