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小野友暉
どうも、関西写真部SHAREの小野友暉(@yu_ki__kono)です。

 

今回SONY α7SⅢ(ILCE-7SM3)を購入したので、レビューをお届けしたいと思います。

結論からいうと映像・動画クリエイターに本気でおすすめしたいカメラでした。低ノイズ、高画質、優秀なAF、バリアングルモニター、外部レコーダーへの16bit RAW出力など、魅力的な機能が盛りだくさんでした。今回作例動画も1本撮影したので合わせてご覧ください。

 

「SONY α7SⅢ」を購入した理由

sony ilce-7sm3 外観

「SONY α7SⅢ」は、普段写真を撮る人からするとそこまで魅力の高いカメラではないかもしれません。しかし、映像・動画クリエイターからすると高機能でコスパ抜群のとても魅力的なカメラだと思います。なぜ「SONY α7SⅢ」の購入に至ったか、その理由をご紹介します。

 

1αシリーズ初「16bit RAW出力」に対応

RAW出力に対応

「SONY α7SⅢ」は、αシリーズ初、HDMIケーブル経由でカメラから対応する外部レコーダーへの「16bit RAW出力」に対応しています。こちらが一番の購入の決め手でした。僕は、ATOMOS NINJA Vの外部レコーダーをもともと所有していたので、「SONY α7SⅢ」を購入すればすぐに動画のRAW収録に対応することができました。

動画におけるRAW収録とは、写真のRAWデータと同じく圧縮される前の元データになります。明るさやホワイトバランス、色味などを調整する際、圧縮されたmp4データに適応する場合、映像の劣化が激しくなります。情報量の多い、RAWデータなら後から明るさやホワイトバランス、色味を変えても映像の劣化は少なくすみ、編集、表現の幅がかなり広がります。

収録時の映像が暗すぎたり、明るすぎたりといった、撮影のちょっとしたミスでも後から編集である程度カバーできるようになります。その反面RAWデータのデータ容量は重くなってしまいますが、そこさえ妥協すればメリットは多いため、「映像作品で自分の色を出したい」「なるべく高品質な映像を作りたい」と考えている映像クリエイターにはとてもおすすめです。

詳しくはSONY公式商品詳細ページをご覧ください。

 

 

2高まる動画需要に対応するため

もう一つの購入の理由は、高まる動画需要に対応するためです。数年前から現在までの動画需要の伸び具合は非常に高いものとなっており、実際いただいている案件でも動画の案件が増えてきました。さらに今後まだまだ伸びることが予想されています。

ですが動画は写真に比べるとまだまだ競合も少ないので、映像クリエイターや動画編集マンからするとチャンスの多い市場です。「SONY α7SⅢ」があると撮影の幅が広がるのと、高性能な機能で撮影時のストレスも減るなと思い、今回購入に至りました。

 

 

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なぜ映像クリエイターに「SONY α7SⅢ」はおすすめなのか

なぜおすすめなのか

「SONY α7SⅢ」は価格だけみると決して安いカメラではありません。ですが動画を本格的に作っている人からすると、この性能でこの価格は安いと感じる方が多いと思います。

今までのSONY αシリーズのカメラは写真メインでサブで動画といった機種がほとんどです。α7Sシリーズはもともと動画クリエイター向けのカメラを展開していますが、α7Sシリーズの前モデル「SONYα7SⅡ」から「SONY α7SⅢ」で大きく性能アップしました。映像クリエイターには嬉しい性能、機能がたくさん詰まっているので、ご紹介していきたいと思います。

 

 

1「SONY α7SⅢ」が低画素な理由

まず「SONY α7SⅢ」はカメラ有効画素数約1210万画素と低画素なカメラです。「カメラは高画素な方が良い」という解釈されている人をたまに見かけますが、必ずしも高画素なカメラがいいわけではありません今回個人的にも「SONY α7SⅢ」の1210万画素というのは動画撮影向けのカメラではベストな画素数ではないかと思います。

「SONY α7SⅢ」が低画素を採用している理由としては、低画素なセンサーはノイズが出にくいといったメリットがあります。なので暗い場所での撮影でも低ノイズで映像を撮影することができます。もっと深掘りして説明していくと...

