写真を撮る時間でたくさんの愛を注げる《カメラママ録vol.5》

 

 

 

家族しかいない空間で子どもたちを撮るのが大好き。

最近気づいたのは、私が子供写真を撮るときに大切にしていることはロケーションや構図、天気以上に【撮りながら愛を伝える】こと。

 

 

子供写真

 

5歳の息子は「こんなポーズどう?」「これも撮って」「かっこいい顔できるよ!」と色々な提案をしてくれる。それに対して「そんな凄いポーズどうやって思いついたの!?」「かっこよすぎるからこの写真プリントしないとね!」と褒め言葉で返す。

 

子供写真

 

9ヶ月になった妹が最近ママの後追いをしたり笑ったり。赤ちゃんて毎日のように成長を見せてくれるからついそこに目が行ってしまうけど、「わあ!さすがお兄ちゃん、2人が並ぶと背が高くてかっこいい」とお兄ちゃんの成長を褒めると心が満たされている感じが伝わってくる。

 

子供写真

 

普段なかなかじ〜っと見ることのない手。幼稚園に行くときも、日々のお散歩もずっと手を繋いで歩いているけど、赤ちゃん時期以降あまり手を撮っていなかったな。

 

天橋立

 

旅行やお出かけで撮る時は “この思い出を記録に残さないといけない”という気持ちで、「こっち向いて」「笑って」と指示をしてしまう。周りに人がいて、みんなもそこで撮りたい、なんて時はポーズや表情を褒める余裕なんてなくて。

 

天橋立

 

だから私は家やホテル、家族しかいない空間で、子どもとの会話を大切にしながらゆっくり撮る写真が好き。他人から見たら変わり映えのしない、フツウの写真でしかなくても、20年後に子どもが見返したときに重要なのはママの撮影テクニックじゃないと思うから。

 

子供写真

 

私自身、実家でアルバムを見返したときに思い出すのは、小学生のときに大怪我をして鼻の真ん中を針で塗ったとき、学校行事や友達との写真を撮られるのが嫌いだったけど、父はいつも褒めてくれたからカメラを向けられるのが嫌じゃなかった。大きなニキビができたときも「青春のシンボルや」といつも言っていた。顔の中心に怪我をしてコンプレックスに感じていた思春期の私が満面の笑みでピースしているのは、きっと撮る人の声かけのおかげ。

 

子供写真

 

SNSの普及で今まで家族だけの宝ものだった写真を当たり前に世界に発信するようになって、子ども写真を撮る目的も幅広くなっている。私も家族の記録としてただけなく、仕事用に写真が必要だったり、撮り方にこだわらないといけないこともある。だからこそ日常で撮る写真は、ただただコミュニケーションをとって、子どもを褒めまくるだけのかけがえのないひとときにしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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