
Instagramでサロン撮影、ヘアメイクアップ撮影、ポートレート撮影など、モデルとしての仕事依頼が欲しいという方も多いのではないでしょうか。
最近は個人・企業どちらもInstagramでモデルを探す人が増えており、人気モデルやフォロワー数だけでなく、ハッシュタグから探して仕事依頼をすることもあります。
「モデル活動をしているけどなかなか仕事が増えない。」「モデルをはじめたいけど仕事のもらい方がわからない。」という方は、ハッシュタグを上手に活用して仕事依頼を獲得してくださいね。

兵庫県・1999年5月20日生まれ。17歳の頃にモデル事務所に所属したことをきっかけに、ファッションショーや海外ウェブマガジン、アパレルモデルを経験する。現在は関西写真部SHAREのライター、フォトグラファーとして活動している。モデル・フォトグラファーどちらの目線も体験し記事を書いている。
インスタで撮影依頼って増えるの?
これまで、モデルが撮影の仕事をもらうためには…
①事務所に所属→オーディションに合格or依頼を受ける
②サイトで撮影会モデルに登録→定期的にスタジオなどで撮影
③美容サロンへの来店時や街中で声をかけられる
ということが一般的でしたが、SNSのブームが爆発し、ツイッターやインスタグラムの利用者が増える中でもう一つの選択肢ができました。それが、
④インスタグラムで個人的に撮影依頼を受け撮影を行う
ということです。オーディションなどのハードルもなく、モデルとカメラマンのお互いが撮りたい作品のイメージに一致すれば成立するので、経験のひとつとしてモデルをしてみたいという方も気軽にはじめることができます
そして、インスタグラムで本当に撮影依頼がくるのか、または増えるのかというのは、自分のアカウントの投稿数や作品の雰囲気によって変わってきます。モデルをしたい方は、多種多様な撮影に対応できることや、表情のバリエーションが多いことをアピールしなければなりません。写真でしか判断できない分、カメラマンは写真を何枚もしっかりとチェックしています。
しかし、投稿するだけで依頼が来る訳ではないんです。インスタグラムで仕事を得るには、自分を拡散することが求められてきます。そこで、サポートをしてくれるのが「ハッシュタグ」なんです。
ハッシュタグの良いトコロ
さて、インスタグラムでの撮影依頼について説明をしたところで、私がなぜハッシュタグをすすめるのかを説明していきたいと思います。ハッシュタグを付けなければ分からないメリットがいくつかありますが、実際に使用したことがないインスタグラム愛用者のモデルに向けてまとめていきます。
幅広いジャンルの撮影を経験することができる
モデル事務所に入るとマネージャーがとってきた仕事や、オーディションを受けて合格しなければできない仕事、事務所のルールに従ってしなければなりません。
しかし、フリーランスのモデルであれば自分で仕事を選べる分、さまざまなジャンルの撮影を体験することができます。数年前はSNSの撮影依頼は単価が安かったですが、最近では大手企業やブランドショップもインフルエンサーを起用して撮影をするようになったため、報酬の高い撮影案件がくるチャンスもあります。
フォロワーを増やして「有名モデル」になるチャンスがある
モデルとして活動するからには仕事依頼はもちろん、“ファンを増やす”ことも大切ですよね。
SNSで撮影依頼をするということは「モデルのフォロワーに向けてもPRしたい」「好感度の高いモデルに出てもらいたい」というクライアントの思いもあります。また、フォロワー数が偽造(課金で増やしている)かも見ているので、コメント数やフォロワーとのコミュニケーションも大切になってきます。
ハッシュタグをつけて投稿するのはもちろん、ハッシュタグからファンになって欲しい層の投稿をイイねしてフォロワーを増やしていきましょう。
モデルとして活動するための近道になる
モデル初心者からはじめる方にとってInstagramは最短ルートと言っても過言ではないツールです。
プロのモデルになるにはポーズレッスンやオーディションなど乗り越えるハードルがありますが、ポートレートやサロンモデルは経験がなくても、見ている人に気に入ってもらえれば仕事依頼はきます。
そのためにはハッシュタグはもちろん、写真で自分を魅力的に見せたり、投稿内容をモデルらしい演出にしなければなりません。”魅せ方”次第で誰でもモデルになるチャンスがあります。
「カメラマンと繋がる」ハッシュタグ
いろいろなカメラマンの人との繋がりを持ち、撮影依頼を受けたいモデルにおすすめのハッシュタグです。
1 #ポートレートモデル希望
インスタグラムで撮影依頼を受けたい時、依頼が来やすいのは「ポートレート」です。ファッションモデルやコマーシャルなどは事務所経由が多く、それに比べフリーでモデル活動のしやすいポートレートはフォトグラファーも撮影依頼をしやすいです。
2 #カメラマンさんと繋がりたい
カメラマンとの繋がりを持ち、お互いに惹かれるものがあったり、撮りたい作品のイメージに近ければ撮影も決まります。すぐに撮影とまではいかなくても、インスタグラムで仲を深めることでコミニケーションのとりやすい撮影を行うことができます。
3 #撮影依頼募集中
どちらかといえば、モデル慣れしている人が利用しやすいハッシュタグです。よく撮影依頼を受けている人のイメージが強いです。
4 #被写体になります
とってもストレートでわかりやすいハッシュタグ!フォトグラファー枯らしても、撮影OKなんだと認識しやすいので連絡をするハードルが下がります。
5 #写真で伝えたい私の世界
フォトグラファー側が使用することが多いですが、自分の写っている作品に言葉を添えるなどして、より作品とハッシュタグの価値をあげることができます。
