写真や動画の編集をノートパソコンでしている方も多いのではないでしょうか?
より繊細な加工・編集をしたいときには、写真編集に適したノートパソコンを使うことがおすすめです。
今回は、写真編集用ノートパソコンの選び方とおすすめ7選をご紹介いたします。
写真編集用のノートパソコンの選び方
それでは、ノートパソコンの選び方について解説いたします。
選び方1 モニターで選ぶ
写真を編集するためのノートパソコンの選び方の一つ目は、モニターです。モニターを選ぶ際のポイントは、色域・表面加工処理・解像度の3点を押さえることです。
色域
色域とは「色の範囲」のことで、ノートパソコンによって映すことができる色域が異なります。また、色域の規格には、sRGB、AdobeRGB、NTSCなどの種類があり、写真編集をする場合は「AdobeRGB」が選ばれやすいでしょう。
表面加工処理
表面加工処理には、非光沢(ノングレア)と光沢(グレア)があり、画面のツヤ感が異なります。それぞれにメリットとデメリットがありますが、写真編集をする場合はコントラストが鮮明な光沢(グレア)のモニターが向いています。
解像度
解像度とはモニターに表示される総画素数のことで、高い解像度の目安は、4K(3840×2160)屋フルHD(1920×1080)です。解像度が高いと、画像を拡大したときに細かい部分まで鮮明に写し出されるため、写真編集をする際に役立ちます。
選び方2 機能性で選ぶ
機能性で選ぶときのポイントは、CPU・GPU・ストレージの3点です。
CPU
CPUとは作業の処理速度に関わるチップで、人間でいうと頭脳に当たる重要な部分です。
高性能のCPUであるほど、編集後のデータ書き出し時間が短縮され、RAW現像をする場合にもスムーズに作業できます。
一般的な用途であれば「Core i5」でもいいですが、本格的に写真編集をする場合は「Core i7」がおすすめです。
GPU
GPUとはグラフィックボードのことで、3Dグラフィックを描写する際に必要な部分です。
ただ、CPUが高性能であれば、GPUは写真編集に大きな影響を与えないため、ノートパソコンを選ぶときはCPUを優先して確認してみてください。
ストレージ
ストレージとは、データ保存をする補助記憶装置のことで、HDDやDVDなどを指します。
ノートパソコンには内部ストレージがついており、HDDとSSDがあります。HDDは比較的低コストで魅力的ですが、本格的に写真編集をする場合は処理速度の早いSSDがおすすめです。
選び方3 サイズ・持ち運びやすさで選ぶ
ノートパソコンを選ぶときは、持ち運びやすさも考慮してみましょう。
持ち運びやすいノートパソコンを選ぶポイントは、サイズ・重さ・スリムさの3点をチェックすること。
ノートパソコンのサイズは、小さくて12インチ以下から大きくて15インチ以上まであります。持ち運びやすさを重視するなら12〜15インチ程度の中サイズを選んでみましょう。
ノートパソコンの重さも、1kg前後から2kg以上のものまでさまざまです。性能が高いノートパソコンであるほど重さも重くなりますが、持ち運びやすさを考慮すると、2kg前後の重さの中で性能の高いものを選ぶようにしましょう。
また、リュックやカバンへの入れやすさを考えると、薄めのノートパソコンの方が良いでしょう。最近では、120〜150mmの薄型ノートパソコンも販売されているため、厚みについてもチェックしてみてください。
選び方4 メモリ容量で選ぶ
メモリ容量は写真編集や動画編集をする方にとって重要な部分で、作業中の一時データ保存や補正ブラシの処理などに使われます。
画素数の高い写真を処理すると数枚で5〜10GB必要になるため、高画質な写真を処理したい場合は十分なメモリ容量が必要です。
容量が不足すると書き出し速度が下がり、作業効率も落ちてしまうため、スムーズに編集作業をしたい方は16〜32GBを目安に選びましょう。
写真・動画編集におすすめのノートパソコン 8選
それでは、写真や動画編集におすすめのノートパソコン7選をご紹介いたします。
1raytrek R7【PR】
薄さ約20mm、重量約2.3kgの軽量で持ち運びしやすいノートパソコン。最大3画面を一度に映すことができるマルチディスプレイで、スムーズに作業を進めることができます。
RAW現像や画像編集、4K動画編集を問題なく進められる高機能のCPUが搭載されています。
色域が「sRGB」仕様で、鮮やかさについては少し劣る部分もあります。しかし、カバー率99%のフルHD液晶なので、ある程度の細かい部分まで拡大しながら編集を進められます。
CPU | Core i7-10875H |
グラフィックス | GeForce RTX 3070 Laptop GPU 8GB GDDR6 |
メモリ | 64GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | 1TB NVMe SSD / SSD追加 無し |
液晶 | ノングレア液晶 |
重量 | 約2.3kg |
2raytrek R5-TA5 うつゆみこ監修モデル
写真家のうつゆみこさんが監修を務めたクリエイターの創造力を最大限に引き出すハイパフォーマンスモデル「raytrek R5-TA5 うつゆみこ監修モデル」。
目が疲れにくいノングレア液晶を採用したディスプレイは色彩表現が美しく、写真や動画を編集するカメラマンにぴったりです。15.6インチと画面も見やすく、外出先での編集作業を快適にしてくれます。
マルチディスプレイにも対応し、テンキーを搭載しているのでショートカットキーも直感的に扱うことが可能です。
CPU | Intel Core i7 -11700 |
グラフィックス | GeForce RTX 3050 4GB GDDR6 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
