フィルム初心者や、ぶらぶら歩きのお供に。コンパクトなフィルム一眼レフNikonEMの魅力
スポンサーリンク

 

今回は、自身も愛用中のフィルム一眼レフカメラ「NikonEM」の魅力をご紹介します。

 

1980年に発売されたこのカメラ。“リトルニコン”という愛称で呼ばれ、その名の通り従来のニコンらしからぬ、軽量でコンパクトなボディです。機能もマニュアル露出を切り捨て、絞り優先AE専用となっており、シンプルな操作で初心者でも簡単に撮影することができます。

 

簡単な操作で撮影できるにもかかわらず、洗練されたボディーのデザイン性にはさすがニコン、とニコンのコアユーザーも手が伸びてしまうこの逸品。その魅力と操作性、デザイン性に分けてご紹介していきたいと思います。

 

 

ピントと絞りをまわしてシャッターを切るだけ!簡単操作で撮影できます。

今から40年程前の発売当時、カメラユーザーと言えばカメラ愛好家の男性がほとんどでしたが、このカメラはニコン初となるカメラ初心者や女性をターゲットにした一眼レフカメラです。

マニュアル露出を切り捨て、絞り優先AE専用というシンプルな機能で、手軽に撮影を楽しむことができます。その操作方法は、絞りをまわしてF値を決め、ピントを合わせてシャッターを切るだけ。

露出は自動で合わせてくれるのでなんとも簡単に撮影でき、初心者に限らずちょっとした撮影やぶらぶら歩きのお供にもぴったりです。

シャッター音は「かちゃん」というかわいらしい音がします。このチープな音がリトルニコンらしく、とても気に入っています。

ただしボディーが軽量なので、シャッターを押したときのミラーショックの反動が大きく、しっかりと腕でかまえないとぶれてしまうのが少々難点です。

 

 

 

有名デザイナーによる洗練されたボディーデザインがかっこいい

ニコンの名機といえば、長年プロカメラマンにも愛用されている最高級機のNikonF3が名を馳せますが、実はNikonEMは、このNikonF3と同時期に発売されたF3の弟分なのです。

NikonF3とNikonEMのボディーデザインは、車や時計のデザイナーとしても有名なイタリアのデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが手がけています。

従来のNikonらしいマニッシュさを感じさせながらも美しく無駄のないデザインが、時代を超えても色あせることなく、とてもかっこいいですよね。

NikonEMは軽量化のためプラスチックで作られていますが、プラスチックのチープさを全く感じさせないデザインも魅力です。初心者ターゲットの廉価カメラにも関わらず、ぬかりのない洗練されたデザインには、さすがニコン、と感嘆させられます。

 

 

スポンサーリンク

NikonEM用のコンパクトなレンズまで用意されています

NikonEMのマウントはFマウントなのでNIKKORのレンズを使って美しい描写力のある写真を楽しむことができます。

ですが、なんとNikonEMにはEM専用のコンパクトで軽量なレンズも発売されているのです。それがSERIES E。

35mm F2.5、50mm F1.8、100mm F2.8、36-72mm F3.5、70-210mm F4、75-150mm F3.5が存在しており広角、標準、望遠と一通りそろっています。プラスチックで作られており、さすがにNIKKORのような描写力はありませんが、軽量でコンパクトです。私は35mm F2.5を付けてぶらぶら歩きのお供に持ち歩いています。

 

実際にSERIES E35mm F2.5 で撮影した写真はこちら。
独特なボケ感と風合いが楽しめます。

NikonEM 作例画像

NikonEM 作例画像

NikonEM 作例画像

NikonEM 作例画像

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。フィルム一眼レフでボケ感や味のある写真を撮りたいけどもっと手軽に撮影したい、という方や、フィルム一眼レフで手軽にスナップ写真を楽しみたい、という方にぴったりなNikonEM。軽量でありながら上質なデザイン、シンプルな操作性でコンパクトにまとめられた本機。現在修理をすることはもうできず、このカメラの要であるAEが故障すればただのおもちゃとはなってしまいますが、愛着を持って大切に使い続けたいお気に入りの一台です。

 

 

スポンサードリンク
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事