Image: キヤノン
ついにキャノンからの待望の35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレス機が発表されました。その名も「EOS R」。キャノン公式オンラインショップでの参考価格は23万7000円(税別)。10月下旬に発売予定です。予約は9月12日10時より開始されます。EOS Rにあわせて新マウントであるRFレンズも4機種とマウントアダプター4種も順次発売します。
先日ニコンが初のフルサイズミラーレス機「Nikon Z7/Z6」を発表しましたが、それに続くようにキャノンからも新マウントのフルサイズミラーレス機が誕生しました。
どうやらパナソニックからもフルサイズのミラーレス機が今月9月にでるのではないかという噂もあります。各カメラメーカーが続々とミラーレスに力を入れているようです。一眼レフカメラの時代から本格的にミラーレスの時代に今後入っていきそうです。
新システム「EOS Rシステム」
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ニコンは4000万画素のZ7と2000万画素のZ6というラインナップでしたが、キャノンEOS Rはちょうど間の3030万画素です。記録媒体はNikonZ7/Z6がXQDカードなのに対して、キャノンはSDカードを採用。最大ISO感度は40000(拡張ISOは102400)、シャッタースピードは最大1/8000秒、そして今までのEOSで使われていた「LP-E6N」バッテリーをそのまま使用することもできます。NIkonのZ6よりも価格は安く、記録媒体やバッテリーなど、今までのキャノンユーザーからすると、ありがたい設計、価格設定になっています。
また、「EOS R」はオートフォーカス性能は格段に向上させているようで、オートフォーカスエリアの拡大、そしてオートフォーカススピードは0.05秒の世界最速を達成しているようです。
“EOS Rシステム”は、高画質へのこだわりに加え、快速・快適を追求した撮影機能により、新たな顧客価値を提供します。
とキャノンの公式ページにもあるように、ユーザビリティを意識した設計も期待できます。
【EOS Rシステム紹介動画】
9月5日 発表の製品一覧
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本日9月5日に発表された製品の一覧になります。
カテゴリー | 製品名 |
カメラ | EOS R |
バッテリーグリップ BG-E22 | |
USB 電源アダプター PD-E1 | |
レンズ | RF24-105mm F4 L IS USM |
RF50mm F1.2 L USM | |
RF28-70mm F2 L USM | |
RF35mm F1.8 MACRO IS STM | |
マウントアダプター | マウントアダプター EF-EOS R |
コントロールリング マウントアダプター EF-EOS R | |
ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 円偏光フィルター A 付 |
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ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 可変式NDフィルター A 付 |
出典:https://global.canon/ja/news/2018/20180905.html
新マウント「RFマウント」の「REレンズ」
Nikonの新マウント「Zマウント」に対し、キャノンは「RFマウント」という新マウントを開発しました。EFマウントの大口径54mmを継承して、F値の高いハイスペックなレンズの開発を可能にしました。さらに従来のEFマウントに比べてレンズ設計の自由度を飛躍的に高めているようです。
またレンズにはフォーカスリング、ズームリングに加えコントロールリングというものを搭載していて、露出補正や絞り数値の設定などを任意に割り当てて使うことができる新たな機能が追加されています。
新しいRFレンズは現時点で4種類発表されています。
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標準ズームレンズ RF24-105mm F4 L IS USM
価格:15万5,000円(税別)
発売時期:2018年10月下旬
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大口径標準単焦点レンズ RF50mm F1.2 L USM
価格:32万5,000円(税別)
発売時期:2018年10月下旬
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大口径標準ズームレンズ RF28-70mm F2 L USM
価格:42万円(税別)
発売時期:2018年12月下旬
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広角マクロレンズ RF35mm F1.8 MACRO IS STM
価格:7万5,000円(税別)
発売時期:2018年12月下旬
個人的には、標準ズームレンズのF2通しのかなり明るいレンズが使い勝手も良さそうで、気になるレンズの一つです。ですがかなりいい値段します…。
最後に
以上、キャノンから発表されたフルサイズのミラーレス機「EOS R」についてまとめました。一般のカメラユーザーはもちろんのこと、プロカメラマンもどんどんミラーレスに乗り換えている人が増えているようです。これから本格的にミラーレスの時代に入っていくことになりそうです。
まだミラーレス機を持っていないという人は、早めの検討をオススメします。