プロフォトグラファーがMacBook Pro M1を選んだ理由【購入レビュー】

 

小野友暉
どうも、フォトグラファーの小野友暉です。

 

M1チップの搭載された「13インチMacBook Pro M1」を購入してから数ヶ月が経ちました。今回は購入レビューも兼ねて、「13インチMacBook Pro M1」を購入した理由をご紹介していきます。

結論として「13インチMacBook Pro M1」は期待を大きく上回るハイスペックマシンでした!

特に、フォトグラファーや映像クリエイターは撮影時間以上にPCに向き合っている時間が長いと思うので、値段で妥協せずにPCにはしっかりお金をかけたいところです。日々の作業効率が大幅にアップします。

 

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Apple M1チップとは?

Apple M1チップ

引用:Apple

Apple M1チップとはAppleの最新Mac、iPadに搭載されているApple独自のプロセッサです。現状24インチiMac、MacBook Air、MacBook Pro、Mac mini、iPad ProでM1チップ搭載モデルが発表されています。処理性能や電力効率が向上し、少ない電力で従来モデル以上のパフォーマンスが発揮できます。

何が変わったかというと、

  • 処理性能が向上
  • バッテリー駆動時間が延びた
  • iOSアプリをMacで動かせる

 

大きくこの3点です。

 

処理速度に関してはこれまでのApple製品と比べて最大2.8倍、そしてグラフィックは最大5倍早く、美しくなりました。

またバッテリー駆動時間に関しては13インチMacBook Proのバッテリー駆動時間は最大20時間。従来モデルIntel版Mac Book Proのバッテリー駆動時間が最大10時間だったので、なんと2倍にも延びています。MacBook史上最長のバッテリー持ちとなっています。

さらにCPUがApple設計のARMベースになったことで、iOSアプリをMacで起動させることが可能になりました。(一部未対応)よりiPhoneやiPadとの連携が取りやすくなったと言えるでしょう。

 

 

ノートパソコンの主な使用用途

Mac Book Pro 13インチ M1チップ

筆者は基本自宅PC(iMac Pro)でフォトフラファーの作業をするため、自宅での作業と外出先での作業は完全にわけています。ノートPCの主な使用用途を箇条書きにしてまとめてみました。

 

  • 外出先でRAW現像、写真レタッチ
  • 外出先で簡単な動画編集
  • スタジオ撮影でのモニターディスプレイとして
  • 外出先や自宅でビデオ通話
  • グラフィックデザイン制作
  • Web制作
  • 記事執筆

 

まずはRAW現像や写真レタッチ。スタジオ撮影では高画素モデルのカメラを使うことが多いので(SONY α7ⅣやLeica Q2)、現像するPCのスペックがそれなりに必要になります。

また、最近動画の案件も増えてきて、動画編集は基本自宅PCでしかしていなかったため、動画編集を外出先でもできるようになれば場所に縛られずに仕事できるのでいいなと思いました。

あとはフォトグラファーならではの使い方として、スタジオ撮影時の確認用モニターディスプレイとして使用することも多いです。特に自然光がよく入るスタジオではモニターが見えづらいため、モニターディスプレイはなるべく明るいものが必要でした。

その他写真以外の仕事でグラフィックデザインやWeb制作、記事執筆といった作業も行います。

これらの作業を快適に行えるスペックのノートPCを探しているところ、「MacBook Pro M1」にいきつきました。次に実際に購入した「13インチMacBook Pro M1」のスペックについてご紹介します。

 

 

今回購入した「13インチMacBook Pro M1」のスペックがこちら

Mac Book Pro 13インチ M1チップ

ディスプレイ Retinaディスプレイ
ディスプレイの輝度 500ニト
バッテリー駆動時間 最大20時間。ワイヤレスインターネット使用時最大17時間。
オーディオ ハイダイナミックレンジステレオスピーカー

スタジオ品質の3マイクアレイ

メモリ 16GB(オプションでカスタマイズ)/ 8GB
ストレージ 1TB(オプションでカスタマイズ) / 256GB / 512GB / 2TB
チップ Apple M1チップ
本体サイズ 高さ:1.56 cm 幅:30.41 cm 奥行き:21.24 cm
重量 1.4 kg

 

オプションでメモリを16BG、ストレージを1TBへカスタマイズしました。

合計金額は214,280円。

 

なかなかの金額になりました。

 

 

「13インチMacBook Pro M1」に合わせてAnkerのハブとレザーケースを追加購入しました。

 

 

M1チップ搭載のAirではなく、Proを選んだ理由

Mac Book Pro 13インチ M1チップ

M1チップ搭載のノートPCは「MacBook Air」と「MacBook Pro」がありましたが、今回は「MacBook Pro」の方を選びました。その理由を3つほどご紹介します。

理由① Proの方がディスプレイが明るい

「MacBook Pro」のディスプレイ方が明るいのが決め手でした。「MacBook Air」のディスプレイが400ニトの輝度に対して、「MacBook Pro」は500ニトの輝度です。どちらも室内での利用では十分すぎる明るさではあります。

ただノートパソコンの使用用途として、スタジオ撮影時に確認用のモニターディスプレイとしての用途も含まれていました。自然光が多く入ってくるスタジオなんかでは時間帯や太陽の位置によって、かなり光が差し込んでくるためモニターの明るさが足りないシチュエーションがあります。専用の明るいモニターを持ち込めば問題ないのですが、ノートパソコンの方が持ち運びは楽なので、より明るい「MacBook Pro」を選びました!

