2002年7月に新聞社の仕事で川辺川ダム建設で水没する地域を取材するために、熊本県五木村を訪れた小林正明さん。
ダムの周辺工事が進み、取材で訪れるたびに大きく姿を変えていく五木村と、五木村の人々をモノクロ写真におさめています。
写真と共に五木村の伝統的な行事の説明や小学校の話、五木村で出会った人の取材など、小林正明さんの五木村に対する熱い想いが伝わり、ドキュメント写真集でありながら歴史の本を読んでいるような気持ちにもなりました。
私は小林正明さんとの出会いをきっかけに五木村という場所があったことを知りました。行ったことのない場所なのに、小林正明さんが撮った写真1枚1枚と文章、そして最後に五木村への思いを綴ったメッセージに目が熱くなりました。
インタビュー記事:‟そのままの姿を伝えたい” 写真家小林正明が五木村を取材し続ける理由
小林正明(こばやし まさあき)
1横浜市生まれ。日本写真家協会正会員。元朝日新聞写真記者熊本県五木村、八代市の五家荘に通い、人々の暮らし、風習などの撮影を続ける。ほかに浪曲師や曲師、歌舞伎役者などの撮影にも取り組んでいる。
1横浜市生まれ。日本写真家協会正会員。元朝日新聞写真記者熊本県五木村、八代市の五家荘に通い、人々の暮らし、風習などの撮影を続ける。ほかに浪曲師や曲師、歌舞伎役者などの撮影にも取り組んでいる。
タイトル | 五木の詩 |
著者・写真 | 小林正明 |
出版社 | 海鳥社 |
第1版 | 2006年5月1日 |
文章 かんばらふうこ