
熊本地震の被災地応援写真
ほっこりするような嬉しい出来事があったため
記事にして紹介したいと思います。
ここに一枚の写真があります。
一人の女性がオレンジ色のガーベラを
持っている写真です。
この写真は
2016年(平成28年)4月14日21時26分
に発生した熊本地震の被災地の方を
励ますために撮った応援写真です。
『オレンジのガーベラ』
ガーベラ全般の花言葉は『希望』『常に前進』。
その中でもオレンジのガーベラは『我慢強さ』『忍耐』という意味があります。
撮影に至るまでの経緯
地震が起こった当時の僕はただTVでそのことを
眺めていることしかできませんでした。
僕は大阪に住んでいて
時間的にも余裕がなかったため
現地に赴くということができず
募金や物資を送るのことしかできませんでした。
それ以外に何かできることはないかと考えた時に
被災地の人を写真で
何か励ますことができたらと考えました!
本震があった後も余震は何回も続いており、
夜も安心して眠れないという情報が入ってきていたので
きっと心細くなっている状態なんだろうなと想像できました。
食べ物や水を確保するのももちろんですが
それだけでは得られない安心感や希望を
写真で伝えたいと思い、
いろいろ考えて、調べていたらオレンジ色のガーベラの
花言葉にいきつきました!
急いでオレンジのガーベラを用意し、
写真部のメンバーにモデルになってもらい
撮影しました。
撮影の雰囲気はかなりシビアな感じでした。
”想い”を伝える写真なだけに
妥協は許されないし
「なんとなくいい感じ撮ればいいや」
ではいけません。
オレンジ色のガーベラを持った女性が
祈りを込めている写真を撮りたかったため
握り方、手の位置、頭の角度
かなり細かいところまでこだわりました。
たった1枚の写真を撮るのに
2,3時間もかかりました。
モデルとして協力してくれた
写真部の子にも撮影中は気持ちがが入りすぎてかなり
きつい言葉で指示してしまっていたと思います。(笑)
その後撮った写真の
ガーベラをより強調するために
周りをモノクロに加工しました。
その後写真SNS Instagramに
熊本の人に少しでも見てもらえたら
と思い掲載しました。
掲載してからの反響
すると被災地の人達や同じように応援している人たちから
たくさんコメントをいただきました。
希望なんですね〜明日ガーベラ飾りたい!!皆さん頑張って乗り切りましょ
素敵なpicですね。少しでも多くの方が癒されますように...。
ステキな想いがこもった写真ですね。私もこの写真に想いを乗せて、無力ですが祈りたいと思います。
少しでも多くの人が癒されますように。
ありがとうございます。お気持ち届きました。
素敵です!ガーベラのことがもっと好きになりました!
泣きそうです。ありがとうございます。
たくさんの人に見ていただいて
コメントも頂いて
少しでも想いが届いてくれて
僕も嬉しくなりました。
さらにコメントをくれた@kaorun.314さんから
この写真を投稿した後に嬉しい投稿をいただきました。
この投稿を見たとき泣きそうになりました。
被災地の方に"想い"の部分が伝わり、
少しでも希望を与えることができた。
僕はこの時写真の可能性を感じました。
写真で誰かのために何かをできる
これは素晴らしいことだなと思い、
そこからどっぷりカメラにはまって
今は仕事としてカメラを持つまでに
なりました。
僕のカメラ人生の中でも
写真・カメラをやっていて本当によかったな
と思える出来事でした。
地震が起きてから時間が経った最近でも
こんな嬉しい投稿がありました。
この投稿を見た時に
この記事を書こうと決意しました。
時間が経ってもこう思ってくれているのは
とても嬉しいことだし
この出来事もまた誰かに伝えたい
ことだなと思ったからです。
写真で”想い”は伝わる
一枚の写真で”想い”は伝わりました。
ちなみにこの写真は2016年5月に
開催した写真展「ファインダー越しの私の世界」
にも一番いい場所に展示されました。
僕は写真の可能性を信じてこれからも
写真活動を続けていきたいと思います。
長々とお読みいただき
ありがとうごいました。