皆さんは「写真洗浄」を知っていますか?
まだそんなに浸透していない言葉ですが、最近各地で「写真洗浄」のボランティア活動が広まりつつあります。今回は関西写真部SHAREのメンバー(小野、かんばら、ありさわ)で「写真洗浄」のボランティアに参加してきました!
「写真洗浄」って?
写真洗浄とは、台風や豪雨、津波などの災害の被害にあった被災地で、泥水などで汚れた写真を洗って持ち主に返す活動のことをいいます。東日本大震災や、西日本豪雨で被災したところの写真洗浄が各地で行われています。
「写真洗浄」のボランティアに参加
今回は西日本豪雨被で災した主に倉敷市真備町の写真を洗浄する活動を行っている大阪のグループ「あらいぐま大阪」のボランティアに参加してきました。ボランティアの参加は「あらいぐま大阪」のFacebookかtwitterより受け付けています。
「あらいぐま大阪」は毎週日曜に東住吉区の「Honucoffee」というカフェで写真洗浄の活動を行なっています。会場でもある、「Honucoffee」はオーナーさんがご厚意でお店を作業場所として提供くださっているそう。
今回は、写真についた泥を水で洗い流す作業と、水で洗い流し、乾かした写真を綺麗にする作業をしました。
水洗い後、乾かした写真を綺麗にする作業。テーブルでひたすら写真をこすって綺麗にしていきます。
枚数を重ねていくと、コツがつかめてきます。とても地道な作業ですが、実際に写真を見ながら作業すると気持ちも入ります。
休憩を挟みながら。毎回20名程度集まるらしいです。
出典:@osakasenjo
今回の「写真洗浄」参加者たち。
実際に「写真洗浄」に参加してみた感想
今回は写真部メンバーに誘われていったのですが、恥ずかしながら誘われるまで「写真洗浄」という活動すら知りませんでした。実際に参加してみて、想像していたものよりとても大変な作業でこれを毎週継続されているということに感銘を受けました。
写真によっては大部分の箇所が泥水にやられて失われてしまっているものもあったりしました。けれどボランティアに参加されている皆さんが「残った部分だけでも綺麗にして被災地の方の手元へ届けたい」という想いで一枚一枚時間をかけて丁寧に作業をしていました。機械でできるような作業でもないため、すべて手作業になります。
「写真洗浄」を通して写真そのものの価値を改めて考えなおす機会にもなりましたし、写真を通じてこのような社会貢献をすることができるんだと気づきを得られたりいろいろと勉強になりました。
「写真洗浄」に興味のある方は
以上、「写真洗浄」のボランティア活動についての記事でした。「写真洗浄」は全国各地で定期的に開催されていて、ボランティアしてくださる方を募集しています。興味のある方は一度参加してみることをおすすめします。写真に対する価値観や考え方も変わるかもしれません。
今回参加したあらいぐま大阪さんでは毎週日曜にボランティア活動を開催しています。
真備町洗浄@あらいぐま大阪