液晶 | ノングレア液晶 |
重量 | 約2.0kg |
3DAIV 4N-MA
高機能・コンパクト・高解像度で、クリエイティブ作業もスムーズにしやすく、持ち運びにも最適です。
SDカードリーダーも搭載されているため、カメラとの連携が取りやすく、高い容量データも快適に移動できます。
NTSCの色域が採用されており、色域も申し分ないでしょう。SSD型のストレージ、フルHDノングレア(非光沢)モニターであることも写真編集用パソコンとしては高得点といえるノートパソコンです。
CPU | Core i7-1165G7 |
グラフィックス | GeForce GTX1650Ti |
メモリ | 16GB (8GB×2) |
ストレージ | 1TB M.2 SSD (NVMe対応) |
液晶 | ノングレア液晶 |
重量 | 約1.43kg |
4MSI Modern 15 A5
高性能なCPUとGPUが搭載されており、ビジネスシーンからクリエイティブ作業まで幅広く使えるノートパソコン。
15.6インチとやや大きめですが、薄さ16.9mm、軽さ1.6kgで耐久テストも実施されているため、持ち運びにはぴったりです。
sRGBカバー率61%、Adobe RGBカバー率45.4%とクリエイターズノートにしては色域は広くありません。しかし、価格がお手頃なため、はじめてのノートパソコンを購入する方には向いているでしょう。
CPU | Core i7-10510U |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX 350 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶 | ノングレア液晶 |
重量 | 1.6kg |
5GIGABYTE AERO 17 HDR
4K対応の高解像度モニターで、ゲームにも使われているほど高速な処置速度のノートパソコンです。Adobe RGBが100%のカバー率で搭載されているため、色域が広く、より正確な色を映し出すことができます。
また、GIGABYTE独自の冷却システムがついているため、重たい写真編集や動画編集で負荷がかかる場合も安定性を確保しながら作業を進められます。
重量2.5kgと重めで厚さ270mmと持ち運びをするにはやや不便さがありますが、大画面で高機能なノートパソコンを求める方におすすめです。
CPU | Core i7-11800H |
グラフィックス | GeForce RTX 3080 Laptop GPU GDDR6 8GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB+1TB SSD |
液晶 | ノングレア液晶 |
重量 | 2.5kg |
6LG Core i7
LG Core i7は、30分の充電で最大約10時間の使用可能、世界最軽量の980g(15.6インチ)で、持ち運びがしやすく、外出時でも十分に作業ができます。
4KやフルHDの解像度にも対応しているため、高い解像度の写真でも細かく編集が可能です。sRGBよりも広い「DCI-P3」の色域を99%カバーするため、色彩を忠実に再現できます。
また、衝撃・高低温・砂塵など全7項目のテストにクリアした頑丈なつくりでできているため、「ノートパソコンが壊れてしまうのが心配」という方にもおすすめです。
CPU | Core i7-8565U |
グラフィックス | NVIDIA GTX1650 GDDR5 4GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD (M.2NVMe) |
液晶 | グレア液晶 |
重量 | 1.95kg |
7Surface Laptop 3 13.5インチ
CPU性能に非常に優れており、スムーズな作業処理ができるノートパソコン。ストレージにはSSDが採用されており、画像の書き出し速度もスムーズです。
モニターを取り外すことでタブレットとして使用可能なので、別売りのペンを使ってより繊細に編集ブラシを使うこともできます!また、外部ディスプレイと繋げてマルチディスプレイ環境で画像や動画を編集することもできます。
色域はsRGB規格なので、AdobeRGBほど鮮明ではないですが、十分な色彩を写してくれます。
CPU | Core i5 |
グラフィックス | Intel ® Iris™ Plus グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB PCle SSD |
液晶 | ノングレア液晶 |
重量 | 1.26kg |
8MacBook Air
Apple製M1チップで、最大3.5倍高速になったCPUと、最大5倍高速になったGPUを備えた高性能のノートパソコンです。
重さが1.29kgと軽量コンパクトで、持ち運びに最適。iPhoneとの連携もスムーズなので、Appleユーザーはおすすめです。
色域に関しては、「Display P3」というAppleが定義する高色域で、sRGBより25%広い色を表現してくれます。写真編集中に画面に映る色合いの広さを優先した方にもぴったりです。
CPU | Apple M1チップ |
グラフィックス | Apple 8コアGPU |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD、または512GB SSD |
液晶 | グレア液晶 |
重量 | 1.29kg |
まとめ
今回は、写真編集や動画編集などのクリエイティブ作業にぴったりなノートパソコン7選をご紹介いたしました。
ノートパソコンを選ぶ際は、モニターの色域・処理速度などの機能性・持ち運びやすさなどの中で優先順位を決めて、商品を比較しながら選ぶことをおすすめします。
ぜひ、素敵な写真を編集できるあなたにぴったりのノートパソコンを見つけてください!