シネマチックな写真が撮れる!ブラックミストフィルターのおすすめ紹介
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小野友暉
どうも関西写真部SHAREの小野友暉です。

 

今回は、まるで映画のワンシーンの様なシネマチックでエモい写真が撮れると話題の「ブラックミスト(Black Mist)フィルター」について解説していきたいと思います。

またブラックミストフィルターの選び方〜おすすめのブラックミストフィルターもご紹介します。

 

ブラックミストとは?

ブラックミスト

ブラックミスト(Black Mist)とはハイライトとシャドウのコントラストを抑えて、柔らかく表現してくれる写真や動画で用いられる効果のことを言います。映画やミュージックビデオ等でたびたび使われているのを目にします。

最近では写真で使う人も増えています。ブラックミストの効果を適応することで、何気ない日常のカットが一気にシネマチックな、映画のワンシーンのようなニュアンスになります。

写真や動画の編集ソフトのプラグインがありますが、実際の映像制作の現場で使われるようなプラグインなのでなかなか高価です。最近アマチュアカメラマンの中でも人気となっているのが、「ブラックミスト円型フィルター」です。レンズにそのまま取り付けるだけで簡単にブラックミストの効果を得ることができます。手軽にブラックミストを楽しめる様になりました。ポートレイト、スナップ、テーブルフォト、ナイトフォトなどさまざまなジャンルで使えます。

スチール(写真)は映像に比べるとコントラストが高く、シャープネスな傾向にあり、良くも悪くも綺麗に写りすぎます。どうしてもデジタルカメラ感が抜けず味気ない写真になってしまうので、ここ最近でフィルムカメラ風や、シネマチック風が流行りました。ブラックミストフィルターはいわゆる「エモい」写真が撮れるので大変人気となっています。

 

 

ブラックミストフィルターの選び方

ブラックミストフィルターはKenko、K&F Concept、NiSi、TIFFEN、MOMENTと様々なブランドから発売されています。初めてフィルターを買うという人向けにブラックミストフィルターの選び方を簡単に解説します。

 

1フィルタータイプから選ぶ

ブラックミストフィルターにも種類があり、まず円型と角型の2つの種類があります。

円型はレンズに直接取り付けるタイプの円型のフィルターです。フィルターだけ買えばすぐに使えるのでお手軽で価格も安いです。しかし決まったフィルター径のレンズでしか使えません。ステップアップリングを使うことで小さいフィルター径のレンズでも使うことができます。保護フィルターと同じ感覚で取り付けられるためレンズ周りもゴツくなることがありません。街撮りにも向いています。

角型はホルダーにつけるタイプの四角いフィルターになります。まずレンズにホルダーを取り付けて、ホルダーにフィルターを入れて使います。さまざまなフィルター径のレンズで使うことができますが、フィルター以外に揃えないといけないものが多く、基本的にはプロ向けのフィルターなので価格が非常に高くなります。また取り付けるとレンズ周りはゴツくて大きくなります。

角型フィルターはプロ向けで数も少なく、非常に高価なため円型フィルターがおすすめです。

 

 

2濃度で選ぶ

ブラックミストフィルターには効果量を表す濃度があります。濃度は「1/2」「1/4」「1/8」という数字で表しています。「1/2」が一番濃度が高く(効果が感じやすい)「1/8」が濃度が低く(効果が感じにくく)なります。Kenkoの場合は「No.01」「No.05」という数字で濃度を表記していて「No.1」の方が濃度が高いです。

濃度に関しては正直好みなので何がいいかというのは自身で判断してみてください。

 

 

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ブラックミストの特徴・効果

ブラックミストフィルターをつけることで得られる効果を簡単にまとめました。

特徴1 夜景の光をふんわりと柔らかくする

ブラックミストの特徴、効果

夜景の光源をふんわりと柔らかくしてくれます。ブラックミストフィルターを通すことで何気ない夜景シーンがドラマチックな演出に変わります。夜景や夜景ポートレートを撮られる方におすすめです。

 

特徴2 人物の肌を滑らかにする

ブラックミストの効果

ブラックミストフィルターを使うことで、シャープネスを抑えて、コントラストも弱めてくれるため、ポートレート撮影では人物の肌を滑らかに表現してくれます。普段からポートレートを撮られる方、今までレタッチで肌補正していたカメラマンにはとても嬉しい効果です。

 

