低価格ながらも高品質なライティング撮影を楽しめる、NEEWER のポータブルストロボQ3のレビューをお届けします。
NEEWER Q3はアマチュアからプロカメラマンまで幅広いユーザーに向けたポータブルストロボです。コンパクトなサイズ感からは想像できない200W出力でGN58という強力なパワーを持っていながら、非常に豊富な機能を備えています。クリエイティブな撮影をサポートしてくれるストロボになること間違いありません!
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NEEWERについて
引用:NEEWER JAPAN
NEEWERは中国、深センに本社を置く撮影機器を展開するブランドです。LEDライト、フラッシュ、リングライトなどの照明機材をはじめとし、ライトスタンド、三脚、ケージ、モニター、マイクなどの動画撮影機器、ソフトボックスやレフ板などの補助光制御アクセサリーなど、幅広い製品を取り扱っています。低価格ながらも高品質な製品が多く、カメラマンの方であればNEEWER製品を一度は使用したことがあるという方も多いと思います。
そんなNEEWERから新しく発売されたポータブルストロボフラッシュ「Q3」をご提供いただきましたので、実際に使ってみました。
ポータブルフラッシュストロボ Q3の特徴
今回ご提供いただいたポータブルフラッシュストロボ Q3の特徴を簡単にまとめました。
- 1/8000sのハイスピードシンクロに対応
- 2.4G のワイヤレスコントロールに対応
- 小型軽量のコンパクト機
- TTLフラッシュモードに対応
- 500回の点滅
- ガイドナンバー58(@35mm、ISO100)
- マルチフラッシュモード対応
NEEWER Q3は、この手のポータブルフラッシュストロボとしては十分なスペックを持っています。特に注目したいのは、ガイドナンバー58(@35mm、ISO100)という特徴。
競合他社の類似商品である、Godox Ad200Proはガイドナンバーが52(@35mm、ISO100)なので、ガイドナンバーが大き分、より遠くの被写体を適正露出で撮影することが可能となっています。
それでいて価格もGodox Ad200ProよりNEEWER Q3の方が1万円近く安いので、購入する側からするととてもありがたいです。低価格で高品質というNEEWERのブランド特徴がよく出ています。
ポータブルフラッシュストロボ Q3の仕様
NEEWER Q3の主な仕様を表にしてまとめました。基本スペックはGodox Ad200Proとほぼ同等です。細かい違いをあげるなら、前項でもあげましたが、ガイドナンバーはGodox Ad200ProがGN52なのに対してNEEWER Q3はGN58と大きくなります。
また出力調整はAd200Proが9段階なのに対してNEEWER Q3は8段階になります。かなり細かい出力調整を行わない場合は、8段階でも十分と言えます。
フラッシュモード | TTL/M/マルチ |
ガイドナンバー | GN:58(ISO100,@35mm) |
フラッシュ持続時間 | 1/220s-1/15380s |
フラッシュ出力 | 200w |
フラッシュパワー出力調整 | 8レベル:1/128~1/1 |
同期方法 | 高速同期(最大1/8000秒)、先幕同期、後幕同期 |
ワイヤレスレシーバーモード | Nikon/Canon/SONY対応 |
色温度 | 5600±200K |
リサイクル時間 | 約0.01~1.8秒 |
寸法 | 209mm×81mm×55mm |
重量 | 626g |
NEEWER Q3を使って撮影してみた!
実際にNEEWER Q3使ってライティング撮影してみたので、簡単なレビューをお届けしたいと思います。
開封〜外観レビュー
まずは外観から。このようなコンパクトな外箱で届きます。
箱を開けてみると中にはNEEWERのロゴが入ったキャリングケースが入っていました。
取手付きなので、普段持ち歩く時はこのキャリングケースで持ち歩くのが良いと思います。
キャリングケースを開封してみると
このようにストロボ本体とバッテリー、充電器、フラッシュトリガーなどが一緒に収納されています。個人的にはフラッシュトリガーも一緒にケースに入れて持ち運べるのは大変ありがたく思います。
他社製品だとそもそもフラッシュトリガーは別売りになっていることが多く、ストロボの専用ケースには収納できないようになっているので、撮影の時にフラッシュトリガーを忘れてしまうといったことが過去に何度かありました。
NEEWER Q3はキャリングケースにフラッシュトリガーも一緒に入れて置けるので、コンパクトにまとめられる上に忘れ物防止にもなると思います。
NEEWER Q3の中身を全て出してみました。
- NEEWER Q3ストロボ本体
- フラッシュトリガー
- ライトスタンドマウントアダプター
- リチウムバッテリー
- バッテリー充電器
- 充電器AC電源アダプター
- ディフューザー
- マニュアル × 2
という付属品でした。
ストロボ本体はもちろんですが、フラッシュトリガーとディフューザーまで含まれているのは驚きでした。しかも全てキャリングケース内に収納できるので、本当にこのケースを持ち歩くだけで手軽にワイヤレスのライティング撮影を行うことができます。
後からもう1灯追加購入したい際は、フラッシュトリガーが含まれていないセットもあるのでそちらを購入すると良いかと思います。
NEEWER Q3本体を見ていきます。
まず手に取った時の質感が、マットな質感でしっくりきます。手を滑らせにくくなっているので、落としてしまう心配も少ないと思います。耐久性にも優れているような気がします。また個人的にはグレーのカラーリングもとても好きです。
本体側面を見ていきます。
液晶パネルを背中にした時の左側側面には電源ボタンや1/4ネジの穴があります。
その反対の右側側面には
