Ulanziから新しく発売されたばかりの定常ライト「Ulanzi VL-200Bi」のレビューをお届けします。VL-200Bi の一番の特徴としては、Vマウントバッテリーを直接ライトに取り付けることができるという点です。
また200Wという高出力のライトでありながら非常に安価なのも魅力的です。今までありそうでなかった定常ライトで、Vマウントを普段から使う映像クリエイターの方にとてもおすすめです。今回、「Ulanzi VL-200Bi」と「Ulanzi 80cm クイックリリース八角形ソフトボックス」を試してみたので、そのレビューをお届けします。
Ulanzi VL-200Bi のスペック
「Ulanzi VL-200Bi」のスペックをまとめました。200Wという高出力のライトでありながら、価格はなんと3万円を切っています。さらにバイカラーのライトとなっており、色温度は2700-6500kの範囲で変えることもできます。非常にハイスペックでありながらコスパの良いライトです。
出力 | 200w |
色温度 | 2700-6500k |
FX | 6 |
電源 | Vマウントバッテリー / DC丸型コネクタ |
輝度(1m) | 6500K@1mで48300ルクス |
調光範囲 | 0-100% |
マウント | ボーエンスマウント |
CRI | >95 |
価格 | 29,999 JPY |
「Ulanzi VL-200Bi」外観チェック
「Ulanzi VL-200Bi」の外観からチェックしていきます。
こちらが本体になります。
電源やボタン類、液晶などは右側側面に集約されています。
こちらがライトの発光部です。マウントはボーエンスマウントになります。
こちらが本体上面。
こちらは本体底面になります。ファンが見えます。またLANポートとDC丸型コネクタを指す部分があります。
本体右側側面は商品名の記載があります。
そしてこちらが背面についているVマウントアダプタです。こちらにVマウントバッテリーをライトに直接取り付け駆動させることができます。直接取り付けるタイプのライトは珍しいですね。
Vマウントバッテリーを取り付けてみました。大きいVマウントバッテリーを取り付けると後ろの方に重心が寄ってしまうかもしれません。99WhのVマウントバッテリーでちょうど良い感じでした。これで電源をとれない屋外での利用も気軽にできるというのは嬉しいポイントです。
Vマウントバッテリーで電源駆動してみました。Vマウントバッテリー側がライトの出力に対応してないので、Vマウントバッテリー駆動の場合は50%の出力が最大でした。
「Ulanzi VL-200Bi」はバイカラーの定常ライトになるので、色温度も変えることができます。2700Kから。
6500Kの間で色温度を変えることができます。
別で電源ケーブルもあり、こちらを繋げば、100%の出力が可能となっています。屋内での利用時は電源ケーブルを使うのが良いでしょう。
また、今回一緒に80cm クイックリリース八角形ソフトボックスも試してみます。
こちらのソフトボックスも非常に優れた製品で、クイックリリース設計により、セットアップが非常に楽でスピーディーに行えます。
こちらを押し込むだけで
簡単にソフトボックスを広げられます。1〜2秒で簡単セットアップです。
ちなみに付属品はディヒューザーとハニカムグリッドが付属していました。
続いて、「Ulanzi VL-200Bi」を実際に使って物撮りをしてみました。
「Ulanzi VL-200Bi」を実際に使ってみた
実際に「Ulanzi VL-200Bi」と「Ulanzi 80cm クイックリリース八角形ソフトボックス」を試してみました。
今回は室内で、物撮りで検証してみました。
まずはライトなしで撮影した写真です。
そして100%でダイレクト光で斜め前位置からライトを入れてみました。ちなみに色温度は5500Kです。
色温度も2700Kに変えて撮影してみた写真がこちら。
色温度6500Kにして撮影した写真がこちらです。
ダイレクト光で光がきつかったので、「Ulanzi 80cm クイックリリース八角形ソフトボックス」を装着して撮影してみます。
ソフトボックスにディヒューザーをつけた状態で撮影した写真がこちら。しっかり光を和らげることができました。先ほどのキツかった印象からソフトな印象になりました。
また6つあるFX機能もそれぞれ試してみました。
こちらは動画で撮影してきましたので、ご覧ください。
ざっと一通り試してみて、問題なく使用できました。
実際に使ってみた感想
最近、小型で高出力の定常ライトは増えていますが、「Ulanzi VL-200Bi」はボーエンスマウントということもあり、発光部も大きくソフトボックスの選択肢も多いのでその点は使い勝手が良いと思いました。
小型で独自のマウントだと、アクセサリー類を一から揃えなければならないのと、使い方も限られてしまうため個人的にはあまりよく思っていません。
またVマウントバッテリーで駆動できるのは非常に嬉しいポイントで、映像制作者であればVマウントバッテリーはよく使いますし、複数持っているかと思います。屋外利用時や移動の多い撮影時などはバッテリー駆動が非常に楽で機動性の高い撮影が可能です。内蔵バッテリーのライトの場合は、長時間使用が難しくなりますが、「Ulanzi VL-200Bi」はバッテリー交換ができるので、長時間撮影でも外部のVマウントバッテリーさえ用意しておけば交換してすぐに利用できるので、使い方の幅があります。
映像制作者にとって使い勝手の良いライトだと思いました。
3万円を切る定常ライトで、色温度を変えれて、200Wの高出力のライトで、Vマウントバッテリー駆動に対応したライトは他にありません。非常に使い勝手が良く、コスパにも優れたライトだと言えます。
「Ulanzi VL-200Bi」はこんな人におすすめ
「Ulanzi VL-200Bi」がおすすめの方を簡単にまとめてみました。Youtuberなどの動画クリエイターよりも、普段より様々な現場で映像クリエイターとして動画制作を行なっている方におすすめだと感じました。
電源が確保できる屋内でも使えるし、電源の取れない屋外でもVマウント駆動で高出力なライトとして使用できます。ソフトボックスも簡単セットアップで使いやすかったので、あまり時間の余裕のない現場などでも重宝しそうです。
- 映像クリエイターの方
- Vマウントバッテリーを持っている方
- 使い方の幅が広い定常ライトが欲しい方
- バッテリー駆動できて、尚且つ高出力の定常ライトが欲しい方
最後に
以上、「Ulanzi VL-200Bi」と「Ulanzi 80cm クイックリリース八角形ソフトボックス」のレビューをお届けしました。
映像制作者にとって使い勝手の良いコスパの優れたライトとなっています。普段より映像制作でライトを使うことが多い方で、Vマウントバッテリーを所有している方には非常におすすめです。そういった方にはとても実用的なライトになること間違いありません。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。