
日本代表として日本初のミスコン世界大会「Miss great JAPAN 2019」で世界2位を獲得したモデル 小牧 葵(こまき あおい)。
女性が憧れる美ボディを持ちながら世界中を旅し、誰もが理想とするライフスタイルをおくっているような印象を受ける彼女ですが、その裏には多大なる努力と熱い思いが隠されていました。
今回は、体育会系な人生を過ごしてきた彼女がミスコンに出場を決意した理由、そして世界が認める美しさを手に入れるために努力したことについてインタビューさせていただきました。
自分を変えたいと思って挑戦した人生初のミスコン
ーなぜミスコンに出ようと思ったんですか?
しかし、渡航の2週間前に父が癌になりもう助からないということが分かってしまったので、海外に行くことを諦めて父と一緒に闘病生活をおくることを決めました。病気が分かってから約半年間の闘病の末に父が亡くなってしまったんですけど、父と深い話をしていく中でたくさんの言葉を残してくれて、その言葉が人生を変えてくれたんです。
ーどんな言葉をくれたんですか?
photo : Miss great JAPAN 2019
ーMiss great JAPAN 世界大会出場までの経路について教えてください。
ーそれまでミスコンの経験は?
photo : Miss great JAPAN 2019
ーミスコン世界大会ではどんな審査があるんですか。
世界大会ファイナリストに選ばれると、まずビューティーキャンプに参加してレッスンを受けたり、スポンサーさんのところに行き講義を受けたりするんです。
大会当日は色々なパフォーマンスをして点をもらうんですけど、自己紹介のランウェイ、ダンス、水着ウォーキング、日本の伝統衣装を着て歩くトラディショナルコスチューム、特技を披露するタレントショー、ドレスウォーキングなどがあります。
パフォーマンスで点数が良かったトップ5に絞られた中で最後に英語にスピーチでして、最終結果発表になります。
1ミリも後悔がないようにできることは全部した
ー今までミスコンの経験がなかった中で、いきなり世界大会に出場するってどんな気持ちでしたか?
そんな中で日本代表に選んでいただいてすごく嬉しかったんですけど、他の人よりできないことが多かったのでとにかく練習するしかないと決意し、自分にできることは全部しました。
ー世界大会に出るために色々な努力をされたんですね。
そうですね。大会では十何センチもあるヒールを履いてウォーキングしないといけないんですけど、私はヒール自体履き慣れていなかったので、毎日3時間はウォーキングレッスンをしました。
家族や友人も協力していくれて、世界大会でのウォーキングやパフォーマンスが協力してくれた人たちへの感謝を伝える場所になると思い、1mmも後悔がないようにしようと挑みました。
photo : Miss great JAPAN 2019
ーミスコンに出場して楽しかったと感じることは?
世界大会では各国の代表が集まるんですけど、ギスギスしている感じもなくフレンドリーに接してくれ、国の文化を超えてみんなと楽しく過ごせたのが素晴らしい経験になりました。
ー新しい場所で良い刺激をもらいつつ、慣れない環境に苦しかったこともあると思うのですが…。
食べることが元々すごく好きなので、大会期間中はボディメイクをしていて友人とご飯を食べにいく時好きな物を選べなかったり、周りの人も気を遣ってヘルシーなお店を選んでくれたりしてくれていたのが心苦しく感じていた時期もありました。
photo : Miss great JAPAN 2019
ー小牧さんの努力はもちろんですが周りの人たちの支えも2位に導いてくれたんですね。世界2位になって何か得られたことや変化したことはありますか?
スピーチやQ&Aで自分の本心を言葉で伝えることで改めて具現化できたり、自分の意見をしっかり言うことや見せ方を理解することで、就活にも活きたので人にとって大切なことを勉強させていただけたと思います。それに、ミスコンに出るまで将来について何となくしか考えていなかったんですけど、ミスコンでドレスを着用させていただいたことでドレスの魅力に気付き、自分が綺麗になれたことで「人を綺麗にしたい」と思ってドレスコーディネーターの仕事に就くことにしました。
それまで体育会系だったので周りの人たちも凄くびっくりしていたんですけど、ミスコンに出ることによって考え方や夢も大きく変化しました。
ステージに立つとプレッシャーが気持ち良く感じる
ーミスコンに出るまでどんな人生を送ってきたんですか?
実は高校生の時に空手でも日本代表で世界大会に出たことがあって、ヤフーニュースでも掲載された経験があるんです。その経験もあり、ミスコンでも世界大会を目指したいという前向きな気持ちになれたんだと思います。
photo : Miss great JAPAN 2019
ーでは、昔からプレッシャーに強いタイプだったんですね!
ー水泳や空手でやっていたこともミスコンで活かされましたか?
挨拶や返事に関しては意外とミスコンも体育会系で、私がスポーツをする中で当たり前にやってきたことをできない人もいるので、ありがたい普通を刷り込まれていたんだなと実感しました。
苦手な写真を克服するためスチールモデルに
ー今回、関西写真部SHAREのモデルに応募してくれた理由を聞かせてください。
ーミスコンはウォーキングショーやパフォーマンスがメインですが、なぜスチールモデルに挑戦しようと思ったんですか?
就職活動が終わって1年間残されてる中で、就職先の人に「学生の内にしかできないことや自分の良さを引き出すために好きなことをいっぱいしてね」と言われて、時間を有意義に使うためにモデル活動をしてみようと思いました。
海外でモデルをすることが目標なんですけど、ミスコン期間中も写真撮影が一番苦手で、カメラを向けられると緊張して表情を上手く作れなかったりするので克服したいなと思いました。
“愛想のよさ”と“気配り”が美しい女性の定義
ーミスコン世界大会に出場して各国の代表と過ごす中で価値観も変わりましたか?
ミスコンは特に個人の活動だけじゃなくて集団行動もあるので、美しいだけじゃなくて内面の美しさも重視されていて外見以上に大切なことも学びました。
ー小牧さんにとって美しい女性の定義とは?
気配りができれば自分の見た目や性格にも気を付けられると思います。
ーなるほど。小牧さん自身が自分磨きをするためにしていることはありますか。
あとは、新しい刺激を受けることで自分のレベルアップにも繋がるので、いろいろな国に行って、いろいろな物を見るようにしています。
もっと自分の新しい一面を知るために
ーモデルとしての今後のビジョンは?
綺麗なだけじゃなくて雰囲気・オーラのある人間になりたいので、自分にできることは何でも挑戦していきたいと思います!
ーありがとうございました。