駆け出しカメラマンにおすすめ!活用したいSNS・Webサービス15選

ヤグチサトコ
こんにちは、フリーライターのヤグチサトコです!

 

今日は、最近フリーランスになった駆け出しカメラマンの方や、これからカメラマンを目指す方に向けて、活用したいSNSWebサービスをご紹介します。

筆者はライターですが、実際にWebでの発信をきっかけに仕事のご依頼をいただいています。

有効活用すれば、SNSWebからも仕事が広がっていきますよ。

WebやSNSでカメラマンの仕事は見つかる?

本当にWebから仕事が見つかるの…?答えはYESです。

近年はWebサイトやSNSを通じた仕事依頼も増えてきました。TwitterDMでやり取りが行われることもしばしばです。
また、Webは仕事を探す場としてはもちろん、自分をアピールする場としても活用できます

例えば美味しいオムライスの店を知りたかったとしたら…

まずはネットで検索しますよね。

オムライスの例

もしもサイトを作っていないお店だったら、この時点で候補にもなれません。次に、美味しそうなオムライスの写真があるサイトと、ただ文章のみが書いてあるサイトがあったとしたら、どちらの店に行きたくなるでしょうか?

やはりおいしそうな写真がある方を選ぶ人が多いと思います。

つまり、Web上で「オムライス」をしっかりアピールできているお店が有利というわけです。

 

カメラマンも同じです!Web上に自分をアピールする良い写真をアップしていけば、ライバルに差をつけ「この人に頼んでみようかな」と思わせることができるのです。

特にフリーランスで活動されている方は必須ですよ。

 

とはいえ、世の中には色々なサービスがあってどれを利用すればいいのか迷いますよね。代表的なものをいくつかご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。

個人の作品発信に必要な「ポートフォリオサイト」作成サービス 5選

まずは、手軽にポートフォリオサイトが作れるサービスをご紹介します。

ポートフォリオサイトとは?
ポートフォリオサイトとは、自分の作品を公開しているホームページのことです。
いわば自分自身の公式サイト。サイトを持っていると信頼性が高まります。
また、クライアントは「大阪 カメラマン」などで検索してカメラマンを探すケースがあります。SNSだと競合が多すぎますが、ポートフォリオサイトならSEO対策がある程度必要とはいえ、検索結果の上位を狙うことも可能です。
特にカメラマンは自分の実績=写真になるので、写真を見せる場を作らなければ声がかかりません。他ジャンルのクリエイターよりもポートフォリオサイトの必要性が高いと言えるでしょう。

1WordPress

WordPress

関西写真部SHAREでも何度かご紹介しているWordPressCMSContent Management System)と呼ばれるWebサイトを管理・更新できるシステムの1種で、国内でのシェアは80%以上を誇ります。

WordPressのメリットは、誰でも無料で高クオリティのサイトが制作できる点です(レンタルサーバーやドメイン取得代は除く)。

独自のデザインを選べる「テーマ」という機能があり、HTMLCSSといったプログラミングの知識がなくても、テーマを選ぶだけでおしゃれなホームページを作成できます。

また、検索結果で上位にあげるための対策(SEO対策)も比較的簡単に行えるため、効率的にサイトの集客ができるのも嬉しいところ。
そうは言っても、HTMLCSSの知識があった方がより良いサイトに仕上がります。ある程度Webの知識がある方に特におすすめのシステムです。

WordPressについては下記の記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。

 

2Jimdo

出典:jimdo

直感的な操作で簡単にWebサイトを制作できるサービスがJimdo(ジンドゥー)です。

AIが自動でホームページを生成してくれる「AIビルダー」プランなら、質問に答えていくだけでほぼ完成したポートフォリオサイトができあがります。あとは画像をアップしていくだけです。

難しい専門知識不要ですぐにホームページができるので、あまりWebサイト制作に時間をかけられない方にぴったり。無料プランと有料プランが用意されているので、まずは無料プランで試してみて、こだわりたくなったら有料に移行するのも良いでしょう。

3PORTFOLIOBOX

portforiobox

出典:PORTFOLIOBOX

PORTFOLIOBOXはカメラマンやデザイナー、芸術家などに向けたポートフォリオ作成サービスです。特徴は、洗練された美しいデザインのテンプレートが揃っている点。ビジュアル重視のサイトを作りたい方におすすめです。

以前は条件付きで無料プランがあったものの、現在は有料プランのみの展開になっています。とはいえ良心的な価格ですので、海外サイトのようなおしゃれなサイトを作りたい場合は利用してみる価値ありです。

 

4Wix

Wix

出典:Wix

イスラエル発のサイト作成サービス・Wix500種類以上のテンプレートから好きなものを選び、ドラッグ&ドロップで編集できます。とにかく簡単なのが魅力!

