クリップオンストロボで躍動感のあるかっこいい写真の撮り方

先日、メンズモデルを撮らしてもらう機会がありました。普段は女性モデルばっかり撮っているので、メンズモデルを撮らしてもらうのは実に半年ぶりの事でした。せっかくのメンズモデルだったのでありきたりなポートレートは今回は置いておいて、躍動感のある写真を撮ってみようと撮影に臨んできました。

 

野外ロケでの使用機材

今回の撮影は野外で躍動感のある写真の撮影ということで、止まった被写体をとるわけではないので、難易度がかなり上がります。また、撮る側(カメラマン)も合わせて動かないといけないため、なかなか体力を使います(笑)そんなに重たい機材を持っていてはしんどいので、身軽さを重視して格好や機材を選びました。普段あまり履かないスニーカーを着用。そしてカメラはNikon D750を使いました。僕の持っているフルサイズ機の中では一番軽いカメラです。

 

 

そしてレンズはNikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRを使用。本当は14mmくらいの広角レンズがあれば良かったのですが僕は持っていないため、とりあえず標準レンズで代用です。

 

ストロボはNissin Di700Aとワイヤレスで飛ばすためにAir1を使いました。ストロボは一脚に取り付けて使用しました。この組み合わせが結構便利で、いろんな使い方ができます(アシスタントが必要になってきますが)。ちなみにこんな見た目です。

 

クリップオンストロボと一脚

 

いざ、躍動感のある写真を求めて!

今回のモデルさんには全身真っ黒の衣装で来てもらい、男らしい力強さとクールなイメージで撮影していきました。大阪の中崎町に程よい高さの塀があったので、飛び越えてもらっているところを撮ることに!クリップオンは横から下目から上方向に当てながら撮ってみました。こんな感じです。

 

撮影風景

 

この方法で撮影したのがこちらの写真。

 

躍動感のある写真

ISO800 焦点距離24mm 絞りf7.1 シャッタースピード1/60で撮影。

 

シャッタースピード1/60くらいが程よくブレてくれてかっこよく写ります。これはこれでいい感じですが、躍動感をもう少し出したいと思ったので、今度は思いっきり回転ブレを加えて撮ってみました。それがこちら。

 

 

回転ブレを加えた写真

ISO800 焦点距離24mm 絞りf9 シャッタースピード1/60で撮影。

 

回転ブレはどうやっているのかというと、単純にシャッター切った後カメラ本体を回転させます(笑)。イメージこのような感じ↓

 

回転ブレイメージ

 

この回転ブレを使うとこんな躍動感のある写真が撮れます。なかなかピントを合わせつつ、綺麗に回転させるのは難しいかもしれませんが、成功したらかっこいい写真が撮れます。ぜひとも挑戦してみてくださいね。

 

クリップオンストロボでこんな使い方も

他にもクリップオンストロボを使っていろんな撮り方を試してみたので少し紹介していきます。

 

ハイスピードシンクロで撮影。

ISO800 焦点距離24mm 絞りf2.8 シャッタースピード1/1000で撮影。

 

ハイスピードシンクロで背景の光量を落とし、なおかつ動きをピタッと止めてみました。これもまた面白い写真ですね。光は斜め横から当てています。

 

 

逆光で撮影した写真

ISO800 焦点距離52mm 絞りf2.8 シャッタースピード1/800で撮影。

 

続いてはこんな撮り方。被写体の真後ろから照らして逆光で撮影。被写体の後ろでアシスタントにクリップオンストロボを持って縮こまってもらってます。

 

最後に

以上、躍動感のある写真の撮り方、ライティングの例をいくつか紹介しました。参考になるかはわかりませんが、気になった方はぜひとも挑戦してみてくださいね。躍動感のあるかっこいい写真を撮りましょう!

 

撮影小野友暉

アシスタント野崎梨奈

モデル:ゆーじ @yuuuuji_

 

スポンサードリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事