
フィルムカメラ風の写真加工がスマホで叶う無料アプリ「film12」。
12種類のノスタルジックなフィルターがあり、何気なく撮影した風景やポートレート写真をワンタップでお洒落に加工することができます。
今回は「film12」の使い方の流れから、筆者が加工した作例写真をご紹介します。
フィルム風の写真加工ができる「film12」
出典:app store
「film12」は12種類のフィルムフィルターが入った写真加工アプリです。
スマホやデジカメで撮影した写真も、「film12」で加工をすればフィルムカメラで撮影したようなレトロな仕上がりになります。シンプルで直感的に使える編集画面で、時間をかけずに編集を行えます。
「film12」の編集方法
「film12」でフィルム風加工する時の流れをご説明します。
1 写真を撮影orアルバムから選択する
アプリを開くとこのような画面が表示されます。
アプリ内でカメラを起動して撮影することも、アルバムから過去の写真を編集することも可能です。
写真を選択すると編集画面に移動します。
2 フィルムを選ぶ
画面下に表示されているフィルターの名前をタップして、好きなフィルムを選択しましょう!
横にスライドすると12種類全てのフィルムを選ぶことができます。
3 スライダーで細かく調節する
写真の背景にある、縦と横の黒いスライダーを使ってフィルムの質感を調節できます。
スライダーの調節内容はフィルムによって異なり、色、ハイライト、露出、コントラストなど、色々な機能が搭載されています。
「bw1970」のスライダーを調節してみます。
【縦のスライダー】



【横のスライダー】



4 保存する
編集が終わったら、編集画面右上のマークをタップして保存をします。
画像サイズを選択したら、スマホのアルバムに保存されます。
また、「film12」という文字をタップすると、フィルターも保存することができます。
「編集したフィルターを他の写真にも適用したい!」という時に便利で、フィルターリストを押すと過去に保存したフィルターを適用することができます。
「film12」の全フィルムの作例写真をご紹介
「film12」のフィルター全種類使って、子供、風景、ポートレートなどの写真をフィルム風に加工してみました。スマホで撮影した写真も、何十年も前に撮影したようなノスタルジックな雰囲気のある写真になっています。
bw1970
【bw1970】1970年代のようなモノクロ調のフィルター。古さも新しさも感じられる独特の白黒写真に仕上がり。
車の中で撮影した子供の写真。顔に夕日が当たって、その周りが影になっているのをモノクロフィルムにするとより味が出ます。
飛行機の窓から撮影した写真。スライドバーで全体を暗くして、雲に日差しが差す部分が明るく光るように加工しました。
lowkey
【lowkey 】露出を抑えたロートーンのフィルター。シャープな色調に仕上がります。金属や夜景などに。
風景、ポートレート、食べ物、いろいろな写真を組み合わせやすいフィルター。元の写真の雰囲気をちゃんと残しつつ、フィルムならではの懐かしさを感じる仕上がりになります。
highkey
【highkey】 明るく柔らかいハイトーンのフィルター。女性や花など優しい雰囲気の写真に。


暗い場所で撮影した写真も明るくしたい場所を強調してかっこいい印象にしてくれます。明るい場所で撮影した写真では、柔らかい雰囲気にしてくれるフィルター。
instant
【instant 】インスタントカメラで撮った写真のような色合いを合成。


京都の古い建物の中で撮影した1枚。インスタントカメラ 風に加工することで切ない表情をさらに引き立ててくれます。


ポートレート写真との相性もGOOD!デジカメで撮ったとは思えないレトロな写真になりました。
bw1990
【bw1990 】セピアのトーニング風のフィルター。黒が映える独特のセピア調。
昭和にタイムスリップしたかのようなセピア調。影と光の差がハッキリした写真を加工するとセピアの良さが発揮されます。
artfilm
【artfilm】デジタル時代のカラートーンを表現したフィルター。カラフルな写真を。
カラフルなフィルム写真にしたいならartfilmがおすすめ。SNS映えスポットで撮影した写真や、花畑と相性抜群です。
television
【elevision】ブラウン管のテレビ風のちょっとした遊び心に満ちたフィルター。
ブラウン管テレビのワンシーンを切り取ったような仕上がりになるフィルター。有馬温泉の街並みを写したスマホ写真を加工しています。建築物や歴史のある観光場所で撮影した写真に合いそう!
glow
【glow】昼の写真は光のにじみを、夜の写真は輝きを増したような効果。
光のにじみが再現された優しい雰囲気を演出できるフィルター。鮮明でハッキリした表現のデジタル写真の印象を変えたいときにおすすめです。
failure
【failure】失敗した写真風の現代版ユニークフィルター。ほかにはない写真。
フィルム特有の失敗風の写真加工ができるフィルター。他のアプリでは見ない珍しいフィルムフィルターです。
bokeh
【bokeh】ボケを表現したフィルター。ジオラマ風の写真なども。


自然なボケ味で、強調したい部分だけを残しておくことができます。ボケの範囲をスライダーで調節可能。
blue
【blue】いろいろな青を集めたフィルター。写真に合わせて好きな青を。
スライダーを調節することで明るい青、落ち着きのある青など、いろいろな青を楽しめるフィルター!
poster
【poster】 ポスタリゼーションフィルター。よりグラフィカルな写真に。



昔の広告写真のようなアートな仕上がりに!手作業では難しいアートな加工ができるところがfilm12の魅力です。
「film12」の感想レビュー
「film12」は他のフィルムカメラアプリとは違ったレトロなフィルターを12種類楽しめるアプリです。
どのフィルターも個性が強いので、色味が合う写真を見つけるのに時間がかかりますが、相性の良い写真を見つけられた時に嬉しくなります。
- 画質が悪い、機種の古いスマホカメラで撮った写真もフィルム加工すると雰囲気が出る
- フィルター保存機能で自分らしいフィルム加工を他の写真に適用できる
- 1つのフィルターの中で幅広い調節ができる
- 直感的に操作できる編集画面で悩まない
数々のフィルムカメラアプリを使用してきましたが、他のアプリと比較すると加工する写真に少し悩むアプリだなと感じました。
1つ1つが独特な色味なので、どの写真を選んでもフィルムの良さが出るというわけではありません。しかし、相性の良い写真を見つけると「film12」のフィルターの魅力を引き出せます。
他にもいろいろな写真の加工にトライしてフィルターの分析をしていきたいです。
まとめ
フィルムカメラ風の加工ができるスマホアプリ「film12」のレビューをお届けしました。
ネガフィルム・現像代の値上げから日常的にフィルムカメラを使用することが減った方や、スマホ写真をお洒落に加工したい方はぜひ「film12」をダウンロードしてみてくださいね。