 

 

理由② 冷却ファンがついている

重ための作業が結構多いため、冷却ファンのついている「MacBook Pro」を選びました。「MacBook Air」には冷却ファンがついていません。

以前使っていた古いMacBook Airで動画の書き出しをすると火傷しそうなくらい本体が熱くなっていました。その結果何度も落ちたり、停止してしまったりという不具合がちょこちょこありました。

PC本体の温度が上昇するとパソコンが停止してしまったり、部品にダメージが加わってしまいます。長く使い続けるためにも冷却ファンのついている「MacBook Pro」を選びました!

 

理由③ バッテリー駆動時間が長い

「MacBook Pro」は最大20時間のバッテリー駆動時間。それに対し「MacBook Air」は最大18時間のバッテリー駆動時間です。

たった2時間の違いではありますが、よりバッテリー駆動時間の長い「MacBook Pro」を選びました。

「MacBook Air」の最大18時間のバッテリー駆動時間も普通に使う上では十分すぎる性能ですが、約2年くらいは使い続けようと考えているので、2年間快適に使い続けられることと、新しいパソコンへ買い替えする際に売却することも見越して「MacBook Pro」を選んでいます。

 

実際に「MacBook Pro M1」を数ヶ月使って感じたこと

Mac Book Pro 13インチ M1チップ

それでは実際に「13インチMacBook Pro M1」を数ヶ月使用して感じたことをまとめていきます。

 

1Touch IDが便利! Touch Barは使いづらい

Mac Book Pro 13インチ M1チップ

「MacBook Pro」にはTouch IDが搭載されています。これがとても便利でした。Touch IDでMac のロックを解除や、アプリインストール時の認証、パスワードの自動入力、Apple Payの支払い認証などができます。いちいちキーボードを叩いてパスワードを入力しなくて済み、とても便利になったと思います。

 

それに対して、Touch Barは非常に使いづらいように感じます。「F1〜F12のファンクションキー」の時はワンタッチで画面の明るさや、音の大きさを変えれたり、ミュートにしたりできましたが、Touch Barで画面の明るさを調整しようとすると2回タッチしなければならないのでそこが不便に感じました。カスタマイズで項目を入れ替えることもできるので、不便に感じた場合はカスタマイズすることをおすすめします!

 

2バッテリーの残量を考えなくて良くなり、ストレスが減った!

「MacBook Pro」のバッテリー駆動時間が従来モデルより大幅に改善され、バッテリーの残量を気にしなくて済むようになりました。フル充電しておけば余裕で1日の作業は持ちます。なんなら丸2日作業していてもまだ持ちます。

1日に何度もバッテリーの残量を気にしなければならないストレスから解消されました。また充電器も持ち歩くのも少し荷物になってましたが、外出先でちょっと作業する、打ち合わせぐらいであれば充電器を持ち歩かなくても大丈夫です。さまざまな面でストレスが減ったのはとても良いポイントでした。

 

3写真レタッチはもちろん動画編集でもサクサク動く

Mac Book Pro 13インチ M1チップ

写真レタッチはもちろんのこと、動画編集でも思っていたよりサクサク動きます。アプリの立ち上がりも早く、高画素なカメラLeica Q2やSONY α7RⅣで撮影したRAW画像でもストレスなく現像、レタッチができました。

動画編集も思っていた何倍も快適にサクサク編集できました!正直ノートパソコンなのでそこまで期待はしていなかったのですが、いい意味で期待を裏切られました。自宅で使っているデスクトップPC、iMac Proとほとんど変わらない、むしろちょっと早いんじゃないかと思うくらいの結果で期待以上でした。

 

 

4ディスプレイがものすごく明るく綺麗!

Mac Book Pro 13インチ M1チップ

「MacBook Pro」のグラフィック性能には驚かされました。びっくりするくらいディスプレイは綺麗です。また非常に明るいので、カフェの窓際など明るい光が差し込んでくる場所でもディスプレイは綺麗に見えます。またM1チップ搭載ということもあり、8Kの動画でもスムーズに再生することができます!

スタジオ撮影の確認用モニターとしても非常に活躍してくれそうです。ディスプレイはずっと見続けるものなので、この性能のディスプレイであれば満足度も高いです!

 

 

ちなみにiPad Pro M1も購入しました!

iPad Pro

M1チップ搭載の「MacBook Pro」に感動して、2021年5月21日発売のM1チップ搭載のiPad Pro 12.9インチも購入してしまいました!こちらはまだ手元に届いていないので、届き次第またレビューをお届けしたいと思います。M1チップ搭載のiPad Proに今から期待でいっぱいです!

 

2021年7月16日追記

iPad Proのレビューも執筆しました!興味のある方はこちらご覧ください!

 

 

まとめ 超快適に作業できてます!

Mac Book Pro 13インチ M1チップ

以上、M1チップ搭載の「13インチMacBook Pro M1」のレビューをお届けしました。毎日長時間触るPCでの作業が驚くほど快適になりました。作業効率化に間違いなく繋がっている感覚があります。M1チップ搭載MACは期待を大きく超えていたので、購入して大正解でした!PC作業時間の長い人、フォトグラファーやデザイナーにはかなりおすすめです!

 

興味のある方はぜひチェックしてみてください。

 

 

 

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