サムヤンがニコンF用の超広角レンズをはじめて販売「AF 14mm F2.8」

サムヤンが、ニコンFマウント用の超広角レンズをはじめて販売することを発表しました。あまりなじみのないメーカーですが、1972年に韓国で創業した老舗の企業です。日本でもケンコー・トキナーが代理販売しています。

もともとキヤノンEFマウント用に販売されていたAF 14mm F2.8が、ニコンFマウント用にも使えるようになりました。今回は、超広角レンズ AF 14mm F2.8について紹介します。

 

 

AF 14mm F2.8のスペック

AF 14mm F2.8

参照:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079G2GJHQ/shareyuki-22/

まずはスペックから。

 

モデル名

AF 14mm F2.8 F

マウント

ニコンFマウント

F

F2.8(開放絞り)

F22(最小絞り)

焦点距離

14mm

レンズ構成

1015

画角

116.6°(フルサイズ)

92.8°APS-C

サイズ

φ90.5mm×93.1mm(最大径×長さ)

質量

474g(レンズキャップを除く)

 

最初にも説明しましたが、ニコンFマウント用の超広角レンズです。初心者にとって厄介なのが、マウント。私もはじめてマイクロフォーサーズ用のレンズを購入しようと思ったときに、マウントについてよくわからなくて、店員の人に「これこのカメラに装着できます?」って確認しました。店員が「マイクロフォーサーズのカメラだから(メーカーが違っても)そりゃ使えるでしょ……」みたいに、あきれ気味にいったのをよく覚えています(汗)。

ともかくニコンのカメラだけでも、Fマウントと1マウントのほかに、今年発売されたフルサイズのミラーレスカメラ用のZマウントなどがあります。

ニコンFマウント用のカメラはフルサイズとAPS-Cの一眼レフカメラの2種類販売されています。どちらのカメラにも装着可能です。

 

AF 14mm F2.8

参照:http://www.samyanglensglobal.com/en/product/product-view.php

超広角レンズってなかなか使い道がないと思うかもしれませんが、旅行に出かけると1枚の写真に風景をできるだけ詰めたいと思うシーンによく出くわします。ちょうど紅葉のシーズンで、四方に見える山々を写真に収めるとなると、どうしても超広角レンズが必要になってきます。よくF2.8(F4.0)通しで広角、望遠、標準のレンズを大(小)三元と呼びますが、私が最初に購入したのが超広角レンズでした。旅行に出かける人にとって、重宝するレンズだと思います。

 

AF 14mm F2.8

参照:http://www.samyanglensglobal.com/en/product/product-view.php

サンプルの写真を確認するとわかると思いますが、フルサイズのカメラ用に使える超広角レンズなので、画角が本当に広いですね。紅葉の山々だけでなく、空港のコンコースや高層ビル群なども1枚の写真に収めそうです。

 

コストパフォーマンスの高さも魅力

上述のようにF値がF2.8で、非常に明るいレンズなのも特徴。超広角レンズでF2.8の明るさをもつレンズとなると、どうしても価格は高くなります。AF 14mm F2.8の場合、6万円台で購入可能というのも魅力。重量もレンズキャップを含めて500gと、超広角レンズとしては非常に軽いのもうれしいですね。

AF 14mm F2.8

参照:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079G2GJHQ/shareyuki-22/

サムヤンのレンズはマニュアルフォーカスのものが多いのですが、このレンズはオートフォーカスも可能です。サムヤンによると、AFモーターの性能を最大限にすることで、速く静かに撮影をすることが可能になったそうです。加えて、AFMFとを切り替えられるスイッチも装備し、便利に仕上がっています。

 

AF 14mm F2.8

参照:https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/camera-lens/samyang/photo/8809298884994.html

超広角レンズで気になるのは、歪曲収差。画面の中心は真っ直ぐに写りますが、周辺になるほど直線が曲がって写る現象が、歪曲収差です。

 

AF 14mm F2.8

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%AA%E6%9B%B2%E5%8F%8E%E5%B7%AE

 

サムヤンは、歪曲収差を最大限に抑えたといいます。しかしAF 14mm F2.8のレビューを確認すると、ゆがみが気になるという記述が散見されました。超広角レンズを購入したい方にとって歪曲収差は気になるところ。掲載されている自然風景の作例を確認しましたが、私はそれほど気にならないといった印象です。作例を掲載しますので、実際に自分の目で確かめてください。

 

AF 14mm F2.8

参照:http://www.samyanglensglobal.com/en/product/product-view.php

 

まとめ

いかがでしょうか。サムヤンの超広角レンズのウリは、コストパフォーマンスの高さでしょう。明るさと軽さを兼ね備えた超広角レンズに仕上がっています。ニコン製の超広角レンズは高くて手が出せないという人に、おススメのレンズだといえるのではないでしょうか。

トップ画像参照:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079G2GJHQ/shareyuki-22/

 

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