同じもので同じサイズのセンサーで画素数が違うと、高画素なセンサーの方が1画素あたりの受光面積は狭くなり、弱い光に反応しにくくなります。逆に低画素なセンサーは1画素あたりの受光面積は高画素なセンサーよりも広くなるため、弱い光でもしっかりと捉えてくれます。

写真の場合、静止した絵をアウトプットするので、暗所で必要十分な光を取り込みたい場合、シャッタースピードを調整すること(スローシャッター)で光を取り込むという選択肢があります。なので、画素数は高めにしていてより解像度の高い高精細な写真が撮れるカメラをウリにしています。高画素なカメラで撮った写真は大判でのプリント出力にも対応します。またスタジオ撮影など、光が安定している場所では高画素なカメラがよく使われます。

ですが映像の場合、動いている絵を撮るため設定しているフレームノート以下のシャッタースピードで撮影することができません。なのでシャッタースピードを遅くして光を多く取り込むという選択肢がとれないわけです。となるとF値かISO感度で明るさを調整することになるのですが、F値は被写体深度で絵作りにも関わる部分なので、コントロールできる状態にしておきたい場合が多いです。となると残すはISO感度となるわけです。ISO感度を上げて撮影すると暗い場所でも撮影できますがノイズが出やすいといったデメリットがあります。「SONY α7SⅢ」は必要最低限な低画素センサーを採用することによって、ISO感度を上げてもノイズがでにくい映像が撮れます。映像カメラの弱点を補ったような、そんな非常に魅力的なカメラなのです。

 

2撮影時間に制限があるプロの現場で重宝する

プロの映像クリエイターの現場では撮影時間に縛りがある場合が多いです。演者のスケジュールの都合だったり、撮影地の都合上、クライアントの都合上でなかには撮影時間1、2時間しかとれないといった現場もありました。限られた時間で極力クオリティの高い映像を撮影するために人員やカメラマンの経験や技量でカバーすることはもちろんですが、カメラ側のスペックと、性能があればそれだけでかなり撮影時間が短縮できます。

僕は以前、ポケットシネマカメラの「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K 」を使って動画の案件をいくつか受けていました。「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K 」は綺麗な映像は撮れるのですが、AFの追従もできなければ、大きなボディとレンズを使っていたため片手持ちジンバルに載せるのも一苦労で、動きのある絵を撮るのにやたら時間がかかっていました。「SONY α7SⅢ」を導入してからは撮影時間がかなり短縮できたという実感があります。

「SONY α7SⅢ」はボディも小さく、様々な幅の撮影に対応します。その他にもバリアングルモニターや優秀なAFなど、動画撮影の際にあると嬉しい機能がたくさんあります。実際いくつかの現場で使ってみましたがいつもより撮影時間が巻いている時間がどの現場でも感じられました。

映像クリエイターのためのカメラになっていることがおわかりいただけたでしょうか。

 

 

「SONY α7SⅢ」の外観

前置きが長くなりましたが「SONY α7SⅢ」の外観を見ていきます。

sony ilce-7sm3 外観

カメラ本体の外形寸法は約128.9 x 96.9 x 80.8mm。質量は約699gとなっています。(バッテリーとメモリカードを含む)

 

SONY α7RⅣと比べるとこのような感じ。

SONY α7RⅣと比較

SONY α7RⅣと比較

SONY α7RⅣと比較

外寸はほぼ同じなので、「SONY α7SⅢ」が特別大きいとも感じません。やや「SONY α7SⅢ」が大きいです。ボタンの配置がやや変わっていますが、大きな変更点はないので、SONYαシリーズのカメラに慣れている人であればすぐに使いこなせるでしょう。

 

 

sony ilce-7sm3 外観

背面の液晶モニターはバリアングルモニターになっています。こちらがハイアングル、ローアングルで撮影するときにモニターの映像を様々な角度から見ることができるのでとても便利です。

 

sony ilce-7sm3 外観

「SONY α7RⅣ」ではC1ボタンだった部分が、「SONY α7SⅢ」では動画録画ボタンになっています。多少押しやすくなったのかな?といった感じです。狙いや意図はよくわかりませんでした。

 

 

 

「SONY α7SⅢ」の作例ご紹介

早速、「SONY α7SⅢ」で1本作例動画としてポートレートムービーを撮影してみたのでご紹介します。モデルはコスモポリタンモデルエージェンシーのクロエ(@cl0e.17)です。