無料プランでもサイト運営に必要な機能が十分備わっており、気軽にホームページ作成にチャレンジできます。

Wixについては以前の記事で使い方を解説しておりますので、あわせてご覧ください。

 

5Adobe Portfolio

Adobe Portfolio

出典:Adobe Portfolio

Adobe CCに契約していれば、無料で利用できるAdobeのポートフォリオ作成ツールがAdobe Portfolioです。
簡単操作ですぐにサイトが作成でき、独自ドメイン(オリジナルのURLのこと)の接続が無料な点も嬉しいところ

Adobe CCを解約するとサイトが見られなくなってしまいますが、カメラマンやクリエイターでAdobeを解約することはほぼないでしょうから、その点は心配無用と思います。

Adobeユーザーの方は検討してみてはいかがでしょうか。

作品発信におすすめの「SNS・webサービス」5選

続いてはポートフォリオサイトよりも手軽に発信できるSNSやWebサービスをご紹介します。

SNSは誰でも簡単に利用できる分、競争相手が多いですが、うまく使えばポートフォリオサイトに誘導することもできます。多くのサービスが無料で使えるので、いくつか運用しておいても損はないでしょう。

 

1Instagram

言わずと知れたInstagram。今更紹介するまでもないかもしれませんが、実は2021年秋にパソコンからも画像が投稿できるようになったことはご存じでしょうか?

PC版のInstagramにログインして、画面右上の+ボタンをクリックすると投稿できるようになりました。(ただし投稿後の修正は今のところPC版ではできません。)

Instagram

一眼レフカメラで撮影して、Lightroomで補正した写真を投稿したいときに大変便利!
ぜひ渾身の写真をInstagramにアップして、自分の作品をアピールしましょう。

また、アカウントは「クリエイターアカウント」に切り替えるのがおすすめ。クリエイターアカウントにするだけで、リーチしたアカウント数や閲覧数を確認できる「インサイト」という機能が使えます。どんな写真の反応が良いか、今後の投稿に参考にすることができますよ。

 

2500px

500px

出典:500px

500pxはカナダ発祥の写真専用のSNSです。特筆すべきは投稿される写真のクオリティの高さ!世界中からプロアマ問わず腕に自信のある人たちがハイクオリティな写真を投稿しています。

独自の評価基準「Pulse(パルス)」というポイントを多く獲得すると、トップページの上位に表示される仕組みです。

サイトが英語表記なのでちょっと気後れしてしまうかもしれませんが、全世界の写真家たちと交流できるのは大変魅力的。500pxで実力を発揮できれば、世界中から注目されるかも!?

 

3Photohito

写真共有

出典:https://photohito.com/

アットホームな雰囲気で発信・交流したい…そんな方におすすめなのが写真共有サイト・Photohito

Photohitoの大きな特徴は、検索機能が優れている点です。使用カメラやレンズで検索できるので、自分と同じカメラやレンズを使っている人の写真を見ることができます。投稿された写真はISOやシャッタースピード、絞りなどの撮影情報も表示されており、閲覧するだけでもカメラの勉強になりますよ。

特に、駆け出しカメラマンで修行中…という方はぜひ利用してみてください。

 

4Behance

写真共有

出典:https://www.behance.net/

世界中のクリエイターから数百万件以上の作品が公開されている、AdobeSNSBehanceです。Adobe PortfolioはAdobe CCを契約していないと使えませんが、こちらは誰でも無料で使用可能。

BehanceはSNSであり厳密にはWebサイトではありませんが、ポートフォリオサイト代わりに利用することもできます

なんとクリエイター向けの求人ページがあり、その内容はワールドワイド!むしろ日本の求人はほぼありません。海外の仕事に挑戦してみたい!という方はぜひトライを。

 

5note

ノートパソコンで作業する人

noteはクリエイターが手軽に情報発信できるプラットフォームです。文章はもちろん、写真や動画も投稿できます。ブログと似ていますが、広告収入がメインのブログに対し、noteは自らの作品やノウハウをコンテンツとして販売できます。

具体的に説明すると、noteでは自分の記事を無料にするか有料にするか選べます。
たとえば、「目を引く風景写真を撮る方法」を知っていたとしたら、そのノウハウを有料記事にして販売することができるのです。

もちろん、収益化を目指さずに無料記事を公開し、ファンを増やすのも使い方の1つです。特にブログをやっているけれど全然見られていない…というお悩みをお持ちの方はnoteに移行するのもアリ!多くの人にブログを見てもらうにはSEO対策が必要になりますが、noteはそもそもユーザーが多く、サイト内の回遊性も高いので一定数読んでもらえます。

