VANGUARDのカーボンビデオ三脚「ALTA PRO 3VLT 235CV12」「VESTA GO 234CV10」比較

 

『ここ数年でSNS上で動画の投稿が凄い勢いで増えているな』と思う今日この頃で、Youtubeではショート動画であったり、写真投稿のSNSとして始まったInstagramでもリール動画がどんどん投稿されています。やはりスマホでもカメラでも動画を撮る機会というのは確実に増えてきているなという印象です。

そこで、今回ご紹介していくのは、VANGUARDから販売されている2台のビデオ三脚です。カメラで写真はよく撮っていたけど、動画にも新しく挑戦していきたいという方や、もう動画撮影に取り組まれていて、そろそろビデオ用三脚が欲しいけれど、どれを買っていいか悩んでいるという方には是非読んでいただきたい記事になっています。

タイプの違う2台のビデオ三脚を比較して参りましたので、早速ご紹介していきます。

VANGUARDALTA PRO 3VLT 235CV12

販売価格:¥55,000

VANGUARDVESTA GO 234CV10

販売価格:¥37,400 

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VANGUARDについて

VANGUARD(バンガード)」はカメラバッグや三脚などの撮影用品や機材、アクセサリーから双眼鏡などのアウトドア用品などを販売しているブランドです。

アマチュアカメラマンからプロカメラマン、アウトドアファンなどさまざまなユーザーに支持され、TIPA AWARDや日本グッドデザイン賞など、さまざまな国際的アワードを受賞しています。

ユーザーの声に耳を傾け開発されるスタイリッシュな製品は80カ国以上の人たちの心を掴み、1986年の設立以来ずっと愛され続けています。

そんなVANGUARD製品の中から、今回は「ALTA PRO 3VLT」と「VESTA GO」の三脚シリーズから1台ずつをご紹介します。

 

VANGUARD「ALTA PRO 3VLT 235CV12」の特徴とスペック

まず、このALTA PRO 3VLTというシリーズは新開発した高品質ビデオ雲台を搭載したモデルとなっています。

それでいて、コンパクトに収納できるようにデザインされていることから、持ち運びにも優れたモデルになっています。

このシリーズの部品は精密なCNC加工で製造されたものを使用しています。

CNC加工というのはComputer Numerical Control Machiningの略で、この加工方法によって、優れた耐久性と精度を実現し、長く愛用できるようになっていますし、三脚素材に航空機グレードのアルミニウムを使用しているので、堅牢でありながらも重量は軽い1台となっています。

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VANGUARD「VESTA GO 234CV10」の特徴とスペック

VESTA GOシリーズの三脚の特徴は、まず初めに、持ち運びやすさを重視した軽量でコンパクトなところにあります。シチュエーションでいえば、アウトドアに最適な設計となっており、「常に一緒に」を実現してくれる三脚になっています。

この三脚には、先にご紹介したALTA PRO 3VLTシリーズのものとは違う、よりコンパクトに設計された雲台が付属しておりまして、軽量へのこだわりが感じられる1台となっています。

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VANGUARDのビデオ三脚2台を比較してみた

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ここからは開封をしながら、2台の三脚を比較しながらじっくり見ていこうと思います。

画像右側にある大きい方が、「ALTA PRO 3VLT 235CV12」で、左側の小さい方が、「VESTA GO 234CV10」と
なっています。軽量、持ち運びに特化しているVESTAの三脚のコンパクトさが外箱からもしっかり伝わってきます。

VESTAの箱を開けると収納バッグに入った状態で出てきました。

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ALTAも同様に収納バッグに入った状態で梱包されているようです。

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どちらの収納バッグも丈夫な生地で、長さ調整可能なショルダーストラップがついており、持ち運びしやすい作りになっています。

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ALTAの収納バッグには内側にファスナー付きのポケットも作られています。

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三脚を使う際に必要なアクセサリーは、このポケットに入れておけるので便利です。

