デジタルトイカメラ『Fragment 8』レビュー!8mmフィルムのような動画を楽しめる

かんばら
こんにちは、関西写真部SHAREライターのかんばらふうこです。

 

今回は、8mmフィルムのような動画・GIF・写真の撮影を楽しめるデジタルトイカメラ「Fragment 8」をご紹介します。

スマホで何でも高画質でキレイに残せる今だからこそ、「Fragment 8」でショートフィルムムービーを撮ることの楽しさと、その瞬間しか切り取ることのできない思い出の尊さを感じられます。

「Fragment 8」について

Fragment 8

「Fragment8」は、香港に拠点を置き、数々の受賞歴を誇るプロダクトおよびインダストリアルデザイン会社LOFTY FACTORY CO.により開発・発売されたレトロカメラです。

カメラの数字「8」は、1932年にコダック社が開発し、映画に広く使われた「8ミリフィルム」を表しており、昔の映画のようなフィルムの独特な色と不完全さを表現します。

価格は¥29,810(税込)です。マイクロUSBケーブルとSDカードはパッケージに含まれていないので、事前に準備が必要です。

「Fragment 8」を開封

Fragment 8

「Fragment 8 」は自分へのご褒美にも、大切な誰かへのプレゼントにもぴったりなカラフルなボックスで届きます。

 

Fragment 8

中にはカメラ本体と取扱説明書が入っています。付属のエフェクトレンズはカメラ本体の中に収納されているので、使い方説明でご紹介します。

 

Fragment 8

「Fragment 8 」カラーフィルム付属のカラーバリエーションはホワイトとブラックの2種類。レンズはフラット、イエロー、CPL、ブルーの4種類です。

8mmカメラを見ると昔を思い出す方もいれば、スマホやデジカメしか使ったことがない方にとっては“レトロなところが新鮮”なデザインとなっています。小さなバッグにも入るコンパクトサイズ(L110 x W90 x H40mm)・重さ(250g)なので、日常から旅行まで、どこにでも持ち運べます。

 

Fragment 8

取扱説明書は日本語の解説もあります。カメラの機能から撮影方法まで記載されているので、はじめて使用する方は読んでおくことをおすすめします。

「Fragment 8」の使い方

取扱説明書に詳しい概要は記載されていますが、購入前に使用方法を知りたい方も多いと思うので簡単にご紹介します。

レンズとファインダー

Fragment 8

白いレンズキャップを外すとレンズが出てきます。レンズキャップはとても小さいので、紛失しないようにカメラ内部に収納しておくか、ポーチを用意しておくと安心です。

 

Fragment 8

ファインダーは一番上の丸い部分になります。モニターはなく、ファインダーを覗いてどのような景色が写っているのかを確認する撮影スタイルになります。小さなファインダーの向こうにある世界をどのように撮ろうか、自分の感性と腕の動きだけで表現できるところがアナログ感満載でワクワクします。

SDカード・USB挿入口

Fragment 8

カメラ下部にあるハンドルを外に出すと…

 

Fragment 8

SDカード挿入口、Micro USB挿入口、リセットボタンが出てきます。取扱説明書に従いSDカードのフォーマットを行います。

※正しくフォーマットされていない場合撮影をしても記録できていないので気をつけましょう。

Micro USBは付属されていないので、事前に用意して充電しましょう。フル充電されると全ての白いインジケーターが点灯します。

また、三脚ネジがついているので場所を固定して自撮りや集合写真を撮ることもできます。ストラップも装着できるので、落下防止にお気に入りのカメラストラップをつけることも可能!

フィルターレンズをセットする

Fragment 8

カメラの蓋を外すと中にフィルターレンズが!元々フィルムをいれるホルダーであった場所がレンズ収納になり、かさばることなく持ち運びができます。イエロー、CPL、ブルーの3種類のレンズをセットすることで、フラットレンズだけでは表現できない面白い8mm動画を撮影することができます。

 

〈フィルターレンズのセット方法〉

回転プレートのキャップを外します。

回転プレートを外します。キャップは無くさないように元の位置に取り付けましょう。

 

Fragment 8

フィルターレンズのキャップを取り外します。

 

Fragment 8

フラットレンズを取り外した部分に回転プレートを取り付け、真ん中にキャップを付けます。

 

Fragment 8

回転プレートにレンズキャップを装着したらセット完了!プレートを回転させるだけで簡単にレンズの切り替えができます。

フラットレンズやレンズキャップはカメラ内部に収納しておくと、撮影中にいつでも交換できます。

電源・モードやコマ数切り替え

Fragment 8

カメラ右面には電源/モードボタン、コマ数切り替えが搭載されています。

「動画」「GIF」「写真」の撮影が可能です。動画の各クリップの最大撮影時間は100秒、Gifの場合は4秒です。キャプチャを開始している間、赤いインジケータが点滅します。

コマ数は「24」「9」の2つです。24(シャッター時間=1/24)の場合、アクションが非常に早く、露出時間が短いため滑らかな仕上がりに、9(シャッター時間=1/9)の場合、動作が遅く、昔ながらのカクカクとした仕上がりになります。

「Fragment 8」を持ってハーベストの丘へ!

