
今回、2万円台で購入できる小型軽量ジンバル「MOZA Mini-P」のレビューをお届けしたいと思います。結論からいうと小型のカメラで日常的に動画を撮られる方に非常におすすめの最強ジンバルでした。実際に「MOZA Mini-P」を使って撮影した作例動画もあるのでぜひご覧ください。
日常の撮影を快適にする「MOZA Mini-P」
「MOZA Mini-P」は中国ブランドMOZAのジンバルで、最大積載量900g、最大駆動時間20時間というスペックを持ちながらも超小型軽量を実現した電動3軸ジンバルです。折りたたむと20cm以下になるにも関わらずソニーαシリーズなどのフルサイズのミラーレスカメラまで載せることができる(レンズの大きさによる)万能なジンバルです。容易にプロ並みの滑らかな映像を撮影することが可能です。2020年 9月25日に発売されて以降、Youtuberや動画初心者の方に高いに人気を誇っています。
「MOZA Mini-P」の仕様などについて詳しくはMOZA 公式ページをご覧ください。
「MOZA Mini-P」セットアップ
手元に届いた「MOZA Mini-P」を開封〜セットアップしていきます。
専用ケースも黒色シンプル、かつコンパクトでかっこいいです。
箱を開けるとこのような感じ。
中身を全て出してみます。
- ジンバル本体
- ミニ三脚
- プレート
- ケーブル
- スマホホルダー
- 取扱説明書
とシンプルです。
早速カメラを載せてみたいと思います。今回はスマートフォンを載せてみます。
まずは折りたたんである「MOZA Mini-P」を開いていきたいと思います。
ロックボタンを解除した状態でジンバル上部を回転させます。

回転させて開いた状態がこちら。
次にミニ三脚を取り付けていきます。
取り付け完了しました。
次にカメラ側にプレートをつけていきます。今回はスマートフォンを取り付けるので、まずはスマホにスマホホルダーを取り付けます。
さらにMOZAのプレートをつけます。
「MOZA Mini-P」側にプレート付きのカメラを取り付けます。
取り付けられたら水平を保てるように調整しましょう。調整できたら電源をつけます。
このように簡単に取り付けることができました。
スマートフォンを取り付けたときに、うまくバランスがとれていないと細かい振動が起きてしまう場合があります。
その場合は本体右側のボタン、「Wボタン」を3回押すことでオートチューンしてバランスを調整してくれます。MOZA専用アプリからもオートチューンを行なうことができます。

オートチューンが完了したら、しっかりと水平を保ってくれるはずです。

ちなみにフルサイズ機「SONY α7SⅢ」と「SONY FE 35mm F1.8 SEL35F18F」のカメラとレンズも載せてみました。
ギリギリではありましたが、こちらもなんとか載せることができました。
こちらも問題なく水平を保ってくれます。

こちらで早速撮影してみました!
「MOZA Mini-P」で撮影した作例動画
「MOZA Mini-P」を使って作例動画を2本撮ってみました。参考までにご覧ください。
まず1本目の動画がこちら。大阪の街をジンバルを持って歩き回ってみました。短い時間の中での撮影だったので簡単なものになりますが、扱いやすくサクッと撮れました。
続いて2本目の動画がこちら。先日スタジオでモデル撮影した際の撮影風景を「MOZA Mini-P」を使って撮ってみました。動きは少ないですが、こういった記録動画を滑らかに撮りたい時にも良いなーと感じました。
こちらの動画は女性の方に撮影してもらいましたが、女性でも簡単に扱うことができたとおっしゃっていました。
「MOZA Mini-P」を使って感じたこと
実際にジンバル「MOZA Mini-P」を使って感じたことをまとめました。
1軽量コンパクト!カバンにも余裕で入る
「MOZA Mini-P」は折りたたむことができます。折りたたんだ状態だと全長約19cmとかなりコンパクト。カバンの中にも余裕で収納できます。ジンバル+カメラ+レンズを持ち歩くとしてもカメラリュック一つで十分収納できると思います。ここまでコンパクトだと持ち運びも苦になりません。
旅行先などで使いたい場合も大きめのジンバルを持っていくのはなかなか勇気が入りますが、「MOZA Mini-P」ならスーツケースやカバンの中にスッと入れておけるので良いなと思いました。
またとても軽量設計になっているので片手で持ってもそんなに重たく感じません。腕力に自信のない女性の方にも扱いやすいジンバルだと感じました。
2様々なデバイスに対応
「MOZA Mini-P」はスマートフォン、アクションカメラ、コンパクトカメラ、ライトミラーレスカメラと様々なカメラデバイスに対応しています。ハイスペックなジンバルだとどうしても大きく重たくなり、大きいカメラを載せるにはいいですが、スマートフォンを載せるのには向きません。逆にスマホ用ジンバルではコンデジやフルサイズのミラーレスカメラを載せることができません。「MOZA Mini-P」は1台で様々なタイプのカメラを載せることが可能なので、複数の小型カメラを使い分けたいという方にはピッタリなジンバルだと思いました。
3コンデジなら十分な安定性、フルサイズならやや不安
「MOZA Mini-P」にスマートフォンやアクションカメラ、コンパクトデジタルカメラを載せて撮影する分には安定性は申し分ありませんでした。ただフルサイズ機を載せた時、最大積載量900gまでなら問題なく乗るのですが、軽めのカメラを載せた時ほどの安定感ではありませんでした。ただしこれはかなり細かい話なので、作例動画をみていただけたらわかるのですが、フルサイズ機でも滑らかな映像を撮れるのは撮れます。積載量に少し余力を残してあげるとジンバルのより高いパフォーマンスを引き出すことができます。
4小型カメラを複数使う方にはコスパ抜群
「MOZA Mini-P」は2万円台で購入できるので、ジンバルとしてはかなり安価です。それでいてスマートフォンからミラーレスのフルサイズ機まで載せることができるので、小型カメラを複数つかうという方には非常におすすめのジンバルです。これだけたくさんのカメラを載せることができて、軽量かつ小型で駆動時間も20時間というスペックを考えたらコストパフォーマンスは非常に高いといえます。
「MOZA Mini-P」はこんな方におすすめ
ジンバル「MOZA Mini-P」がおすすめな方をまとめてみました。
- コンデジやアクションカメラなど小型カメラで動画を撮る方
- 旅行先でなるべくコンパクトな機材で綺麗な動画を撮りたい方
- 腕力に自信のない女性の方
フルサイズ機で様々なレンズを使ってガッツリ動画撮影する動画クリエイターの方にはワンランク上のジンバルをおすすめしますが、ちょっとした日常動画や旅行先などで動画をサクッと撮りたいという方にはとってもおすすめのジンバルです。
読者限定クーポンプレゼント
以上、「MOZA Mini-P」の使用レビューをお届けしました。ジンバルと聞くと非常に高価なイメージがありますが、「MOZA Mini-P」はジンバルの中では比較的手の届きやすい価格でかつ手軽に様々なデバイスを扱えるので、初めてのジンバルとしてもおすすめだと思います。
筆者はこのジンバルを仕事で使うことはおそらくありませんが、出先での家族の日常動画なんかを撮るのに今後使っていこうと思っています。気になった方はぜひチェックしてみてください。