筆者もnoteを使っていますが、実際に仕事につながりました(ライターの案件ではありますが)。また、広告がなく見やすい上、勉強になる記事も多いのでインプットにも最適です。

 

Webで写真を仕事にできるサービス5選

続いては、写真を仕事にする上で使いたいWebサービスのご紹介です。カメラマンとしての仕事から写真の販売まで、様々な手段があります。自分に合うサービスを探してみてくださいね。

1カメラマン専用求人サービス

パソコンとカップ

写真関連の求人を探すときに、どんなサイトを使っていますか?大手サイトも良いですが、そもそもあまり数がなかったり、イメージと違う求人が混ざっていることもしばしば。結果、うまく見つからず諦めてしまうなんてことも…。

そんなときは、FiNDERカメラマンネットといったカメラマン・フォトグラファーに特化した求人サービスを利用してみるのも良いでしょう。カメラマン以外の求人がないのでストレスなく探せますし、「ブライダル」や「商品撮影」などのジャンルで検索できる点も便利です。

 

2出張撮影サービス

ウエディング撮影

スケジュールを登録し、予約が入ればお客様と打ち合わせして撮影を行うのが出張撮影サービスです。空き時間に撮影に行けるのは大変魅力的。本業のかたわら、副業で登録している人もたくさんいます。

撮影の依頼をするのは一般の方なので、基本はポートレート撮影です。ウエディングやニューボーンフォトなど、家族の記念になるような写真を撮ることが多いでしょう。ポートレートが得意な方、人とコミュニケーションをとるのが好きな方に向いています

fotowaラブグラフOurPhotoなどが有名です。

 

3クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、個人や企業がインターネット上で不特定多数に仕事を依頼するWebサービスです。ここ数年でかなりメジャーになりました。クラウドワークスやランサーズといった名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

単価が低い案件が多いので、クラウドソーシングだけで収益を上げるのはなかなか苦しいのが現状ですが、まずは実績がほしいという方におすすめです。

 

4 ストックフォト

ライターである筆者はダウンロードする側でお世話になっているストックフォト。使用料を支払うことで、広告や出版物に素材として使える画像を手に入れることができます。

カメラマン側は、ストックフォトに掲載された自分の写真がダウンロードされると、販売手数料を差し引いた報酬がもらえる仕組みです。1枚の写真を長期的に販売し続けることができるので、本業のかたわらに取り組んでも損はないでしょう

ストックフォトについては以前の記事で詳しく紹介しています。

 

5オンラインショップ

プリントした写真

写真のデータではなく、写真を使った「モノ」を販売するという選択肢もあります。写真集はもちろん、カレンダーやプリントしたTシャツなどのオリジナルグッズも良いですね。

CMでよく見るBASEや、ハンドメイド作品中心のminneなどがあります。

 

WebやSNSで仕事につなげるためにやっておくべきこと

最後に、WebSNSを活用して仕事を得るために、やっておくべきことをご紹介します。

カメラマンとしてのブランディング

男性カメラマン

カメラマンの商品は、「自分自身」といっても過言ではありません。「あなただから頼みたい」と思ってもらえるようなセルフブランディングが不可欠です。

例えば、ポートフォリオサイトやSNSに以下のようなものを記載すると良いでしょう。

・プロフィール写真
・使用機材
・得意ジャンル(ポートレート、商品撮影など)
・受賞実績

ネット上で顔出しをするかは悩むところですが、クライアントの視点で考えると、顔写真があった方が安心できます。SNSのアイコンもプロフィール写真にしておけば、顔と名前も覚えてもらいやすいですよ。どうしても顔出しに抵抗があるという方は、イラストを使うのも1つの方法です。

 

最新の自分を発信し続ける

忙しいとWebサイトやSNSの更新を後回しにしがちですよね。ですが、なるべく継続的に更新することをおすすめします。

発注する側は、カメラマンの最新の実績を知りたいもの。せっかくサイトを覗いても、更新が数年前で止まっていると不安になります。
特に仕事で撮影した写真は、なるべくクライアントの掲載許可をとって、積極的に公開していくようにしましょう。

 

発信のチャンネルは多めに

どこにチャンスが隠れているかはわかりません!なるべく発信するチャンネルは増やしておきましょう。InstagramやTwitterも良いですが、利用者が多すぎてその中から抜きんでるのは至難の業です。他のSNSやプラットフォームにも挑戦した方が、可能性が広がりますよ。

 

まとめ

SNSとWeb

いかがだったでしょうか?

フリーランスで活動する場合、WebやSNSでのアピールは必須です。特にポートフォリオサイトはなるべく早く用意することをおすすめします。

良いご縁をつなげるように、WebサイトやSNSを有効活用していきましょう!

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