みなさんはどのようなカメラバッグを使用していますか。
筆者はカメラをはじめてから長い間なかなか理想のカメラバッグに出会えなかったという過去があるのですが、みなさんの中にもそういった方がいらっしゃるのではないでしょうか。
カメラバッグというのは大切な機材を持ち運ぶものになるので、丈夫さであったり機能性のところが非常に大切なところになってきます。しかし、機能がしっかりしているものは様々なところから販売されているものの、筆者的にはデザインがもう少し良ければなというようなものが多く、これまでなかなか購入できずにいました。
今回の記事では機能性だけでなく、デザインにも拘って作られたVANGUARDのカメラバッグ「ALTA SKY 62」をご紹介していきます。
ALTA SKY 62
販売価格:¥44,000 |
VANGUARDについて
VANGUARD(バンガード)は1986年の設立以来、カメラバッグや三脚などの撮影機材やアクセサリーから、単眼鏡/双眼鏡といったアウトドア用品、アクセサリーまで多くの製品を開発し、世界中で販売しています。より質の高い経験を、より気軽に楽しんでいただけるようにと、各領域のプロフェッショナルと協力し、フィードテストを重ねたりとユーザーの立場、視点にこだわって製品開発を行っているブランドです。
専門的でスタイリッシュ、独創的で気の利くデザインのVANGUARD製品は多数の特許も持ち、TIPAアワードやレッド・ドット・デザイン賞、日本グッドデザイン賞など国際的なアワードも多数受賞し、世界中のユーザーに愛用されています。
VANGUARD「ALTA SKY 62」の特徴とスペック
ALTA SKYシリーズはこれまでにない優れた機材保護力と、ユーザーが自由に設計できる柔軟な収納システムをもって、プロフェッショナルフォトグラファーに多彩な機能を提供するダイナミックバックパックシリーズです。 2024年10月現在、ALTA SKYシリーズだけでも8つの製品が販売されています。
今回の記事でご紹介するALTA SKY 62は、24リットルの実用的なバックパックで大型の超望遠レンズが装着された状態のカメラをそのまま収納し持ち運ぶことも可能になっています。最大6つのレンズも追加で収納可能で、16インチノートパソコン、11インチタブレットも収納可能です。
VANGUARDの「ALTA SKY 62」を実際に使ってみた
今回ご紹介するバックパックは大容量というだけあって大きなものになっていますが、バックパック自体の重さは 2.66kgしかありません。本記事でご紹介するALTA SKY 62のカラーリングはグレーを基調としており、差し色でイエローを使ってデザインされており、VANGUARDらしいシンプルでお洒落なデザインになっています。
バックパックの外観から見ていくと、外ポケットも充実しているのが分かります。両サイドに500mlペットボトルが楽々入るポケットが付いており、片方にはファスナー付きの収納ポケットも付いています。
バックパック正面下部にも2つポケットが付いています。
大きい方のポケットは中でも仕分けが出来るように作られています。
また、バックパック上部にもポケットが付いていたりと、大容量な荷室だけでなく、細かな持ち物までしっかり収納出来るようになっています。
他にも、三脚をバックパックに取り付ける際に使う受け皿のようなポケットであったり、レインカバーも備わっています。
これまでの写真でお気付きの方もいらっしゃると思うのですが、背面にもこだわりが詰まっています。
特別に設計された背面パッドとハーネスシステムが採用されており、しっかり体にフィットするように設計されています。胸部とウエスト部分に付いているベルトを締めることで、より抜群の安定感が得られますし、通気性も良いので汗をかくような長時間の使用でも快適に背負うことができます。 やはりハイキングや登山というシチュエーションを想定しているだけあって、背負った時の安定感や、長時間の使用も苦にならないようにしっかり考えて作られているのが分かります。
また豊富な収納スペースだけでなく、デ イジーチェーンやループなども付いているのが本格的な感じがして、ALTA SKY 62に機材を詰めて山に撮影に行ってみたくなりました。
大容量バックパックのメインの収納部は2つあり、1つはバックパック背面から、もう1つはバックパック上部からのアクセスになっています。
背面からアクセスする収納部は一目で見てわかる大容量の収納量です。一番大きいスペースには超望遠レンズも難なく収納が可能でありながら、カメラにレンズを付けたまま収納することが出来ます。
バックパック上部からアクセスする収納部は機能的なもので、カメラや、使用頻度の高いレンズを収納しておくことで、すぐにカメラやレンズを取り出すことが出来ます。
こちらはバックパックの両サイドにあるフックなのですが、これをしっかり掛けておくことで開き過ぎないように調整出来るようになっているところが、機材を扱うユーザーへの思いやりなのだなと感じました。
収納部へのアクセスが少し制限されることでバックパックを立てながらでの、機材の出し入れを安全に行うことが出来るようになっています。
VANGUARD「ALTA SKY 62」のおすすめポイント
ALTA SKY 62の魅力の1つはやはりその収納量にあると思います。ですが、ただ沢山の機材が入るからおすすめしている訳ではありません。 収納量が増えれば増えるほど、当然重量が大きくなり、背負って歩くのも大変なはずなのですが、ALTA SKY 62の場合は他のカメラバッグに比べて圧倒的に楽だったということがありました。
筆者自身カメラバッグは何点か持っているのですが、ALTA SKY 62を背負った時の安定感や、フィット感は他のカメラバッグとは比べものにならない程に良かったという印象があります。
重いものを背負って歩くとその重量に体が振られたりしますが、しっかりフィットしてくれているからこそ、その重量に振られず、しっかり歩くことが出来ているのだなと他のバックパックと比較して感じました。
ですので、野鳥撮影や風景写真を撮っている方やアウトドアで写真を撮る方には是非一度背負っていただきたく思っております。
あとは、移動の多いカメラマンさんにも使っていただきたいなと思いました。機材も多めに持っていくことも出来ますし、空いたスペースに着替えを入れておけば泊まりの出張撮影でもALTA SKY 62だけで向かうことが出来ます。
まとめ
今回はVANGUARDから大容量のバックパックALTA SKY 62をご紹介させていただきました。たくさんのカメラバッグが販売されていますが、大容量でいて、尚且つ背負っていてこれ程までに楽なカメラバックパックはないのではないかと思っています。カメラバックパックではありますが、そもそものバックパックとしてのクオリティが非常に高く、登山やハイキングを趣味とする方、旅をされるバックパッカーの方にも使ってみていただきたいと思いました。
VANGUARDには本記事で紹介した「ALTA SKYシリーズ」以外にも様々な個性を持ったカメラバッグが販売されています。筆者自身は「ALTA FLYシリーズ」を愛用しているのですが、同じVANGUARDのカメラバッグでもどれもスタイリッシュでお洒落なデザインではあるけど、やはりシリーズによって機能面の個性が全然違うのが 印象的でした。 カメラバッグの購入で悩まれている方がいらっしゃいましたら、是非一度VANGUARDの豊富なラインナップを見てみていただければと思います。
ALTA SKY 62
販売価格:¥44,000 |