
新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言も発令され外出自粛中の現在、外で写真を気軽に楽しむことができなくなりました。
そんな中、TV通話アプリ「Zoom」を使ったオンラインでの撮影、「Zoom撮影」が流行っているというのを耳にし、さっそく挑戦してみました。もともと知り合いのモデルと撮影するのはそんなに気を使わずに気兼ねなくできますが、今回はあえて初対面の新規のモデルとの「Zoom撮影」に挑戦してみました。
今回はそのレポートをお届けしたいと思います。
Zoom撮影に協力してくれたモデル
今回、ご協力いただいたモデルは大阪でフリーモデルとして活動中の米島ゆりか(@yoneshimayurika)さんです。
まずはZoomアプリをインストール
出典:https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
まずはTV通話アプリZoomをインストールしておきます。アプリは有料のプランもありますが、基本無料で利用できます。1 on 1での通話であれば無料で十分使えます!
またZoomアプリはTVミーティングを主催するホストは会員登録が必要ですが、招待者側は会員登録せずとも利用することができます。その手軽さがとても好評で「Zoomミーティング」や「Zoom飲み」などが流行り、ついには「Zoom撮影」まで誕生しました。
Zoomアプリのインストールはこちらより。
PC版でインストールする場合はこちらから。
会員登録を済ませたら、撮影日時にミーティングをスケジュールして、招待URLを発行します。
そして招待URLを事前にモデルに送っておきます。
あとは当日時間を迎えたらURLを開くだけで簡単にTV通話を始められます。
Zoom(オンライン)でモデル撮影はできるのか…
一体、オンライン撮影でのポートレート撮影はどこまでできるのでしょうか。流れに沿ってご紹介していきます!
1モデルと事前打ち合わせ
撮影の前にモデルさんとの事前の打ち合わせをLINEやTV通話で行いました。
撮影当日の服装や、撮影場所について事前に確認しておきます。
2撮影に必要なものを用意
そしてZoom撮影当日、撮影に必要なものを用意します。
TV通話を行うPCとカメラです。
Zoom撮影ではモデルとTV通話しながらこちらが指示を出し、画面のスクーンショットを撮影するやり方もあるのですが、今回はより本来の撮影と近い感じで行いたいため、TV通話している画面をカメラで撮影していきます。
ということで今回は
- ノートPC 「Macbook Air」
- ミラーレス一眼カメラ 「Fujifilm X-T3」
- オールドレンズ「ASAHI PENTAX Super Takumar 55mm F1.4」
を用意しました。
モデル側には、三脚だけ用意していただくようにお願いしました。
3Zoom撮影開始!
なんとモデルの妹さんがわざわざZoom撮影会の文字を黒板壁に書いてくれました!
せっかくなので、ここでも撮影。
いろんな場所に移動してもらいポージングなどの指示をしていきます。
なかなかシュールな絵ですが、すっかり撮影に集中しきっています。
4撮影した写真を紹介
それでは実際に撮影した写真を何枚かご紹介します。
まずはZoom撮影会と書いてくださった黒板壁で一枚。
白壁でポージングしてもらったり、アイテムを持ってもらったりしました。
衣装を着替えてもらい、水色壁背景で一枚。
最後は床に寝転んでもらい、上から撮影。
TV通話している画面を撮影しているのでさすがに高画質とはいえませんが、これはこれでノスタルジックな質感で味があって面白いと思います。
Zoom撮影してみた結果
結論から言うと、Zoom撮影は「意外とアリ!」
リアルなポートレートと結構近い感じで撮影を楽しめました。とは言っても様々な課題点も多く出てきたので、わかりやすくZoom撮影(オンライン撮影)のメリット・デメリットをまとめてみました。
Zoom撮影(オンライン撮影)のメリット
Zoom撮影のメリットをまとめてみました。実際にやってみて意外と良かったのは家で完結するということ。移動時間などもお金もかからないのは良いなーと思いました。また、TV通話先のモデルは自宅いるので、様々な服装で撮影できるのも良かったです。
- お家にいながらポートレート撮影を楽しめる
- スタジオ代や打ち合わせなどのお茶代などのお金がかからない
- いろんな服装で撮れる
- 移動時間などがないので時間の節約になる
Zoom撮影(オンライン撮影)のデメリット
続いてZoom撮影のデメリットをまとめました。一番気になったのは、モデル側に三脚などのアイテムを用意してもらわないといけないこと。たまたま三脚を持っている方だったので今回は良かったですが、持っていない方も多いと思います。なくてもできるはできるのですが、アングルは結構絞られてしまいます。そして音声がたまに聞こえづらくて指示が届いてなかったりが何回かありました。
- モデルに三脚や撮影アイテムを用意してもらう必要がある
- 音声が聞き取りづらく指示が伝わりにくい
- ネット環境によって画質が悪くなったりする
- 場合によっては撮影サポートが必要
モデルの感想
–実際にZoom撮影してみてどうでしたか?
今回はzoomアプリでテレビ電話を繋ぎながらの撮影という、初めての体験をさせていただきました。在宅での撮影、カメラマンさんとはお電話でのやり取り、そういった状況からかリラックスした状態でとても楽しく撮影をして頂くことができました。
緊急事態宣言が出ている中、それが解除されたとしてもコロナの影響はまだこの先も続いていくかと思います。
そんな中でこのzoom撮影会という取り組みはもっと身近でたくさんのモデルさんやカメラマンさんが利用できるよう、この記事が少しでも業界内で広まってほしいと思います!
始まったばかりのことですので、もちろん改善点や課題もこれから出てくるかと思いますが、zoom撮影で皆様が楽しくお家で写真を楽しめるようにと確信しております。
最後に
以上、Zoom撮影のレポートをお届けしました。外出自粛のこの状況で、無理に屋外やスタジオなどでの撮影を行うとモデルもカメラマンも感染リスクが非常に高くなります。早くコロナ収束させるためにもお家で写真を楽しみましょう!
興味をもたれた方はぜひZoom撮影に挑戦してみてください。