ポートレートカメラマン必見!撮影前にモデルと連絡する4つのこと

益田翼
関西写真部SHARE カメラマンの益田翼です。

 

先日、モデルさんのポートレート撮影をしました。

モデルさんと撮影前に連絡すること・撮影の流れが不安だったので先輩ポートレートモデル・SHAREライターのきじさんに話を聞いてみました。

この記事ではモデルさんと連絡しておくこと、注意点などをご紹介します。これからポートレート撮影を始めたい!というカメラマンさんの参考になれば嬉しいです。

 

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ポートレート撮影の前に連絡すること

ポートレート撮影をする前に、モデルさんと当日の撮影場所や待ち合わせ場所、服装、撮影したいイメージなどを事前に共有しておく必要があります。

僕がモデルさんと事前に決めておいて良かったことを紹介します。(ここで紹介している流れはあくまでも一例です。相手の方との連絡の参考にしてみてください。)

撮影の目的を伝えておく

「相互無償」のポートレート撮影の場合、カメラマンが実績としてInstagramなどに投稿する場合が多いです。

SNSに公開する以外にも、作品展に出展する・お仕事で使う・趣味など、撮影した写真をどのように使うか伝えておきましょう。

写真の使い道を知らされないとモデルの方も不安です。もし作品を仕事などで使う場合は、事前にモデルさんに許可をとっておくとトラブルを防げます。

 

撮影場所・日程・所要時間を決める

まず、撮影場所や日時を決めます。場所を決めるときは、こちらから提案する場合・モデルさんが希望する場所で撮ることがあります。

カメラマンが撮影場所を決めるとき、モデルさんがSNSで写真を公開しているなら事前にチェックし、ロケーションや表情、服装などから合いそうな場所を提案してみます。

こんな場所を提案してみよう!

・公園などの自然
・オフィス街のクールな印象
・背景がすっきりした場所
・施設での撮影

    など、イメージが違う所をいくつか提案してみるといいです。

    公園であればいつでも撮影できますが、スタジオで撮影するときは予約が必要です。

     

     

    服装・撮りたい写真のイメージを共有する

    場所が決まったら、過去の作品・カメラマンの作風などから写真の印象を決めていきます。表情などのイメージ・ロケーションから服を決めます。

    カメラマンが一方的に撮影イメージを押し付けるのではなく、モデル・カメラマンそれぞれが自分の作風にあわせた写真を撮ると、お互い気持ち良く撮影できます。

    有名な撮影スポットだと、SNSに写真がアップされていることが多いので、事前にスクショを共有しておくと事前に作品のイメージが掴めて服選びにも役立ててもらえます!

     

     

    集合場所・集合時間とお互いの服装を伝える

    撮影場所や作品のイメージが共有できたら、当日の集合場所・集合時間も決めておきましょう。

    「施設の入口」や「〇〇交差点のところ」など具体的な場所を決めておいたほうが当日に会いやすいです。最寄り駅から撮影場所までが遠いときは、最寄り駅で待ち合わせするとGood!

    駅の改札など待ち合わせしている人が多い場合は、お互いの当日の服装・持ち物の特徴(カメラマンであれば、カメラを首にぶら下げているなど)を当日の朝に伝えておくと、迷わず出会えます。

     

     

    当日すぐ連絡を取れるようにしておく

    以前メールで撮影まで連絡をとっていたモデルさんと、当日待ち合わせの場所で会えないことがありました。

    LINEやTwitter・Instagramのアカウントを知っているとDMで当日すぐに連絡を取れます。必須ではないですが、すぐ連絡できる手段があると安心です。

     

     

    ポートレート撮影当日の流れ

    続いて、当日の撮影の流れをご紹介します。

    1 カメラマンは先にロケハンをしておく

    どこで撮影をするか決めずに撮影を始めると、「行きたかった場所まで思ったより距離があった」とか「あの場所でも撮っておいたら良かった」と後々後悔することに。

    僕はモデルさんと待ち合わせる30分ほど前にはロケ地に到着して、撮り方をイメージしながら回っています。

    ロケハンしておくと、モデルさんと無駄に歩く時間を省けたり、移動がスムーズになるのでオススメ。

    「1回の撮影を最大限に生かした撮影をしたい!」というカメラマンさんは、ぜひ撮影前にロケハンをしてみてください。

     

    2 所要時間・撮影の流れを共有しておく

    撮影のスタート時間は伝えていても、何時頃に終わるかを伝え忘れがち。。。ポートレート撮影にかかる時間・終了の予定時刻をモデルさんに伝えておきましょう。

    撮影中に移動をするときは、「まずこの場所で撮影をして、それが終わったらこっちに移動。最後はここで撮影する予定です。」といった感じで、撮影の流れを伝えておくとお互い安心して撮影に臨めます。

     

    3 何日くらいで写真を渡せるか伝える

     

    撮影が終わったら、写真をレタッチしてモデルさんにお渡しします。

    撮影後はなるべく早めにデータを渡すといいですね。「1週間後までにお渡しします」などと期日を伝えておくとモデルさんにも好印象です。

    何も言わずにずっと送らないまま。というのはNGです。

     

    写真データはLINEアルバム・GooglePhoto・ギガファイル便などで送る事が多いです。モデルさんに、送り方を聞いておくとスムーズです。

     

    3 撮影がお昼をはさむ場合はどうする?

    ご飯の時間を避けることが多いですが、撮影の都合でご飯をまたぐ場合もあります。そのときは入るお店をリサーチして決めておきます。相手の食の好みも聞いておくとGood!

    「異性のカメラマンは食事の時間を外すことが多いが、時間がかぶれば食事することもある。」というモデルさんもおられます。

    ご飯をどうするかは、モデルさんと相談しておきましょう。

     

    撮影後の流れ・注意すること

    続いて、ポートレート撮影が終わった後の流れ・気をつけることをまとめました。

    撮影した写真はレタッチしてモデルに渡す

    撮影したデータは全てモデルさんに渡して確認をしてもらうケースが多いですが、撮影枚数が何百枚・何千枚になる場合はカメラマンの方で事前に渡す写真を選別することもあります。

    写真をすべて渡すかどうか・すべての写真をレタッチするかは、事前にモデルさんと打ち合わせをしておくとトラブルを防げます。

     

    SNSにアップしていい写真を聞いておく

    「撮影した写真はすべてSNSに公開してOK!」というモデルさんと、撮影データを送った後に使っていい写真を教えてくれるモデルさんの2パターンにわかれます。

    相互無償の場合はカメラマンの実績としてInstagramなどに写真をアップするケースが多いと思いますが、その場合は使っていい写真をモデルさんに確認しましょう。

     

    また作品展に出展する場合・商用利用する場合などは、モデルさんに写真の利用目的を伝えて許可を取る必要があります。

     

    まとめ

    この記事では、ポートレート撮影をする前にモデルさんと打ち合わせしておくポイント、気をつけることや当日の撮影の流れなどをご紹介しました。

    作品のイメージを共有しておくことで、撮影をスムーズに進めたり、作品の完成度を上げたりできます。また、「きちんと作品制作に取り組んでいるんだな」とモデルさんに好印象を持ってもらえます。

    満足いく作品を作り上げるためにも、ぜひ撮影前にモデルさんとのこまめな連絡を心がけてみてください。

     

     

     

     

     

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