 

 

■カメラ
SONY α7SⅢ

■レンズ
SONY FE 12-24mm F4 G SEL1224G
SONY FE 35mm F1.8 SEL35F18F
SONY FE 85mm F1.8 SEL85F18

■ジンバル
DJI Ronin-S

■カメラゲージ
SmallRig SONY A7S IIIカメラ用フルケージ

 

XAVC S 4Kの120pで撮影してみましたが、とても綺麗で色表現も個人的にはとても好きです。
 
 
続いて、作例動画2本目です。夜景のポートレート撮影をしてみました。
 

 

■カメラ
SONY α7SⅢ

■レンズ
SONY FE 12-24mm F4 G SEL1224G
SONY FE 35mm F1.8 SEL35F18F

■ジンバル
DJI Ronin-S

■カメラゲージ
SmallRig SONY A7S IIIカメラ用フルケージ

 
ざっと撮影してみて、夜景でもかなりノイズが少ない印象でした。後から結構色も変えてみましたが、それでもノイズは発生しにくいです。

 

 

 

SONY α7SⅢを実際に使ってみた感想

「SONY α7SⅢ」を実際に使ってみた感想をまとめていきたいと思います。

 

1とにかくノイズに強い

sony ilce-7sm3 外観

ノイズがでにくいとは聞いてはいましが、実際に撮って映像を確認してみても本当にノイズの少ない綺麗な映像が撮影できます。作例では上げませんでしたが夜の室内でも撮影してみましたが本当に暗所に強いです。ISO3200くらいに上げてもスマホなどのデバイスで見る映像であればそんなにノイズも気になりません。さらに編集でノイズ除去を組み合わせたら「どんな状況下でもいけるんじゃないか」と思わせてくれます。クリエイターにそう思わせるカメラってすごいです。

僕はスチール用途で「SONY α7RⅣ」を使っているのですが、「SONY α7RⅣ」は高画素モデルなので動画撮影するとすぐにノイズが出てしまいます。比較してなお「SONY α7SⅢ」のすごさに気付きました。

今度夜のポトレムービーを撮影する予定もあるので、また撮影後にレビューをお届けしたいと思います。

 

 

2AF性能が非常に優秀

sony ilce-7sm3 AFが優秀

「SONY α7SⅢ」のAFは非常に優秀で驚きました。特に動いている被写体への追従AFが素晴らしいです。MFではなかなかむずかしフォーカス操作を実現してくれます。またタッチパネルで追従したい被写体にタッチするだけで追尾する「リアルタイムトラッキング」機能がとても便利でした。特に作例動画であげたポートレートムービーなんかでは活躍してくれそうです。

シネマカメラを使っていた時は、ワイヤレスのフォローフォーカスをつけて、フォーカス操作する人とカメラを持つ人を分けて撮影している現場もありましたが、今後は一人でも幅広く対応することができそうです。カメラアシスタントを必要としない分人件費も浮くので、そういった部分も考えるとAF性能が非常に高い「SONY α7SⅢ」はコスパ抜群だと感じました。

 

 

3デュアルスロットかつ多様なメディアに対応

sony ilce-7sm3 外観 様々なメディアに対応

「SONY α7SⅢ」は今回新しく高速性能を備えた小型メモリーメディア「CFexpress Type Aメモリーカード」に対応しています。もちろん従来のSDカードにも対応しています。ただし、記録方式 XAVC S 4Kの120p以上、またはXAVC S-I 4Kで撮影する場合、SDXC V60以上またはCFexpress VPG200以上のメモリーカードが必要になります。

記録メディアだけでもそれなりの価格になるので、それは想定外の出費でした。

 

 

最後に

以上、映像クリエイターにおすすめのカメラ「SONY α7SⅢ」のレビューをお届けしました。今回の作例動画とは別にお仕事で店舗イメージムービーも撮影しましたが、今までの撮影時間よりもかなり短い時間で撮影することができました。また今月は「SONY α7SⅢ」を使ってCMの撮影も行います。

映像の撮影の幅も大きく広がったという実感があります。映像クリエイターとして活動する方には自信を持っておすすめできるカメラです。気になる方はぜひ購入をご検討ください。

 

 

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