特徴3 逆光のシーンをシナマチックに表現

ブラックミストの特徴、効果

ブラックミストフィルターは光源を背中に背負っている逆光のシーンでその効果がより感じやすくなります。屋外での逆光シーンではもちろんですが、室内での逆光、反逆光でもかなり効果的です。MVやショートムービーなどではこの特徴を活かした室内シーンをよく見かけます。

 

 

 

 

おすすめのブラックミストフィルター

それではおすすめのブラックミストフィルターを4つほどご紹介します。使い勝手の良い円型フィルターでチョイスしました。

 

1Kenko レンズフィルター ブラックミスト 

Kenko ブラックミストフィルター

出典:Amazon

フィルターを始めさまざまなカメラ用品を販売しているKenkoのブラックミストフィルターです。今のところラインナップは円型フィルターの濃度「No.1」と「No.5」の2つです。個人的には「No.5」が気に入っていて愛用しています。後ほど紹介する作例写真や動画もこのKenkoのフィルターを使って撮影しています。

 

 

 

 

 

2NiSi 円形フィルター ブラックミスト

NiSiブラックミストフィルター

出典:Amazon

カメラの角型フィルターを中心に製品開発をしているNiSiの円型フィルター ブラックミストです。他社ブランドに比べるとやや価格は高くなりますが、フィルター専門で作ってきただけあってクオリティの高さを感じます。NiSiのフィルターはブラックミスト以外にもかなり魅力的なフィルターがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

 

 

3K&F Concept NANO-X ブラックミスト

K&F Concept NANO-X ブラックミスト

出典:Amazon

こちらもさまざまなカメラグッズを販売しているK&F Conceptのブラックミストフィルターです。MRCナノコーティングされているのが特徴で、ピントの芯を保ったまま光を柔らかく拡散し、コントラストを抑えることで捉えた光をさらに美しく演出してくれます。

 

 

 

4Moment CineBloom Diffusion Filters

Moment シネマ フィルター

出典:Moment 

海外のカメラグッズブランドMomentからもブラックミストと同じような効果の「CineBloom」というフィルターが発売されています。適用効果がオーバーな感じもややしますが、いわゆるエモい感じの写真が撮れます。Amazon等では現時点では販売していないので、海外サイトで購入可能です。

 

 

 

 

ブラックミストを使った作例写真、動画

実際にブラックミストフィルターを使って撮影した作例写真と動画をいくつかご紹介します。写真はフィルターありの場合となしの場合を比較してご覧ください。

 

まず最初にご紹介するのがこちらの大阪夜景を撮影した動画です。もともとはジンバルの作例動画として作ったものですが、ブラックミストフィルターも使っていたので、ブラックミストの効果が感じられると思います。

 

 

 

続いて、屋外でポートレートを撮影してきた時のブラックミストフィルター作例です。明暗差があるロケーションで使うとより効果を感じやすいです。

ブラックミストフィルター作例

フィルターなしの画像では全体的にシャープネスでコントラストも高くなっています。ブラックミストフィルターありでは全体的にふわっと柔らかくなり、コントラストは低くなっているのがわかります。

 

 

続いて顔よりのカットで比較してみました。

ブラックミストフィルター作例

違いははっきりしています。人の肌もやや滑らかになっているのがわかると思います。上記の動画と写真は「Kenko ブラックミストNo.05 」を使って撮影してみました。

 

 

 

ちなみにブラックミストのプラグインを適応した動画もご紹介します。こちらの動画はフィルターなしで撮影した映像に後からブラックミストの効果を足しています。プラグインはRed Giant Completeに入ってる「Looks」プラグインでブラックミスト効果を適用しています。

 

 

 

実際にブラックミストフィルターを使った感想

使用風景

小野友暉
今回、円型のブラックミストフィルターを使ってみましたが取り付けも非常に簡単で手軽に導入できました!いつもと同じ感覚で撮れるのですが、撮った写真を見てみるといつもとは違う仕上がりになっているので、感動がありました。映像ではプラグインでブラックミストを使うことが結構あったのですが、プラグインのブラックミストよりもフィルターのブラックミストはより自然な感じがしました。写真でも映像でも使えるのが嬉しいポイントです。

 

 

 

最後に

以上、ブラックミストフィルターのご紹介でした。ブラックミストフィルターを使うことで簡単にシネマライクな写真や動画を撮影することができます。少ない投資金で今までとは一味違う仕上がりになるので、興味のある方はぜひ一度試してみてください。

 

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