バッテリーを入れる部分と、操作ダイヤル、ロックボタンが付いています。
こちらが液晶パネルと操作ボタンが並んだ面になります。
ストロボを使ったことがある方であれば、マニュアルを読まずとも操作できるような簡単な操作パネルとなっています。
バッテリーは専用充電器で充電できます。
電池残量をLEDパネルで確認できるので、充電状況を一目で把握できます。
続いてフラッシュトリガーです。
こちらはマットな質感ではありませんが、品質は十分で、質感のちゃっちさは感じませんでした。
こちらが左側側面。
ファームウェアアップデート用のUSB-Cポートと、2.5mm同期ジャックがあります。
こちらが右側側面になります。
電源スイッチとオートフォーカスアシストビームスイッチがあります。
フラッシュトリガーは単三電池2本が電源となるので、電池を別途用意しておく必要があります。
NEEWER Q3を使ってスタジオでライティング撮影してみた
スタジオでNEEWER Q3を使ってライティング撮影をしてみました。
まずはNEEWER Q3に43インチのディフューザー付きアンブレラをつけて撮影してみます。
今回は被写体に対して斜め左方向から光を当てる感じで配置しました。
このセッティングで撮影した写真がこちら。
綺麗に光を広げて撮影できています。
全身で撮影すると周辺光量がやや落ちてる感じが目立ちますが、大きめのアンブレラなどで工夫すれば問題ないかと思います。
バストアップ、ウエストアップでの撮影であれば気にならずに撮影できるかと思います。
手軽にクオリティの高いライティングができました。
続いて、アンブレラを外して、ダイレクト光でカポックも使ってコントラストの高いドラマチックな写真を撮影してみたいと思います。
撮影セッティングはこんな感じ。
被写体に直接ストロボの光を当てて、カポックで光を制限することで隙間から差し込んだような光を演出します。
こちらで撮影した写真がこちら。
こういった人物撮影でのライティングを簡単に行うのであればNEEWER Q3のスペックでも十分でした。
今回は1灯でしか試していませんが、2灯、3灯でライティングしてみても面白いかもと思いました。バッテリー駆動で、電源不要かつ、フラッシュトリガーを使ったワイヤレス撮影が可能なので、多灯ライティングやりたい方にも非常におすすめです。
何よりストロボ複数購入する際に1個あたりの価格が非常に安価なのも嬉しいポイントだと思います。
実際に使ってみた感想
NEEWER Q3を実際に使ってみて感じたことを3つまとめてみました。
1 フラッシュトリガーやディフューザーも付属で3万円台はコスパ抜群
NEEWER Q3はフラッシュトリガーやディフューザーも付属したキットが3万円台(2023年7月現在)で購入可能なので、非常にお買い得です。同レベルの他社のストロボと比較しても1〜2万円ほど安いので、価格帯だけで選ぶのであれば間違いなくNEEWER Q3が買いと言えます。
ストロボを使ったワイヤレス撮影に挑戦してみたいけど、初期費用を抑えたい人に特におすすめです。
2 屋内外で手軽なライティングをしたい時に最適
NEEWER Q3はバッテリー駆動で、フラッシュトリガーを使ったワイヤレス撮影も可能なので、屋内はもちろん、電源の取れない屋外でも活躍します。
1/8000秒までのハイスピードシンクロにも対応しているので、屋外で日中シンクロ撮影など、よりクリエイティブな撮影もNEEWER Q3、1台で可能になります。
あまりにゴツくて大きいサイズのストロボだと屋外での使用はハードルがなかなか高くなってしまいますが、NEEWER Q3くらいのコンパクトなサイズのストロボだと屋外でも手軽にライティング撮影を楽しめると思いました。
3 キャリングケースに必要なものは全て収まるので持ち運びが楽
個人的に一番嬉しいポイントは、キャリングケースに必要なものが全て収まることです。他社製品のストロボはケースの中にストロボ本体とバッテリー、充電器とアダプターしか入らないので、ワイヤレス撮影で重要なフラッシュトリガーをケースに入れて持ち運ぶことができません。
実際に、撮影現場についてからストロボは持ってきたけどフラッシュトリガーを忘れてしまって撮影ができないといったことも今までに何度かあったので、収納ケースにフラッシュトリガーも収納できることで忘れ物も減るなと感じました。
ポータブルストロボ「Q3 」はこんな人におすすめ
NEEWER Q3がおすすめな人をまとめてみました。
手軽なライティングをスマートに楽しみたい方にはとってもおすすめです。普段電車移動であまり多くの機材を持ち運びできない人でもNEEWER Q3であればキャリングケース一つ持っていくだけでライティングができるので、非常に使い易いと思います。
- 初めてのストロボ機材を探している方
- コスパの良いストロボが欲しい方
- 多灯ライティングに挑戦してみたい方
- スマートにライティング撮影を楽しみたい方
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終了日:2023/08/31
最後に
以上、NEEWER Q3のレビューをお届けしました。
NEEWER Q3はプロからアマチュアまで幅広いフォトグラファーに愛用されるポータブルストロボだと感じました。Q3を撮影現場に取り入れることで、よりクリエイティブな撮影が可能になります。
直感的なインターフェースやオートフォーカス補助光機能、ワイヤレス制御機能など、使いやすさと多機能性を兼ね備えてつつ。堅牢な作りで耐久性もありそうなので、長く使い続けられるストロボだと思います。
NEEWER Q3の一番の魅力はなんといっても価格で、1台あたりの価格が非常に安価なので、多灯ライティングをしたい方は出費を抑えられます。
クリエイティブな撮影を追求するカメラユーザーにとって、頼りになる機材となるでしょう。興味のある方はぜひ製品ページもチェックしてみてください。