ここまでで思うのは、やはり2台とも凄く軽い三脚だということです。

実際にどちらも材質はカーボンで作られており、VESTAで1.42kgALTAにおいては1.32kgという驚きの軽さです。

意外にも、大きい方の収納バッグに入っているALTAの方が僅かではありますが、0.1kg軽いというのが少し不思議な感じがしました。

2台とも内容物を全て出して並べてみます。

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ALTAの内容物は三脚、雲台(VEO PV-12)、アルカスイス互換クイックシュー、ウェイト吊り下げ用フックなどになっております。

そして、VESTAの内容物は、三脚、雲台( VEO PV-10)、アルカスイス互換クイックシュー、スマホホルダーなどというようになっています。

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因みにクイックシューはどちらも50mm×45mmの大きさです。

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2台を寝かせて並べてみるとコンパクト設計にこだわったVESTAの三脚の方が雲台分ほど全長が短くなっていますが、ALTAの方がスリムな設計になっています。

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2台の三脚にカメラを載せて並べてみた写真がこちらになります。

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左がVESTA、右がALTAです。脚を伸ばさずに使用すると高さに大きな差はありません。ですが、脚の段数が4段と5段で1段の違いがあったり、雲台、センターポールの有無などそれぞれに個性があります。

最伸高と最低高も比較してみました。

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センターポールのある左の三脚がVESTAで、右がALTAです。高さは1509mmと1479mmで少しだけVESTAの方が高い三脚になっています。

VESTAはセンターポールにウェイトフックが元々ある設計になっていますが、ALTAはネジで付け外しのできるウェイトフックが付属しています。

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この画像はALTAの三脚で、VANGUARDのローリングバックパックをウェイト代わりに使用した例です。

三脚で大事な安定性ですが、どちらの三脚も軽量化設計をされているので、最伸高まで伸ばすにつれ、脚が細くなっていますが、安定感に問題はございません。ウェイトフックを活用していただいたり、不安定でない場所に設置していただければ安心で安定感のある撮影をすることが出来ると思います。

2台の三脚の脚の太さも比較出来るように写真を撮って参りましたので、下部脚から雲台までを順に載せておきます。写真上の三脚がVESTA、写真下がALTAになっています。

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最低高に関しては、どちらの三脚も脚に角度を付けられるようになっていますので、最低高にする場合、VESTAに関してはセンターポールを分離してから低く三脚を構えることができるようになっています。

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画像左が最低高223mmのVESTA、画像右が最低高192mmのALTAの三脚です。2台ともしっかりとした安定感のあるローアングルでの撮影が可能になっています。

 

それでは、動画撮影に大事な雲台まわりの仕様を比較していきます。

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画像左の雲台はVESTAの「VEO PV-10」、画像右がALTAの「VEO PV-12」となっております。

VESTAの「VEO PV-10」もALTAの「VEO PV-12」も共通して、スプリングによる

  • バランス支持のカウンターバランスで安定したチルト操作
  • スムーズな360°パン操作
  • ダンピングノブでチルトやパンの抵抗調整可能

といったしっかりとした機能がありつつも、軽量コンパクトな設計で作られているので、どこにでも持っていける万能な雲台になっています。なお、「VEO PV-12」は、油圧により、より安定したチルト操作が可能です。

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こちらは、VESTAに付属するVEO-PV10で雲台重量は367g、耐荷重は5kgとなっております。

水準器も雲台部に搭載してあるので、しっかり水平を意識して撮影することができます。

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こちらは、ALTAに付属するVEO-PV12で雲台重量は335g、耐荷重は6kgとなっております。

VEO-PV10と同様に水準器も搭載しているのですが、三脚部にレベリングベースも搭載していますので、緻密に水平をとることができますし、使い勝手も便利なものになっています。

2台とも、各部ノブは、使いやすい設計になっていますし、締めればしっかり固定をしてくれますし、パン、チルト操作をする時は少しだけ緩めにノブを締めておくことで、抵抗が強くなり、その操作の精度を上げてくれるようになっています。

 

2台の三脚のポイントとおすすめ

VANGUARDの2台の三脚は、まず共通して動画をしっかり撮ってみたいという方にはとてもおすすめできるビデオ三脚になっています。写真ばかり撮ってきたけど動画にも興味があるという方にも一台目のビデオ三脚としてピッタリなのではないでしょうか。