関西の人気スポットハーベストの丘に行き、「Fragment 8」でオシャレなフィルム動画を撮影してみました。自然豊かなロケーションと、昔ながらのテーマパーク感がフィルム動画と相性抜群◎

撮影中はどんな映像が撮れているか見れないのでドキドキしますが、自宅に帰ってパソコンで見返していると、その時見ていた景色が目で見た時と違った雰囲気に写っていて、まるで1本のショートムービーを撮影したような気持ちになりました。

撮影した動画を繋げた動画がこちら。

 

 

「Fragment 8」を太陽の方に向けた観覧車のシーンはフレアがとても綺麗で、スマホでは演出できない動画が撮れました。

エフェクトレンズは、レンズの位置に合わせてクルクル回すのですが、少しズレていたのか動画内にエフェクトレンズが映り込んでしました。しかし、そんな失敗もまたアナログ感があっていいなと思えます。ホワイトとブラックの2台を夫婦それぞれ持ち歩いて子供や景色を映して、帰宅してから撮った動画を見返している時間も楽しかったです!自分が使ってみて、人へのプレゼントにも喜んでもらえそうだなと感じました。

映像のみの記録で録音はできないのですが、自分でお気に入りのBGMをつけることでロマンチックに演出できます。

かんばら
晴れの日や自然光の入るお部屋での撮影が満足な動画が撮れやすいです。撮影の回数を重ねることで8mmフィルムと相性の良いロケーションや被写体を見つけられるので、使えば使うほどに愛着の湧くカメラと思います。ハンドルが付いていますが、大きく動かすとカメラが動くので、しっかり安定感のある撮影をしたい時は三脚を装着することをおすすめします。

 

Fragment 8

Fragment 8

トリガーを左に倒すと写真のシャッターを切ることができます。シャッター音はとても小さく、撮影中は撮れているか不安になりますがカメラに耳をつけるとカチッという音が聞こえます。

フィルムカメラだと現像に時間もお金もかかりますが、「Fragment 8」はSDカードに保存されるので撮り終わってすぐに確認できるところが嬉しいです。

《製品仕様》

センサーモデル 1/3インチCMOS
レンズモジュール F2.0
動画 720p@9FPS/720p@24FPS
GIF 320p@9FPS/240p@24FPS
撮影持続時間 約100秒

 

使ってわかった!「Fragment 8」の魅力

「Fragment 8」で撮影をしてわかったカメラの魅力を3つご紹介します。

1 アナログムービーの奥深さを感じられる

Fragment 8

「Fragment 8」は平成生まれの私には見慣れないデザインで、液晶モニターやボタンが少ないのが新鮮でした。

いつも露出や絞りなどカメラの設定をしながら、自分の中で正解の動画を撮影することに集中していますが、「Fragment 8」は直感的に、冒険をしながらファインダーの向こうにある景色を撮ることができ『技術ではなく、好きな景色、大切な人を楽しく残すことが大切なんだ。』ということを思い出させてくれます。

撮っている瞬間は動画を確認することができないので、何気ない風景、いつもそばにいる家族、という感覚ですが、パソコンで動画データを見返すと、自分が撮っていたことが不思議になるくらい映画のようなレトロな仕上がりになっていました。

高画質なスマホがある今だからこそ、アナログムービーを撮ることで日常の尊さを実感することができます。

2 シンプルな機能で簡単に撮影できる

Fragment 8

普段スマホやデジカメで撮影しているので、はじめは見慣れないデザインに難しそうな印象を持ちましたが、説明書を見ながら実際に撮影をしてみるとすぐに使いこなせました。

片手でも操作ができるようにデザインされているので、歩きながら動画を撮影できます。また、動画を撮影するときのカタカタというカメラの中から聞こえる音も「Fragment 8」ならではの魅力です。スマホのフィルム風アプリでは体験できない、本格的なフィルムカメラの操作が楽しめます。

小さなファインダーを覗いて、シャッターの音に耳を耳を澄ませて、常にカメラが顔の近くにあることで自分だけに見えている世界に夢中になります。

3 自慢したくなるオシャレなデザイン

Fragment 8

人目を引くオシャレなデザインは「Fragment 8」の最大の魅力。

“今っぽくない”カメラの形でありながら、“SNS映えする外観”のギャップに注目を集めること間違いなし。

使わない時はインテリアとして棚に置くだけでも雰囲気があります。ただし、ほこり、高温多湿の場所での保管は故障の危険があるので、保管場所には注意してくださいね。

「Fragment 8」をAmazonで購入しよう

Fragment 8

「Fragment 8」はSeven Seasのオンラインショップで購入することができます。

今回ご紹介したカラーレンズの他に、ユニークな動画が撮れる「フラットレンズ、ラジアルフィルター、カレイドスコープ、スターフィルター」がセットになったタイプもあります。

フィルムカメラ好きな方はもちろん、日頃スマホでの撮影が多い方にも「Fragment 8」はおすすめのカメラです。ぜひ商品ページをチェックしてみてください。

タイプ レンズ 商品ページ
Fragment8 Effect Lense ホワイト フラット、イエロー、CPL、ブルー 購入する
Fragment8 Effect Lense ブラック フラット、イエロー、CPL、ブルー 購入する
Fragment8 Effect Lense シルバー フラットレンズ、ラジアルフィルター、カレイドスコープ、スターフィルター 購入する
Fragment8 Effect Lense ブラック フラットレンズ、ラジアルフィルター、カレイドスコープ、スターフィルター 購入する

 

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