Bluetooth接続に対応の左手コントローラー「TourBox Elite」レビュー

作業効率化アイテムとして人気のTourBoxから新しくBluetooth接続に対応した左手コントローラー「TourBox Elite」が発売されます。

現在クラウドファンディングで先行販売のプロジェクトを実行中で、現時点(2022年4月5日)でなんと8,000万円の支援総額を達成しています。

TourBox Eliteは従来モデルTourBox NEOから大きく進化を遂げています。そんなクリエイター注目のTourBox Eliteを今回メーカー様より先行でご提供いただきましたので、レビューをお届けしたいと思います。

 

ちなみに筆者は左手コントローラーは4つ以上所有していて、TourBoxシリーズも初期のTourBoxを使用していました。さまざまな左手デバイスを使用してきた経験もふまえレビューしていきます。

 

この記事を書いた人

小野友暉

プロカメラマン小野友暉

大阪で活動するフォトグラファー / 映像クリエイター。年間書籍「プロカメラマンFile」2018-2020に選出&掲載。日本最大の写真の祭典「関西御苗場2018」でレビュアー賞獲得。仕事では広告写真や動画制作、写真教室講師等務める。毎月20〜30万円のガジェットや機材を購入するガジェットマニア。

 

何が変わった?TourBoxの特徴

TourBox Elite

従来モデルTourBox NEOから具体的に何が変わったのかTourBox Eliteの特徴を簡単にまとめました。細かい商品詳細に関しては公式ページをご確認ください。

Bluetooth接続に対応

TourBox Eliteはクリエイターのための業界をリードするBluetooth対応の左手コントローラーです。Bluetooth5.1でデバイスとのスピーディーかつ安定した接続を実現しました。

数ある左手デバイスの中でもBluetooth対応のワイヤレス接続ができるものはまだまだ少なく、左手デバイスの大きな課題でもありましたが、TourBox Eliteがいち早くその課題を克服しました。

2台のコンピュータに接続可能

ただBluetoothに対応しただけではありません。TourBox EliteはデュアルBluetoothを採用しているので、2台のコンピュータを接続して思いのままに切り換えることが可能です。

プリセットも自動で切り換えますので、複数の作業をシームレスに同時進行できます。

詳しくは公式Youtube動画をご確認ください。

ハプティックフィードバック搭載

TourBox Eliteは「ハプティックフィードバック」と呼ばれる、先進の広帯域モーターを内部に搭載ています。これにより、触感を人工的に作り出し、ノブ、スクロール、ダイヤルを回転させるたびに、振動によって目盛りを刻む感覚が指先に伝わります。使用者は感覚によって回転幅を知ることができます

フィードバックの強度はミディアムとハイで調整が可能です。ここまで細かく設定できる左手デバイスはなかなかありません。

より直感的な操作が可能となります。

3色のカラー展開

3色のカラー展開

出典:TourBox Elite――クリエイター向けのBluetooth左手デバイス

従来モデルTourBox NEOではクラシックブラックの1色のみの展開でしたが、TourBox Eliteはクラシックブラックに、アイボリーホワイト、スペシャルエディションを追加し3色展開となりました。

特にスペシャルエディションは半透明な質感がとてもおしゃれで、高級感があります。デスク周りのインテリアに凝っている方からすると新色追加は嬉しいですね。

TourBox Elite 商品仕様

TourBox Eliteの主な仕様になります。従来モデルTourBox NEOとサイズは全く一緒になりますが、重量が6gほど重くなりました。接続方法はBluetoothに対応し、有線の場合はUSB Type-Cで接続します。リニアモーターも搭載されました。

サイズ 116×101×44mm
重量 376g (バッテリー含まず) バッテリー重量48g
外殻材質 ABS
ボタン材質 PC
接続方法 デュアルBluetooth 5.1&有線USB Type-C
モーター リニアモーター
対応OS Windows 7以降及びmacOS 10.10以降(ケーブルで接続可能)
Windows 10以降及びmacOS 10.13以降(Bluetoothで接続可能)

 

届いたTourBox Eliteを開封〜セットアップ

TourBox Eliteの開封からセットアップまでを流れで解説していきます。

TourBox Elite外箱です。

TourBox Elite 外箱

シックなデザインでかっこいいですね。こちら開封していきます。

TourBox Elite 開封

専用の袋に入っているので、中身を取り出します。

TourBox Elite の同梱物

同梱物は

  • 製品安全ガイド
  • ユーザーマニュアル
  • TourBox Elite 本体
  • 保証書
  • 電池

となっています。

 

TourBox Elite 本体をワイヤレス接続する際の電源は単三乾電池2本となっています。付属されているのでセットします。

本体に電池を入れます。

初めてTourBoxを利用される方はまず最初にTourBoxの公式ページから最新版のTourBox コンソールをダウンロードします。

TourBoxコンソールはTourBoxのボタンのカスタマイズや制御、各種設定を行うソフトウェアです。下記ボタンからダウンロードページへ飛べます。

 