プレートもアルカスイス互換で馴染みのあるものだと思いますし、操作感もすぐに慣れていただけるかと思います。

また、アウトドアで使えるような三脚をお探しの方にはどちらの三脚もおすすめできます。性能も申し分ないですが、やはり極めて軽量かつ、コンパクトに設計されているので、持ち出すかを悩んだり億劫になることはないと思います。筆者もビデオ三脚を数本持っているのですが、大きく重いものばかりなので、気軽に持ち出すことが出来ず、いざ動画を撮りたいと思った時に三脚はないという状況に陥ったことは何度もありました。今回ご紹介した2台の三脚の軽さとコンパクトさなら間違いなく持ち出していたはずです。

あとおすすめしたいのは、フリーランスのカメラマンさんにもおすすめできるのではないかと思います。ウェディングムービーであったり、そういった動画の記念撮影系のロケ現場であれば、移動時に困る場面も減りますし、機動性も見込めるのではないかと思います。ただ、リグを組んだカメラを載せたいとお考えの方は、耐荷重のご確認はしておいて自分にあったスペックを持つ方の三脚を選んでいただければと思います。

 

VESTA GO 234CV10がおすすめな方

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VESTA GO 234CV10は耐荷重が5kgなのでミラーレス一眼など、軽めのカメラをお使いの方で動画を始めたい、置きでしっかり手ブレなく動画撮影をしてみたい方などにおすすめいたします。アウトドアなど趣味の場に持ち出したり、スマホで動画撮影をお考えの方にはピッタリなスマホホルダーも付属しています。ALTAよりも安く手に入れることができるというところも1つのポイントかなと思いますし、「三脚なのにこんなに軽いのか」と驚いていただけること間違いないです。どこにでも持っていける、持っていきたくなるようなビデオ三脚です。

 

ALTA PRO 3VLT 235CV12がおすすめな方

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ALTA PRO 3VLT 235CV12は、VESTAに比べて少々値段は高くなりますが、安心してお仕事でも使っていただける三脚になっています。耐荷重6kgでありながら、1.32kgという軽量ビデオ三脚で安定性も問題なく、移動が多かったりするような撮影でもしっかりと撮れるように活躍してくれると思います。本格志向の方にはALTAがおすすめです。すでに三脚をお持ちの方でも、どこにでも持ち歩いていけるようなサブの1台としてもおすすめです。
脚を分解して掃除していただくことも可能ですし、長く愛用していただける三脚になっています。

 

応募者全員貰える!三脚キャッシュバックキャンペーン

店舗またはウェブサイトで対象のALTA PRO 3VL/3VLT、VEO 5シリーズ三脚をご購入いただき、オンライン応募フォームに必要な情報を入力してご応募いただいたお客様に、カーボンモデルは5,000円、アルミモデルは4,000円現金でキャッシュバックします。

キャンペーン期間:2024年10月18日(金)~ 2025年1月13日(月)

応募締め切り:2025年1月19日(日)

 

 

まとめ

今回はVANGUARDから2台のビデオ三脚をご紹介させて頂きました。たくさん種類のある三脚ですが、お使いになる状況や場所に合う1台を選ぶことは非常に大切です。「ALTA PRO 3VLT 235CV12」と「VESTA GO234CV10」を本記事ではご紹介してまりましたが、VANGUARDはもっとたくさんの三脚を取り扱っていますので、一度VANGUARDのホームページでラインナップをご確認していただいても良いのかもしれません。

トラベルやアウトドアでの使用に向けた軽量コンパクトなものから、より大きな機材にも耐えることのできる頑丈なモデルまで、撮影に欠かせない機材の一つであるからこそ、安心してお使いいただけるメーカーで探して、長く愛用していただければなと思っております。ビデオ三脚をお探しの際もぜひVANGUARDのものをご検討されてみてはいかがでしょうか。

 

 

VANGUARDALTA PRO 3VLT 235CV12

販売価格:¥55,000

VANGUARDVESTA GO 234CV10

販売価格:¥37,400 

 

 

 

 

 

 

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