ついにフィルムカメラの中判カメラである、PENTAX(ペンタックス)67Ⅱ、愛称”バケペン”を購入しました。かなり人気のカメラでもあって、なかなか見るけるのに苦労しましたが、ようやく手に入れることができました。早速レビュー記事を書いていきたいと思います。
PENTAX67Ⅱ、”バケペン”とは?
PENTAX67Ⅱの愛称でもある “バケペン”は『オバケペンタックス』の略です。常識はずれの大きさや、重さから「オバケペンタックス」、「バケモノみたいなペンタックス」という風に呼ばれるようになり、略して愛称が”バケペン”となったようです。全モデルである「アサヒ PENTAX(ペンタックス)6×7」が1969年に発売され、話題になり、人気のカメラとなりました。、中判一眼レフカメラは一般的にHasselblad(ハッセルブラッド)などの箱型のカメラが多いのですが、PENTAX(ペンタックス)6×7は35mm一眼レフカメラと同じような形で、扱いも同じ感覚でできます。その扱いやすさが、人気の理由の一つです。今回僕が購入したPENTAX(ペンタックス)67Ⅱは1998年にフルモデルチェンジとなって発売された中判一眼レフカメラです。中判カメラの魅力をまとめていきたいとお思います。
中判カメラって!?
そもそも中判カメラってなんなのかという部分から説明していきたいと思います。中判カメラとは120フィルム、220フィルム(ブローニーフィルム)を使用するカメラのことです。一般的に写真印画の美しさを決定づけるのがフィルムサイズと言われています。PENTAX67Ⅱのフィルムサイズ6×7(中判)はフルサイズにあたる35mmのフィルムサイズの約4.4倍の大きさにあたります。なので、フルサイズに当たる35mmのカメラよりもより高画質に撮れるということになります。
画像で確認してもらっても大きさの比較は一目瞭然ですね。写真の情報量が35mmよりも多いので、素晴らしい画質が期待できます。中判カメラは昔はプロカメラマン用のカメラという印象が強く、価格も非常に高価でしたが、今では価格も落ちてきてアマチュアカメラマンでも所持している人を見かけるようになりました。
僕の購入したPENTAX67Ⅱも中古で13万円とかなり安めの値段で手に入れることができました。全モデルであるPENTAX 6×7の方であれば、4~5万円くらいの相場で中古市場に出回ってたりします。中判カメラに手を出そうと考えている人にはオススメです!(笑)
PENTAX67Ⅱで使用するフィルム
先ほどの中判カメラの説明でも少し触れましたが、PENTAX(ペンタックス)67Ⅱでは(ブローニーフィルム)を使用します。画像で見てもわかるように、大きいですね。また35mmフィルムの27枚撮りや、36枚撮りと比べると、120フィルムで10枚撮り、220フィルムで20枚撮りと撮れる枚数も少ないです。なので1枚あたりのコストも高価になってきます。
始めたての中判カメラユーザーでどのフィルムを買えばいいのかわからないという方のために、ある程度いろんなお店に置いてある、オススメの120フィルム(ブローニーフィルム)を紹介したいと思います。
FUJIFILM PRO400H
プロの写真家にも人気のFUJIFILM PRO400Hです。このフィルムを特徴仕上げで現像してみると青っぽい仕上がりになります。写真家の石川祐樹さんや市橋織江さんはこのフィルムをよく使っているそうです。
ブローニーフィルムFUJIFILM PRO400Hのレビュー記事はこちら
Kodak PORTRA 400
こちらのフィルムもオススメのフィルム。人肌が綺麗に映るので、ポートレートにオススメのフィルム。ナチュラルな色合いですが、若干緑っぽい感じもします。写真家の濱田英明さんもこのフィルムを使っていると聞いたことがあります。写真から見てもおそらく間違いはないと思います!
PENTAX67Ⅱで撮った写真
それではPENTAX(ペンタックス)67Ⅱで撮影した写真をちょっとだけ紹介したいと思います。(比率3:2にトリミングしています)
- 使用レンズ PENTAX SMCP 67 90mm F2.8
- 使用フィルム Kodak PORTRA400
PENTAX67Ⅱで撮影した写真 モデルchika
PENTAX67Ⅱで撮影した写真 モデルAnna
どうでしょうか。35mmとはまた違った描写力で、かなり綺麗に撮れています。
多くの写真家に愛された”バケペン”
PENTAX67Ⅱを愛用していることでも有名な写真家濱田英明さん
引用:https://twitter.com/hamadahideaki
“バケペン”といえば、多くの写真家達が愛用してきたことでも有名です。写真家の荒木経惟さんは旧モデルであるPENTAX6×7を使用していたそうです。また先ほどフィルムの紹介でも少し出てきましたが、写真家の石川祐樹さん、濱田英明さんもPENTAX67Ⅱを使用していることで知られています。僕も写真家の濱田英明さんの著書、「ハルとミナ」を見てから、PENTAX67Ⅱが急激に欲しくなりました!初めて中判カメラの世界に魅了された瞬間でした!笑
最後に
以上、PENTAX(ペンタックス)67Ⅱ、バケペンのレビュー記事でした。PENTAX67Ⅱは中古でもまだまだ相場が高いですが、買ってよかったと納得できる写真を撮ってくれます。これから写真撮りまくって、新たなレビュー記事を書いていきたいと思います。