TourBoxコンソールがダウンロードできたら早速ソフトウェアを立ち上げます。

Tour Boxコンソール 初期画面

最初の画面で、TourBoxを接続するように促されるので、接続していきます。有線とBluetoothで接続が可能になりますが、今回はBluetooth接続を行います。TourBoxコンソールの「Bluetoothデバイスをペアリング」をクリックします。

そしてTourBox Eliteの電源をONにします。

電源をオンにする

続いて電源ボタンの上にある丸いボタンを押します。

ボタンを長押し

一回押すと緑色かオレンジ色でランプが光ます。続いけて今度は長押しすると点滅します。

点滅状態

点滅状態でペアリングモードになります。ここでTourBoxコンソールに戻ります。

検出の画面にTourBox Eliteが表示されるので、接続ボタンをクリックします。

Tour Boxコンソール

TourBoxコンソールの画面が下記画像のようになれば接続完了です。簡単に接続できました。

TourBoxコンソール

TourBoxコンソールでは対応ソフトウェアごとにボタンに機能を割り当てることができます。

左手コントローラー

PhotoshopやLightroomは最初からプリセットが入っています。それ以外の対応ソフトウェアのプリセットは自身で追加していただくか、公式ページからプリセットをダウンロードすることもできます。

 

実際にTourBox Eliteを使ってみた感想

実際にTourBox Eliteを使って、写真のレタッチ、動画編集を行なってみました。実際に使ってみて感じた感想をまとめました。

Bluetooth接続は安定性抜群!遅延もない

Bluetooth接続は安定性が高い

今回のTourBox Eliteから搭載されたBluetooth接続は安定性抜群でした。接続もとても簡単でスピーディーに行えます。

ワイヤレス接続で写真レタッチ、動画編集と作業を行なっていましたが、有線接続と比べても遅延などは全く感じませんでした。かなり安定性は高いと言えます。

カスタマイズの自由度が高い

カスタマイズの自由度が高い

TourBox EliteというよりはTourBox コンソールのアプリについてですが、カスタマイズの自由度がかなり広がりました。

筆者が使用していた初期のTourBoxよりも大幅に配置できるボタンやコマンドの幅は広がっています。パソコンOSのコントロールでも使うことができるので、普段行う作業を全てカスタマイズでボタンに配置さえしておけば、ワンプッシュでコマンドを実行できます。

したいと思ったことは大体できるので使い方次第でかなり作業効率化につながります

独特な形状とボタンの配置に納得!操作性が良い

独特な形状見ていただけたら分かるように、TourBox Eliteは独特な形状をしていて、ボタンの配置も一見押しにくそうな感じがします。ただ、実際に使ってみるとその形状とボタンの配置に納得します。

くねくねしている外観のフォルムも凹んでいる部分に親指を当ててボタンやダイヤルを操作しやすくするためのものですし、大きすぎず小さすぎないサイズ感も本当に丁度いいです。

また従来モデルよりもダイヤルの操作性はかなり上がっているので、手元を見ずにダイヤル操作することも簡単になりました。

よく考えられて設計されているのが使ってみるとよくわかります。

左手デバイスの中では機能性もコスパも最強?

コスパ最強

これだけの機能性を兼ね揃えていて、TourBox Eliteのクラウドファンディングでの価格は21,880円となっています。2万円台でこれだけの機能性の左手コントローラーが手に入るのは正直コスパ最強だと思います。

高機能な左手デバイスとして有名どころだとBrain MagiやLOUPEDECKがありますが、価格は3万円〜7万円近くするのでなかなか手を出しにくいのが難点です。

TourBox Eliteは現在プロジェクト実行中のクラウドファンディングから購入すれば21,880円で手に入るので、これだけの機能性を兼ね揃えた製品が2万ちょっとで購入できるのは破格です。

現時点(2022年4月5日)で8,000万円の資金調達できているその人気ぶりが、どれだけお得な価格設定になっているかの裏付けになっているかと思います。

TourBox Eliteはこんな人におすすめ

こんな人におすすめ

TourBox Eliteはクリエイター全般におすすめできます!その中でも「左手コントローラーを欲しいと思っているけど、なかなか買えずにいる」という方に自信を持っておすすめできます。こんなにコスパの良い左手コントローラーはなかなかありません。

こんな人におすすめ!
  • 左手コントローラーが欲しいけどなかなか買えずにいる人
  • パソコン作業の多いクリエイター
  • カメラマン、フォトグラファー、デザイナー、作曲家
  • PC作業の作業効率化をしたい方

 

最後に

以上、Bluetooth接続に対応の左手コントローラーTourBox Eliteのレビューをお届けしました。左手コントローラーでBluetoothを使ったワイヤレス接続できるものが早く発売されないかとずっと待っていましたが、ようやくTourBox Eliteがそれを実現してくれました。やはりワイヤレスで使用できるとデスク周りもスッキリして作業効率もより上がると思います。

さらに進化したTourBox Eliteは現在クラウドファンディングでお得に購入することができるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

 

 

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事