6 #写真撮ってる人と繋がりたい
ハッシュタグが認知されるようになってから使われ続けているので投稿者数も圧倒的で、大勢の人に見てもらうことができます。写真を撮ることが好きな人との繫がりを一気に増やすことができます。
7 #モデルになりたい
とりあえずモデルに挑戦してみたい人におすすめのハッシュタグです。自分に合うジャンルは分からないけれど、その投稿をみて依頼がきたことをきっかけに、自分にできる特別なことが見つかるかもしれません。
8 #ポートレートしま専科
正直意味はわかりません!が、このハッシュタグで投稿をしているモデルやフォトグラファーがとても多いので、トレンドハッシュタグなことは間違いありません。
「撮影のジャンルを絞る」時のハッシュタグ
「このジャンルで有名になりたい!」と考えているモデルにおすすめのハッシュタグです。
9 #ポートレートモデル
ポートレートモデルは特に、ハッシュタグから撮影依頼のくる確率が高いです。撮影ジャンルのなかでも、ポートレート撮影をするフォトグラファーは多いのでおすすめです。
10 #被写体
被写体はモデルという意味と似ていますが、どちらかといえば“作品”寄りの写真の時に使われることが多いです。
11 #ファッションモデル
アパレルや雑誌などのファッションモデルは、インスタグラムで仕事を募集していることは少ないですが、スタイルのわかりやすい写真や、ファッションセンスをアピールすることで依頼がくる場合もあります。
12 #サロンモデル
美容室やネイル・つけまつげなどのサロンの人でインスタグラムの利用率はとても高く。自分自身の宣伝になるためのサロンモデルを探している人が大勢いるので、効果のあるハッシュタグです。
13 #カットモデル
美容師・ヘアサロンと繋がりたい人向けのハッシュタグ。大阪や東京など、エリア名を入れておけば近くの美容師から声がかかる可能性があります。
14 #撮影会モデル
撮影会モデルは、あらかじめモデルを募集しているところで登録をしている人も多いですが、モデル自身がフォトグラファー向けに撮影会を企画し屋外などで行う場合もあります。
15 #フリーモデル
上記で紹介したモデルのジャンルもフリーで活動している人が多いですが、フリーモデルをつけることでフォトグラファーが依頼しやすくなります。事務所に入っているかの確認などに手間がかからないので、毎回投稿につけると効果絶大です。
そのほか・モデルに人気のハッシュタグ
他にも、モデルたちが多用するハッシュタグを紹介していきます。
16 #関西モデル
関西でモデル活動をしたい人はやはり、まとを絞ったハッシュタグにする方が撮影依頼の効果はあります。まずは関西のフォトグラファーの間で名前を広めましょう。
17 #モデルさんと繋がりたい
他のモデルと交流することで、モデルに関する色々なことを学ぶこともできるかもしれません。フォロワーの多いモデルなどの投稿を参考にしてみるのも人気モデルへのステップアップに繫がります。
18 #撮影好きな人と繋がりたい
その名の通り、撮られることが好きな人たちとの繫がりを広げることのできるハッシュタグです。
19 #ファインダー越しの私の世界
意味合いとしては写真を撮る側が使うのですが、モデルでこのハッシュタグを使用している人も大勢います。
20#関西写真部SHARE
ちゃっかり載せちゃいますが、関西写真部SHAREのハッシュタグも人気急上昇中です!関西のフォトグラファーやモデルたちがたくさんの作品を投稿しています。月間いいね賞などの家bんともおこなっているのでぜひ投稿してみてくださいね!
さらに効果を上げるには?
もっとインスタグラムからの撮影依頼の数を増やしたい方や効果を高めたいという方には、ハッシュタグにプラスでできることを紹介していきます。
ハッシュタグの投稿の中から興味のある写真にいいねをする
モデルが写真を投稿する際につけたハッシュタグは、同じようにモデルをしたい人か、モデルを探している人の場合が多いです。ですので、挑戦してみたい作品の雰囲気にぴったりな投稿を見つけたら、プロフィールからカメラマンをしているのかを確認し、いいねをしましょう。いいねをされたカメラマンも、モデルの投稿をチェックしている可能性もあるので、そこから撮影以来に繋がることもあります。
#コメントなどの言葉でやる気を伝える
名の広まったフォトグラファーに撮影してもらいたいモデルももちろんいますよね。フォロワーの多いフォトグラファーにいいねやフォローだけで気づいてもらうことは難しいので、言葉で伝えてみるのがいいでしょう。人気フォトグラファーに撮影してもらえればモチベーションも上がり、さらにモデルが楽しくなります。
SNSトラブルには注意!仕事選びは慎重に。
SNSはモデルとカメラマン、企業が気軽に繋がれる便利ですが、一方で個人間でのやりとりによる「SNSトラブル」も多いです。
ポートレート撮影での性被害は大きなニュースにもなり、一対一での室内撮影や、露出のある撮影など、モデルが自分自身を守る行動が必要とされています。
相手の素性や撮影の目的を知らずに引き受けるのは危険ですので、仕事依頼が来たらまず…
- 依頼主の実績・作風を必ずチェックする
- 連絡先、本名を聞いておく
- 撮影した写真の使用目的を知る
はじまりはSNSでも、実際に撮影をするとなったらSNSだけでの繋がりが危険になることもあります。
直接会ったときは名刺をもらったり、携帯の電話番号を聞いておくなど事前の対策をしておきましょう。
まとめ
Instagramで活用したいモデルにおすすめのハッシュタグや、撮影仕事依頼をもらうためのノウハウをご紹介しました。
フリーモデルも可能性は無限大。SNSを通じて想像以上に大きな仕事を獲得できるかもしれません。